自転車

旅用自転車のリアキャリアにLEDテールランプを取り付けた

CATEYE REFLEX AUTO(TL-LD570-R)を購入した

ママチャリのようなクロスバイクのような自転車、『プレシジョントレッキング(通称:プレトレ)』の旅仕様の改良を進めています。今回はテールライト取り付けのお話です。

ここまで、リアキャリアとパニアバッグの取り付けをしまして、積載能力が大幅に向上しました(参考:プレトレにキャリア(MT-800N)を装備して運搬力向上を図る!カゴ付自転車だけどオルトリーブのパニアバッグを装備させて旅仕様に)。

ところがこれらパーツの取り付けによって、今まで取り付いていた100均のテールライトの光が遮られてしまいました。そこで設置位置の改善を目指すとともに、今までの100均テールライトよりも視認性の良い製品を探してみることにしました。

また、2017年に購入してから何度か故障がありました。その対策や替えのパーツについても追記で載せています。

この記事の内容(カゴチャリ貢献度:★★★★☆)

  • 100均のテールライトは旅用途には不向きだった
  • キャットアイ REFLEX AUTO(TL-LD570-R)を購入
  • 本製品の使用中の不具合と対策、替えの部品について

旅用自転車にLEDテールライトを取り付けた

シートポスト取り付け型のライトは旅用途に不適

まず、今までの話です。私の自転車であるプレシジョントレッキング(以下、プレトレ)には、シートポストに取り付ける100均のテールライトが付いていました。

100均(ダイソー)テールライトアイキャッチ
100均(ダイソー)テールライトの耐久性能強化を検討する100均(ダイソー)のテールライトを改良しました。ライトを取り付ける部品の付け根やネジの素材に不満があったので手元にあったパーツを利用して耐久性能を改善できないか試しています。今回は金属類の部品を追加することで問題の解消をすることができました。...

使いやすくて気に入っていたのですが、今回リアキャリア(MT-800N)を取り付けて旅仕様に改良したことで、後方への光が遮られてしまう事態が発生しました。

リアキャリアに荷物を載せなければ使用できるものの、それでは旅用途としては機能しないので考える必要が出てきました。

旅用途のテールライトとして、シートステー取り付けを考えたものの光が遮られてしまいそうだった

代替案として、プレトレのシートステー(写真車体右部分)に元々取り付いているテールライトをLED発光タイプに交換するということを考えました。

ところが、今度はサイドバッグ(パニアバッグ)と干渉気味になってしまうので、採用とはなりませんでした。

実はMT-800Nはテールライトが取り付け可能でした

リアキャリア(MT-800N)にはテールライトを取り付けることが可能

プレトレを旅仕様で運用すると、本体に取り付けるテールライトと相性が悪いと分かりました。解決方法を探していると、意外な方法がありました。

それはリアキャリア(MT-800N)に直接テールライトを取り付けてしまう方法です。

私のリアキャリアには、テールライトを取り付けるための穴が最初から備わっていました。観察してみると、縦に2つ穴が開いているのでそこに取り付けることができそうです。

取り付け位置も自転車の最後方なので、一切の干渉がないというのも良いですね。

キャットアイ REFLEX AUTO(TL-LD570-R)を購入

CATEYE REFLEX AUTO(TL-LD570-R)を購入した

リアキャリアに直接取り付けることが出来ることが分かったので、それに合うテールライトを探しました。旅用途を兼ねるのでとにかく大きくて派手なものが良いですね。

色々探して、CATEYE REFLEX AUTO(TL-LD570-R)を購入しました。

CATEYE_REFLEX_AUTO(TL-LD570-R)のリアキャリアマウントの取り付け穴の説明

本製品にはリアキャリアに取り付けるためのマウントとねじが付属しています。すごく親切ですね。

取り付け方法は大きく分けると縦(写真ピンク丸)と横(写真緑丸)の2パターンあります。これはリアキャリアの土台の形状によって変わります。私の場合は縦長の土台だったので縦穴部分を活用しました。

これとは別にライトのロック穴(写真水色丸)があります。ライトを取り付けてこの部分にネジを取り付けるとロックされます。ただし、私の場合は別の方法でロックするので仕様しません。この方法は後述します。

キャリア(MT-800N)にテールライトを取り付けた

CATEYE-REFLEX-AUTO(TL-LD570-R)をリアキャリアに固定する際、ライトの裏側からネジを1本足してロックした

縦長の土台に対して取り付けを行う場合、基本的にネジを1本使用します(写真ピンク部分)。

これに加えてですが、私はライトの裏側からもネジを止めています(写真緑丸部分)。この部分をネジでとめるとライト本体がロックされて外せなくなります。

その際、付属のネジだと長いのでワッシャーと六角ナットを組み合わせて調整しています。短いネジを用意しても良いと思います。

CATEYE-REFLEX-AUTO(TL-LD570-R)のマウントの中央部分を裏側からネジで締めるとライト本体がロックされる

なぜライト本体がロックされるかというと、マウントに付いているライトを取り外すレバーの機能がネジで固定されて動かせなくなるためです。

この部分はプラスチック製で、あまり長いネジで圧迫すると割れてしまいそうだったので六角ナットで長さの調整をしました。

ライト本体のロックは、2つ前の写真のネジ穴利用が正規の方法ですが、個人的には今回の方法が好みです。ネジ2か所の固定でライト本体やマウントの安定性も増しますから一石二鳥かなと考えています。

