『北海道海岸線一周(1)序章1 東京から大洗フェリーターミナルを目指す』
予定の日がやってきました。いよいよ北海道海岸線一周の旅に出発です。
青森まで自走する体力はないので、船で上陸することにしました。東京から茨城県大洗町にあるフェリー乗り場を目指します。
今回は出発当日の1日目~2日目までの話です。
この記事の内容
- 1日目…東京を出発し、のんびり土浦を目指す
- 2日目…土浦から 大洗へ。大洗の街を散策する
1日目…東京を出発した
荷物を整えていざ出発
東京を発したのは、色々あって夕方手前あたりでした。
東京から大洗を目指すとなると、場所にもよりますが最低100km以上はあります。ひたすらサイクリングロードならともかく、信号がある車道を通るわけですから思い通りには進めないでしょう。
プレトレで日本最北端を目指そうと思った経緯でも記しましたが、体調不良を抱えていたこともあったので、人より気を遣って進む必要を感じていました。
フェリーは翌日の夕方乗り込みの便を予約していたので、時間には余裕があります。今日は進めるだけ進んで、途中で泊まればいいやくらいの軽い感じで出発しました。
事前に旅装備を積んで近所を走ってはいたのですが、旅装備はやっぱり重い。というよりバランスが取りづらいという表現が適切でしょうか。慣れるまではより安全運転でゆっくりと進んでいきます。
きっと色々あるでしょうから、最初はキャンプ泊はせずにホテル泊でもいいやくらいの気持ちで旅の敷居を徹底的に下げておきます。
北海道着く前に体壊して、あげくに嫌気がさしたら最悪ですからね。
国道6号線に合流するイメージ
東京から茨城県大洗町を目指すにあたって、最も簡単な方法は国道6号線に合流して、道なりに北上することでした。事前にそれしか頭に入らなかったともいいますが…。
先にお伝えしておきたいのは、私の普段のサイクリングスタイルは事前に地図を調べたら、紙に書き写して覚えて走るというものです。普段からスマホは多用しません。
今回は距離も距離だったので、スマホのマップ機能も保険として持っていました。
さて、話を戻しますが、まずは6号線を目指して東京の道を走ります。
しかし、改めて感じましたが、東京はとにかく交通量が多いですね。車道もお世辞にも広いとはいえず、車と接触しないように気を遣います。それに加えて、リアキャリアに載せた荷物がとにかく重くて、油断するとふられる。
夕方だったこともあり、段々視界が悪くなってきたので慎重に進みます。
途中、荒川に出たところで写真撮影をしました。
○○を通って、そこにあった□□が…って情景を書きたいのですが、実はこの時、既に色々とありました。
早速、問題が発生
なんだかスマホの調子が悪いような…?
荒川に到着するあたりで何となくは勘づいていました。しばらく見て見ぬフリをしていたのですが、どうもナビとして設置したスマホの調子がおかしい。
6号線に出るまでの道が分かりづらかったので、紙地図に加えてスマホにナビをさせていたのですが、画面が突然落ちたりするんですよね。
所持していたスマホは【スマホ名機】P-01Dは私を夢中にさせた【自転車用に一台追加】で記事にしたパナソニックのP-01D(ぽいどちゃん)です。
このスマホは外付けバッテリー式で振動で、電源が落ちやすい欠点があるのは分かっていたのですが、想像以上に使い物になりません。普段は停止して地図をちょろっと見る程度でしたからね。
走りながらルートをみること自体慣れていないのに、電源が落ちることが多発ですからもうなんというかイライラを通り越して悲しくなります。
スマホのことばかり気になって、6号線到達までは情景を何も覚えていないという始末。これはどうかと思いました。スマホと戯れるために自転車旅をしているわけではありません。
この旅でスマホ…いらないかもな。そんな感情が芽生え始めます。
6号線に無事合流
6号線までは細い道が多い印象でした。いわゆる地元スペシャルでしょうか。
そんな道路を地図なしで突破するのは難しく、困った私が頼ったのは地元の方の情報です。とにかく細かく聞きこみました。
特に途中の地元の野球少年が印象深かったです。道を教えてくれるだけでなく、こっち側の道路を走らないと橋が渡れないよって親切に教えてくれました。ありがとう。
そして紆余曲折ありつつも、無事に6号線に到着しました。
このとき既に21時前。あたりは真っ暗闇。
本来ならここに至るだけでも旅感満載ですが、フェリー乗り場の半分も到達していません。水戸まで80kmとのことなので、今日は残り36kmと表示のある土浦を目指すことにします。
明日のことを考えると、大洗までの道中の半分程度の土浦はちょうど良さそうに感じます。途中、休憩がてら土浦のホテルを予約しました。
国道6号線の風景は漆黒
正直、暗くて何も見えませんでした。
国道6号線は道路が細く、トラックの走行が激しいので夜道は危ないです。唯一、幸いだったのは時間も時間で、歩道にほとんど人が見当たらなかったこと。危険を感じたところは歩道に退避させてもらいます。
取手に入ると途中、日清食品の関東工場があります。
屋根についたカップヌードルのオブジェから湯気が出ていて面白いです。でも、暗すぎて写真に収まらず。帰り道に撮り直すとしましょう。
途中、牛久沼大橋やバイパス等があるので、すべて迂回。
牛久沼大橋って目の前でみると大きいですねえ。迂回路を進んでも牛久沼大橋が視界から消えることがありません。暗くても迷うことがなくてよかった。
