自転車

【半壊ママチャリの再生】第二回:前輪とその周辺の整備

前回から始まった半壊ママチャリの再生の第2回目です。

今回から実際の作業を行いますが、まずフロントのタイヤ周りの整備を行っていきます。前輪から始める理由は、全工程のなかで簡単な部類だからです。笑

(…怠惰な人間なのでできれば楽な作業しかしたくない!)

半壊ママチャリの再生―整備計画


第1回:現状の把握

  • 自転車の観察と整備の方向性の決定

第2回:前輪とその周辺 ←今回の記事はここ

  • ハブダイナモホイールに交換
  • タイヤ交換
  • オートライト化

第3回:後輪+クランク周辺

  • タイヤ交換
  • 破損スポークの交換
  • 後輪ホイールのハブにグリスアップ
  • スプロケットの変更
  • ローラーブレーキのグリスアップ
  • ボトムブラケットの清掃
  • チェーンの交換
  • LEDテールランプの追加

第4回:ハンドル周辺

  • シフター、ワイヤーの交換
  • ブレーキレバーの交換
  • ブレーキインナーワイヤーの張替え
  • グリップの交換

第5回:その他

  • サドルの交換
  • カギ(馬蹄錠)の交換
  • リアカゴの追加
  • 防犯ネットの追加

フロントタイヤ周辺を整備する

ハブダイナモ付きホイールの購入、タイヤ、チューブ、リムテープの各種交換、オートライトの換装方法は以前別のママチャリで一度行っています。以下の記事に全てまとめてあるので、この記事での作業方法の掲載は省略します。

ママチャリの全体像改良前
ママチャリにハブダイナモホイールを導入+タイヤ・チューブ交換我が家のママチャリ(シティサイクル)は昔懐かしいダイナモライトが付いています。「重くて辛い…」という相談があったので思い切ってホイールごと交換、オートライトを装備しました。タイヤ、チューブ、リムテープも全交換したので、そのときの様子を記事にしました。...

ハブダイナモホイールの新調

ハブダイナモホイールとタイヤ類一式を新調

私のダンロップの自転車はブロックダイナモ仕様だったので、漕いでいて重くなりにくいハブダイナモとオートライトの組み合わせに変更しました。

構成変更のためには、まずハブダイナモホイールを新調します。今回購入したのはアサヒサイクル ステンレス27インチ オートライト用ホイール(J2端子) です。

各自転車ごとサイズが異なるので注意します。私の自転車は27インチでした。

タイヤ、チューブ、リムテープを交換

―パナレーサー、スーパーハードタフネスを購入

タイヤはパナレーサー スーパーハードタフネス 27X1-3/8にしました。ホイール同様サイズに注意します。使用環境はママチャリで重い荷物を載せること想定ですから、耐パンク性能があるしっかりとしているものが好みです。

耐パンク性を重視するとタイヤの重量が重くなることが欠点ですが、ママチャリは元々が重たいですからね。私は許容範囲と考えることにしています。

ちなみに上記で紹介したホイール・タイヤ交換の記事でも同じ製品を使用しています。タイヤ交換は一手間かかるので、タイヤ選びの段階で失敗したくない気持ちからあまり冒険できていません(^^;)

この商品にはチューブとリムテープ(リムフラップ)も付属されるので、各部品であれこれ迷わないのもいいと思います◎

―米式変換アダプターを増設
米式変換バルブACA-2

歴代ママチャリの改良に倣って、米式変換アダプター(パナレーサー エアチェックアダプター)を取り付けました。米式に変換することでタイヤに記載された指定空気圧で管理することができるようになります。

 

空気圧管理のできる対応ポンプを所有する必要がありますが、はっきりと数値で管理することが出来るようになります。”なんとなく”空気を入れるということがなくなるので、空気の入れすぎや少なすぎというトラブルが減りますね。個人的にはお気に入り◎

究極のめんどくさがりな人には目視で空気の減少が確認できるゲージ付きタイプの米式変換バルブもあるようです(パナレーサー エアチェックアダプター キャップゲージ付き

自転車の空気入れについては以下の記事もどうぞ

空気入れ全体
英・米・仏式バルブが混在環境で自転車の空気入れを一台にまとめる!ママチャリしか乗っていないと英式バルブ専用空気入れを持っていたりしますよね。よし、いざスポーツ車に乗ろうと思い立つも米式?仏式?これがまた紛らわしい。だったらいっそのこと英・米・仏式すべてに対応した空気入れにしてしまいませんか。一台でスペースも取らず快適です。...
―タイヤ類をホイールに装着後、自転車に装備した

前輪はそこまで大きな苦労はないです。注意点はナットをガチガチに締め付けすぎないことと付属される部品は忘れずにつけることでしょうか。取り付けた後に「…あ」ってこと今でもあるんですよね(^^;)

車輪脱落防止用ワッシャー

ホイールをしっかりととめておく役割の回り止めワッシャーはフレーム(フォーク)の穴の部分にきちんとはまっていることを確認します。正しい向きでないとホイールが外れる危険性があり、大変危険なので注意します。

 

オートライトはパナソニックSKL093

ハブダイナモ専用ライトSKL093

オートライトはパナソニック ハブダイナモ専用3LEDライト SKL093を購入しました。今まで何種類か使ってきましたが、まだまだ試してみたいので今回も新しいものを見つけてきました。

色々試してみたいというと聞こえはいいですが、まだ完全に満足な製品に出会っていないというかなんというか…。汗

オートライトの取り付けに関しては以前、ライトが点灯しないトラブルがありました。ボディアースの接続にミスがあったことが原因だったのですが、裏を返せばボディアースさえ取れればハブダイナモ側の端子が1線だろうが2戦式だろうが好きな製品を付けることが出来ますよね。

今回はそのときの失敗を応用して、J2端子のダイナモホイールに1本線の本製品を差し込んで、無事点灯させることができました。J2端子、ボディどちらでアースを取るかだけの差ですね。

1線式ハブダイナモライト点灯不具合アイキャッチ画像
1線式(J1端子)オートライトの点灯不具合について【点灯しない】1線式(J1端子)オートライトが点灯しないトラブルについて記事にしました。1線式のライトはプラスの線、ライトと自転車を接地させるボディアースによって機能します。ただしボディアースをさせる自転車の塗装が厚いと電気を通さないことがあるため今回はその点を改善します。...

まとめ

前輪交換まとめ

今回はフロントタイヤ周辺の整備として、ハブダイナモホイールの導入、タイヤ、チューブ等の交換、オートライトの取り付けを行いました。

どれも一度以上作業したことがある内容だったので、一瞬で片がついてしまいました。ちょっと物足りないような…?でも次回以降は嫌でも苦労しますから、こういう時があってもいいかな。

フロントのハブダイナモホイールやタイヤ交換は、サイズさえ間違えなければ比較的簡単に出来ますし、ライトが自動で点灯するようになる!点灯中も軽い!!など、作業対効果が非常に高いのでおすすめ改良です。

その代わりホイールはちょっと値段が張りますね。私は使えるものは極力生かす派なので気になりませんが、どうしても新車と比べてしまう方もいるとは思います。ホイールが高いというより、本体価格が安すぎるのかなあ。

一応ホイール交換派の特典もお伝えしておきますね。古いホイールの分解・観察独占権が付与されます。しかし、果たしてどれくらいの人が喜ぶかは疑問ですが…。笑

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