CATEYE-REFLEX-AUTO(TL-LD570-R)を実際に使用した様子

取り付けたテールライトを実際に使用した様子です。以前改良したバーエンドLEDとセットで綺麗に光っています。

購入した当初、「大きくて悪目立ちするかな?」とも思ったのですが、実際に暗闇で光らせてみると私としてはちょうどいいと感じました。

車やオートバイの立場で考えると、速度の速い状態で自転車を認識しないといけないので大きめのライトの方が分かりやすいです。

人によって重さやデザインなど好みが割れると思いますが、私は安全が第一なのでこの製品をとても気に入りました◎

キャットアイ REFLEX AUTO(TL-LD570-R)の詳細

TL-LD570-R説明-01   TL-LD570-R説明-02

キャットアイ REFLEX AUTO(TL-LD570-R)とリアキャリアの相性の良さが分かったところで本製品の詳細について少し触れたいと思います。

サイズは公式より81.4 x 44.3 x 30.3mmです。やはり横幅81.4mm(8.4cm)の大きさでしょうか。実際に初めて触った時も「大きいな」と感じました。

私としては大きめのもの(発光が目立つもの)を求めていたので良かったと思っています。ただ、スマートな製品を好む方は向かないでしょうね。

付属品として台座が2種類付いています。シートポストに取り付けるタイプ(取り付け径:約ø21.5~31.8mm)のものと、本記事にあるキャリアに付けるものです。

TL-LD570-R説明-03   TL-LD570-R説明-04

REFLEX AUTO(TL-LD570-R)の内部です。本製品は単四電池2本で駆動します。

赤い反射板と電池含む基盤を収める土台は素手で簡単に分解ことができます。後述しますが、少し緩いような…?

LEDは5個付いていて、そのうち一つがハイパワータイプとのことで後方にしっかりと主張がしたい私としては嬉しい仕様です◎

ちなみに赤い反射板と黒い土台の間にはゴムパッキンが挟まっています。このパッキンが傷まない限りは水が内部に浸入することもなさそうです。

REFLEX AUTO(TL-LD570-R)の細かな機能

オートライト機能搭載

REFLEX AUTO(TL-LD570-R)はオートライト機能が搭載されています。

明るさと振動に反応し発光をはじめるので、夜道はもちろんのことトンネルでも自動点灯します。外が明るければ、トンネルを抜けると自動で消灯します。

これは旅仕様の自転車には嬉しい機能だと思いました。重たい自転車を支えながら付けたり消したりするのは大変ですからね。

オートライト機能は振動静止後も50秒間は発光を続ける仕様なので、信号や一時停止時などもいきなり消灯しないあたり工夫されているなと感じます。

発光パターンが豊富

REFLEX AUTO(TL-LD570-R)は発光パターンが5つと豊富です。それぞれの発光パターンで以下のように電池の持ちが違うようです。

  • 点灯(約30時間)
  • 点滅(約100時間)
  • ラピットモード(約60時間)
  • ロングライフモード(約120時間)
  • パルスモード(約30時間)

発光パターンなんて常套、点滅、消灯くらいで良いかなとも思うのですが、大きな街で強めに主張したいとき、長旅でなるべく電池をもたせたいときなど、状況に応じて使い分けると良さそうです。

弱点発見!その対策方法について【追記1】

経験談:赤いライトカバーが外れやすい!

少し気になる部分もあるので追記しておきます。本文中にも記載しましたが、ライトのカバーが緩く、走行中に外れることがありました。

私の場合、北海道の海岸線を一周中の出来事でした。平地ですぐ気がついたから良かったのですが、坂やトンネル、気づかなかったら悲惨でした。

北海道15日目アイキャッチ
【北海道一周 道東編7】斜里のライダーハウス『クリオネ』へ【ウトロ→斜里】ウトロを出発してオホーツク海の海岸線を進みます。この日は斜里の街にあるライダーハウス『クリオネ』に向かうことにしました。今まで見たライダーハウスと比べるととにかく敷地が大きくて驚かされます。そして夕食会に出たとき1人の自転車乗りと出会うのでした―。...

購入した当初ってこんなに緩かったかな?という気もするので、使い続けると徐々に緩くなることがあるのかな。

対策:結束バンドで固定する

REFLEX AUTO(TL-LD570-R)のライトカバーが外れやすい対策として、リピートタイで本体と固定した

ライトカバーが外れやすい問題の対策として、私はリピートタイ(何度でも使用できるタイラップ)で本体と固定しています。

カバーは電池交換の際に必ず開けるので、シンプルな方がいいなとこの方法に落ち着きました。リピートタイはちょっとした荷物を縛ったりも出来るので常備しておくと便利ですよ。

REFLEX AUTO(TL-LD570-R)のライトカバー脱落問題の解決策としてリピートタイを取り付けた様子

上記対策をしたテールライトをプレトレに取り付けた様子です。リピートタイが触角のように伸びているので気になる場合はカットか逆向きにして下さい。

個人的には少し不格好というか、小汚くしておいた方が窃盗対策になるんじゃないかなという考えがあります。タイラップで縛ってあるライトなんて誰も欲しくないでしょ。笑

今回はリピートタイで対応しましたが、他にも園芸用ビニールタイや針金など工夫次第でなんとでもなりそうです。個人的にはタイラップ系の締め付ける度に鳴る「カチッ」という音が安心感があって好きです。

 

まとめ

以上、旅用自転車のリアキャリアにLEDテールランプを取り付けたでした。

テールランプをリアキャリアに直接取り付けたことで、記事の冒頭で悩んでいた光の視認性の問題は解消することができました。

また、ライトの性能自体も大きさ(見やすさ)や自動点灯モードなど利便性がさらに向上しました。特に自動点灯モードが便利で、積載の多い旅仕様の自転車と相性が良いです◎

一点、ライトのカバーが外れやすい問題がありましたので、カバーをリピートタイで固定することで対処しました。長旅に持っていく場合は、はじめから固定しておくと安心かもしれませんね。

クロスカブ生活、若かりし頃の夢を実現する