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【北海道一周 道南編6】逆風に襲われ写真撮影の気力を消失【熊石→松前】

北海道32日目アイキャッチ

『北海道海岸線一周(32) 道南編6 -逆風に襲われ写真撮影の気力を消失-』

ー前回までのあらすじ(前回は【道南編5】北海道最西端到達の果てに…【島牧→熊石】

島牧から熊石まで走り抜けました。

前回、北海道最西端の地を踏みました。しかし歓迎らしい歓迎が一切なく達成感がまるでありません。

まるで存在感のない北海道最西端の地を後にして先に進むのでした――

32日目…松前に向かう

熊石の青少年旅行村のキャンプ場で起床しました。人っ子1人いないです。笑

9月も近づきシーズンオフ気味なので鳴れたは慣れました。ただ、寝ている時にキツネや猫が近づいてくる音がするとドキッとするものがあります。仮にも熊なんて寄ってきた日にはもうね…(^^;)

さて、本日は松前を目指します。道南の一番南付近に位置する町です。ツーリングマップル 北海道によると道中は何もなさそうな感じプンプンなので気合で走り抜けます。

道南入ってから食あたりに観光スポット減少と修行感半端ないな…。

道の駅-ルート229元和台

熊石からちょこちょこ坂があってその頂点に道の駅ルート229元和台があります。海抜40mだそうです。

ルート229元和台の隣には元和台海浜公園がありまして、日本海の海水を直接引き込んだ海のプールがあります。楽しそうだなあ。

道の駅-江差

続いて国道227号沿いに道の駅江差がありました。こじんまりとした道の駅で写真に写っている建物は江差産のヒノキ材を使った切妻屋根のトイレです。

ここは写真だけ撮ってスルーしてしまいました。

かもめ島への案内板

江差の町を走っていると「かもめ島」の文字が目につきます。

周囲約2.6㎞の小島で江差のシンボルだそうです。本土と島を結ぶ防波堤は自転車で渡ることができますよ。

かもめ島手前あたり

関東でいうところの江の島を想像して頂けると分かりやすいかな。かもめ島の規模はずっと小さいんですけどね。

防波堤を渡りきったところで砂地になっていたのでそこまでとしました。

 

このかもめ島にはキャンプ場があります。島の高台に位置するので自転車等をとめて荷物を背負ってのぼる必要がありますが、料金が無料なので道南を南下の際には選択肢に入れてもいいかもしれませんね。

>>かもめ島キャンプ場(*1)

開陽丸

防波堤の途中に開陽丸記念館があります。記念館というかもはや船ですね。笑

榎本武揚らが幕末に品川沖から蝦夷地に移動する際に使用され、その後座礁。座礁した地がこの江差だったということなんですね。

榎本武揚、開陽丸と単語単語は知っていてもなかなか単語が繋がらないのでいい勉強になります(^^;)

そういえば船繋がりの話題ですが、江差にはフェリー乗り場がありまして奥尻島に渡ることができます。

当時は時間があったし、島も制覇しておけばよかったかなあなんてちょっと後悔。

道の駅-上ノ国もんじゅ

江差を離れると道の駅上ノ国もんじゅに到着しました。当時は改装中でした。道の駅江差に比べると建物から駐車場からやたら大きかったので驚いた記憶があります。

vs 強風(+向かい風)

さて、この後の話になるのですが、まず写真が1枚もありません。汗

この上ノ国もんじゅから目的地の松前まで50kmちょっとあるのですが、すべて強風+向かい風で自転車がふられ続けました。車の通りが少ないのが幸いしていますが車道にはみ出るくらい煽られます…。

風にくわえて国道228号線(追分ソーランライン)は坂道が非常に多いのも嫌らしいんですよ。のぼりは押した方が早いんじゃないかというレベルです。クランク折れるんじゃないかと心配でした。

野付半島やオロロンラインでも風には苦しめられましたが、今回はその比ではなかったです。投げ出したくても途中何もないし、まさに地獄。

それと松前手前の道路にマムシらしきヘビがいました。30、40㎝程度の頭三角形気味のヘビってそうですよね?あれ見たときにテンションが底まで落ち、ぼそぼそと悪態をつきはじめます(^^;)

道南に試されている…。

松前に到着

道の駅のスタッフさんがくれたケーキ

日も落ちた頃、松前に到着しました。

ど疲れのなか道の駅松前に到着して、ベンチに座っていたら、通りすがりの方がケーキを下さいました。ありがとうございます!美味しかったー!

 

車中泊の方から頂いたとうもろこし

ケーキを食べていたらおじさんが寄ってきて「良かったらこれ食べな―」ととうもろこしを分けて下さいました。ありがとうございますー!

たぶん、疲れ切ってこの世の終わりみたいな顔してたんだろうな…(^^;)

夜の松前と松前城

松前城がライトアップされていました。見に行く気力はなかったので風呂に行く途中に遠くから1枚だけ。

旅館矢野に向かう江戸時代のような道

松前城周辺は江戸時代のような街並みが維持されています。コンビニなどもそれにならっているので統一感があっていいですね。

この通りにある温泉旅館矢野で日帰り入浴をしているとのことだったので利用させてもらいました。一度風呂に入ってしまうともう一歩も動きたくなかったです…。笑

>>温泉旅館矢野

32日目まとめ

北海道32日目終了

北海道32日目 106.02km走行(積算距離:2294.20km) / 全行程34日目(2422.23km)

熊石から松前まで南下してきました。

北海道最南端の地は明日踏む予定ですが、最南端の町という意味では松前で達成できたのではないかなと思います。

しかし道中恐ろしい強風でした。私の自転車人生でもっとも嫌なのはトンネルでしたが、北海道の旅を通じて風に変わろうとしています(^^;)

次回は【道南編7】海岸線一周ルールの試練【松前→函館】

参考にしたサイトや文献

*1 江差町HP | かもめ島キャンプ場について
*2 温泉旅館矢野 | 温泉旅館矢野

いざ、非日常の世界へ…
北海道自転車の旅~海岸線一周3000km物語~

>>北海道自転車の旅 ~海岸線一周3000km物語~<<

元値25,000円ほどの街乗り自転車(プレシジョントレッキング)とともに北海道へ。ただ道路の果てを知りたくて、ひたすら海岸線を進み続けた日々のお話。

プレシジョントレッキング(プレトレ)の改良遍歴
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