なんだかんだで土浦の予約していたホテルに着いたのは0時前。駐輪場が見当たらなかったので質問したら、ロビーにどうぞと置かせてくれました。ご丁寧に。
大浴場があったので、しばらく体を伸ばして就寝します。
2日目…土浦から大洗フェリー乗り場へ
朝食を食べていざ出発
2日目は夕方(余裕をもって15時くらい)までに大洗にいけばよかったので、ゆっくり起きました。私は意識が低いので、早朝に出発!とかはしません。
朝食が付いていたのでまずは食事をします。ありがたや。
ホテルの朝食って当たり前のように出てきますが、本当に美味しいですね。自転車旅をやると身に染みて思いますよ。
それに自転車旅は栄養バランスが偏りがちですから、食べられるときにバランスよく食べるのが良さそうです。
荷物を積んでよし、出発。天気は曇り。
国道6号線を水戸を目指すイメージでひたすら走ります。昨晩狭く感じた6号線ですが、昼間走っていても少し道が狭く感じますね。
途中水戸まで22kmの看板。途中で曲がりますが、結構きたなという印象。
途中、バイパスに出くわしたので横の側道を走ります。大洗行きの青い看板がみえてきます。
道の真ん中でヘビがひかれていてげんなり(私はヘビが大の苦手です)
看板の通りに進んでいたつもりだったのですが、大洗に行く途中で少しだけ道に迷ってしまいました。時間に余裕があったので焦らず楽しみます。
途中、ひまわりがいい感じに咲いているのを発見◎
休憩中にスマホを確認しますが、しょっちゅう電源が落ちていてどうしようもない(^^;)
無事に大洗に到着。時間にも余裕があったので、大洗の駅を見学することに。
大洗は「ガールズ&パンツァー」というアニメの舞台のようで、いたるところで写真のようなキャラクターを見かけました。
最近のアニメに詳しくないのですが、アニメと町おこしの組み合わせは最近よくみかけますね。知っていたら、より楽しめたかな。
さて、フェリーの時間まではまだ十分あります。大洗駅からどこか見物にでもいこうかなと自転車を動かそうとすると…。
「ブチンッ」
と、リュックのファスナー(YKK表記の部分)がふっ飛んでいくトラブルが発生…荷物詰めすぎたかなあ。チャック2つ構成で壊れたのは1つですから使用はできますが、耐久性を考えるとこの先ちょっと怖い。
修理可能かも分からないし、一応折りたたみリュックをもう1つ持ってるし、あんまり考えないようにして大洗の町を走ることにします。つまらないことでくよくよしない。
大洗磯前神社の大きな鳥居がありました。写真に写る軽トラと比べても、うーん大きい!
この鳥居をくぐって海沿いをしばらく走ると、遠くに大洗水族館が見えてきます。人が少なくて走りやすかったのですが、うっすらと肌寒いのが気がかり。
アクアワールド大洗に到着しました。
魚好きの私としては中も見たかったのですが、時間の都合上断念。二度と自転車でくることはないと思うので水族館の前で記念撮影だけします。
>>アクアワールド大洗(公式HP)
HPをみて知ったのですが、アクアワールド大洗ってサメの種類が日本一なんですね。そもそもサメって何種類くらいいるのかな…?
戻り際に大洗磯前神社入り口の写真を撮影。
急な階段ですね。見ているだけでもしんどそう。
フェリー乗り場に向かうまでの海辺の写真です。
ここら辺を走っていてはっきりと感じたのですが、すごく寒いんですよ。具体的な温度は確認していませんが、夏の格好で走っていたので、風を切ると身震いするような寒さです。この年は冷夏といわれていましたが、身をもって知ることとなりました。
ふとこんな考えにもなりました。「茨城の大洗でこの寒さだから、北海道はこれ以上に寒い…よなあ?」なんて。
引き続きフェリー乗り場に向けて海沿いを走っていると、明太子のかねふく本社を発見。隣にめんたいぱーくかねふくという建物が併設されています。明太子ソフトクリームがあるらしいです。美味しいのだろうか…。汗
>>めんたいパーク大洗(公式HP)
大洗到着時に遠巻きにみえていた大洗マリンタワーにも近づいてみました。
スカイツリーや東京タワーを見慣れている東京住みですが、近くで見るとやっぱり迫力ありますね。
>>大洗マリンタワー(公式HP)
大洗町の観光はおおかた終ったかな?と判断し、近くのコンビニでご飯を購入。
ちなみに船の中はレストランがあって、乗船チケット購入の際に食事を付けるか選べます(乗船後も食事チケット単品購入可。後からでも安心!)
でも一人で豪華なものを食べるのもなあ…なんて思いまして、夕食はコンビニで購入したものを持ち込むことにしました。
それと代わりといってはあれですが、朝、昼食付のチケットを購入しています。夕食券より安かったのと、やっぱりどんなものか興味はあるんですよね。
フェリーターミナルに到着。本日のミッションコンプリート!
大洗の街についてから色々なところに行ったように見えますよね。でも、マリンタワー、フェリー乗り場、アクアワールド大洗はほとんど一本道上に位置しているので、実はそんなに時間がかかっていません(1時間もかかってないかな?)
時間に余裕を持たせて、立ち寄る町を感じることも旅の醍醐味。
まとめ
『北海道海岸線一周(1)序章1 東京から大洗フェリーターミナルを目指す』でした。
東京を発して色々あった気もしますが、まだ北海道にすら到着していません。スケールの大きさを感じますね。
元々スマホ使用頻度の低い私でしたが、今回の不調を機にさらにスマホ離れが加速します。
ただ、ルートとしては大洗の町までが複雑なイメージでしたので、フェリーに乗ってさえしまえば…こっちのものかな。