半壊ママチャリの再生企画、第四回はハンドル周辺の整備です。
前回、前々回とタイヤ周り(前後輪)を整えて、一応転がる状態までは復帰させました。今回はブレーキとシフター周辺を整備して自転車の制御ができる状態に戻したいと思います。
「今回は部品取り替えてワイヤー張るだけだから簡単だ!」と余裕かましていたのですが、やっぱり色々ありました。そりゃあ10年も経過していると色々ありますね…詳しくは本文で。汗
半壊ママチャリの再生―整備計画
自転車の観察と整備の方向性の決定済
ハブダイナモホイールに交換済タイヤ交換済オートライト化済
タイヤ交換済破損スポークの交換済後輪ホイールのハブにグリスアップ済スプロケットの変更済ローラーブレーキのグリスアップ済ボトムブラケットの清掃済チェーンの交換済LEDテールランプの追加済
第4回:ハンドル周辺 ←今回の記事はここ
- シフター、ワイヤーの交換
- ブレーキレバーの交換
- ブレーキインナーワイヤーの張替え
- グリップの交換
第5回:その他
- サドルの交換
- カギ(馬蹄錠)の交換
- リアカゴの追加
- 防犯ネットの追加
ハンドル周辺の整備
ハンドルグリップの着脱
ハンドルグリップは10年近い使用で表面が削れて劣化しています。ツルツルと滑って危ないので交換することにしました。
今回は古いハンドルグリップの破棄を前提としていたので、カッターで切って取り除きました。ハンドルグリップを原形を残したまま外す際は、水やシリコンスプレー等を使用するのですが硬くて苦労することが多いです(^^;)
交換方法についての詳細は以下の記事にまとまっています。
新しく購入したグリップはOGKのAG-021KKです。指が収まる部分に凸凹があって走行中非常に握りやすいです。
グリップは紫外線で劣化してしまうものですから、壊れるものと割り切って色々と試してみると楽しいですね。シフターによって右ハンドルグリップの長さが異なるのでその点だけご注意下さい。グリップシフターはハーフ仕様のものが必要です。
ブレーキレバーの交換
グリップを取り外した過程でブレーキレバー、シフターを交換しました。ブレーキレバーは折れと亀裂多数、シフターはカバーが破損しておりまさに半壊状態。汗
取り外しはネジが固着して困難を極めました。ナットやレンチ、ハンマーなど総動員して何とか外します。最後の方はネジはボロボロです、危なかった…。
新しく購入したブレーキはARAI AF200で、ブレーキワイヤーの調整ネジ付きです。ブレーキ本体側の調整だけでなく、レバー側でも調整が効くというのは便利なものですね。スポーツ自転車だと当たり前の機能かもしれませんが、ママチャリだと何だか新鮮です。
―アウターワイヤーに傷みがみられた
リアブレーキに続くアウターワイヤーに傷みがみられました。アウターケーブルガイドに接触して削れていったのかなと思います。
交換するかどうか迷ったのですが、とりあえずビニールテープを巻いて補修しました。駄目なら直ぐに交換すればいいだけなので、アウターケーブルに対してビニールテープ補修がどの程度役に立つか試してみようと思いました(旅先で破損したことを想定しています)
この補修で現状トラブルはありません。緊急時はこのような対応もありかもしれませんね。普段使いとしてはどうかと思うので、しばらく使い込んで満足したら新しいアウターケーブルに交換してやろうと考えています。
シフターの交換
ブレーキレバーとあわせて、シフターの交換も行いました。古いレバーはグリップシフター(左)でしたが、ピアノタッチシフター(右)に変更しました。
変更に深い意味はないのですが、指で操作する方が好みなことと、グリップシフターのゴム部分が劣化してベタベタになった苦い記憶があるので、ピアノタッチとしてみました。
今回初めて黒いタイプ(シマノ ピアノタッチシフター ブラック SL-3S90)を購入したのですが、締まりがあってかっこいい!取り付けて直ぐに気に入りました◎
完成写真
ブレーキレバーとシフターを取り付けた写真です。グリップシフターとピアノタッチシフターでは部品の取り付け順序が異なるので、注意が必要ですね。
グリップシフターは内側から「ブレーキレバー → シフター → ハンドルグリップ」でしたが、ピアノタッチシフターは「シフター → ブレーキレバー → ハンドルグリップ」の順です。
まとめ
以上、【半壊ママチャリの再生】第四回:ハンドル周辺の整備でした。
ハンドルグリップや固着したブレーキレバーの取り外しで苦労しましたが、それ以外は難しい作業ではないので、数時間で作業を終えています。
作業は難しくはないのですが、命に関わる重要な部品が集まっている部分でもあるので、定期的なメンテナンスは心がけたいですね。
さて、前・後輪の整備、そして今回の制動部品の修理を終えたことで、自転車を最低限走らせることが出来るようになりました。これでやっと”乗れる自転車”になってきた実感が沸きます。
細かい部品の修理は次回の第五回で!
クロスカブ本体の改良
本体(JA45)購入 / 外装カバーの着脱 / リアキャリアの拡張 / リアボックスの追加【リアキャリア延長による加工も】 / ホムセン箱の改良(ボルトやフックの増設) / マルチマウントバーの増設 / スロットルアシスト / ナンバープレートに荷掛けフックを追加 / 2ポートUSB電源 / バーエンド着脱とスロットルパイプの交換 / グリップヒーター取り付け / サイドバッグサポート / パニアバッグ取り付け / 右サイドスタンド / エアバルブ角度の変更 / テールランプのLED化 / エンジンオイルの交換 /
クロスカブまわりの道具
身に着けるもの(ヘルメット、ジャケット、手袋etc…)
ヘルメット選び【SHOEI Z7】 (ヘルメット選び方) / グローブ3種【夏・春秋・冬】 / バイクジャケット / 脊髄プロテクターの追加 / ニーガードプロテクター / トレッキングシューズ / レインウェア