先日、自宅の玄関ドアでオイル漏れのトラブルがありました。
https://twitter.com/kagocharilike/status/1262854412721991680
実はオイル漏れはこれが初めてではなく、今年に入ってから何度も発生していました。
認識こそしていたのですが、他にやることもあったのでしばらく放置。しかし、4月以降以前に増して頻発してしまったので、渋々重い腰をあげることに。
かれこれ17年くらい付いているものなので、さすがに寿命でしょう。そんなわけで今回はドアクローザーの交換方法を追ってみたいと思います。
この記事の内容
- ドアクローザーは下調べが肝心
- 実際の交換の様子
玄関のドアクローザーを交換した話
ドアクローザーがオイル漏れ
今回問題なのはこの部分。キャップ部分は素手で簡単に取り外せるのですが、取り外してみると漏れたオイルの海…(^^;)
このキャップに収まりきらない漏れたオイルが、地面にポタポタと落下してるみたいです。
ドア付近なので地面が汚れただけでしたが、下に靴でも置いてあったら悲惨そのもの。。オイル漏れはドアクローザー交換のサインのようです。
交換作業は下調べでほとんど決まる
ドアクローザーのいやらしいところは型番が分かりにくいところ。
本体にRYOBIとありますので会社名こそ分かりますが、肝心の型番が…(汗)ネジを開けて本体の中を観察してみることにしました。
すると、P2、549の文字を発見。これはRYOBI20シリーズのもののようです。また、Dr.クローザというサイトに、20シリーズの本体の全長が229mmかつ角に丸みがあるとの情報がありますので、間違いなさそう(*1)
ところで、私の家のドアクローザーブラケットは横一直線の4つ穴タイプです。このブラケットの種類が色々とあるようで、ちどり穴だったり、3つ穴だったりと間違わないように購入したいと思います。
また、ブラケットの形状だけでなく、ネジ寸法というのが大事なようなので、事前に計測しました。A寸法は約76mm、B寸法は約40mmといったところでした。
ちなみにドア側のプレートはこんな感じ。こちらもネジ間を計測します。A´寸法が約177mm、B´寸法が約19mmでした。C寸法はブラケットからプレート上ネジまでの高さで、ブラケット取り付け面から上ネジまで垂直に計測します(写真だと分かりづらい)
私の場合は約6.4mm。最後のドア幅を確認しました。これが約850mm。
数値の約というのは、この日たまたま手元に裁縫用のメジャーしかなかったので、大雑把な計測をしているためです。笑
リョービ取替用
今回、購入したのはリョービ 取替え用 ドアクローザー S-202P C1です。以前取り付けていたものとは違うタイプを購入しました(色はシルバー、ブロンズ、ブラック、ホワイトの4色があるようです)
この製品の面白いところは、ブラケットとドアの取り付けプレートの形状が可変式なところです。10~15年に一度という交換サイクルですから、その間に潰れてしまう会社もあるそうで。今は亡き会社のドアクローザーにも対応できるように配慮したようです。
私の場合、20シリーズと分かっているのでそれでいいのかもですが、可変式がちょっと気になって購入してみました。笑
可変式といってもどの会社製にも100%対応するわけではないようなので、寸法や形状を各自確認する必要があります。
ちなみに公式HPを確認してみると、ブラケットのネジA寸法が34~80mmかつB寸法よりも8mm以上大きいこと。B寸法が12mm以上あること。
ドアプレートのネジA´寸法が138mm~232mm、B´寸法が19mmであること。が最低条件のようです(他にもドアのタイプごとにいくつか測定項目があるので要確認)
先ほど測定した数値と照らし合わせると全ての数値に収まりますから大丈夫そうでした。
中を開けてみると、ネジがとにかく多いです。作業前に整理しておくとスムーズでしょう。これらのネジを全て使用するわけではなく、ドアや枠のの形状に合わせて選択していきます。
ネジの大きさが紛らわしいので注意します。また、同じサイズでも滑り止めが付いているネジもあります(写真一番右)
この滑り止め付きのネジはアームと本体の固定に使用するようです。汚れではないので拭かないようにしましょう。
古いドアクローザーを取り外す
購入したドアクローザー取り付けのために、まずは古いドアクローザーを取り外します。本体は正面右横のネジ2本を外せば取り外すことができます。
本来はアームの部分も分解できるのですが、古いネジ(ピンク丸部分)がどうにも外れないので、左上のブラケットごとまとめて外してしまいます。本体重みによる落下注意。
ブラケットのネジを4本外すろと、全ての部品が外れます。ネジが1本だけ固着気味でなめかけた(汗)埃っぽいのでドアと枠を軽く拭いておきます。
新しいドアクローザーを取り付ける
新品のドアクローザーを取り付けます。取付方法はリョービの公式Youtube動画が分かりやすいです。一度見ておくとイメージわきますよ◎
作業の流れメモ
- ブラケットを止めているネジAを緩める
- ブラケットの外側を固定し、緩めたネジAを固定
- ブラケット内側の補助アームを固定(ネジBを緩めると稼働)
- 固定金具を取り付け(事前に測定したC寸法次第で3パターン)
- プレートを取り付けブラケットと矢印を合わせる
- 本体を取り付ける
- アームを取り付ける
- キャップを付けて速度調整
- 必要ならばストップ機能の調整
おおざっぱな流れはこんな感じ。説明書が細かくて分かりづらいので、まず動画を見てからの方がイメージを掴めると思います。
とても複雑な作業というのはないのですが、ネジの選択ミスや緩めたネジの締め忘れなど基本的な点に気をつけます。
まずブラケットを取り付けました。各家庭、ネジ穴の長さの違いがあるでしょうから、可変式というのは便利ですね!
でも、そのブラケットを固定する可変式ネジA、Bの締め忘れってありそうだなあ(^^;)
次にドアにプレートの固定具を取り付けます。穴の取り付け位置は3種類あって、先ほど計測したC寸法の数値と照らし合わせて判断します。私の場合は約6.4mmでしたので、ピンク矢印の穴にネジを通します。
プレートを取り付けます。先に取り付けた突起にひっかけて固定するのですが、位置調整が必要です。黄色矢印で示したブラケットの中心が、プレートに刻まれた矢印の中(緑線)に収まるようにします。
ピンクの丸部分は本体を取り付ける際のひっかけです。一度触れておくとイメージが残るんじゃないでしょうか。
本体をドアに取り付ける前にアームを取り付けました。ワッシャー(向き注意)と滑り止め付きネジを使用しました。
本体をドアに取り付けました。先ほどピンクで丸した部分にひっかけてスライドさせるとピタリとはまります。その後、正面右側をネジ2本で固定します。
ブラケット側から伸びるリンクを調整します。写真のようにアームを取り付けた際にドアと平行になるように、リンクを回転させ伸ばしたり縮ませたりして調整します。
何となくあたりをつけたら、一度アームを仮組してみるといいですね。おおよそ平行になったらアームとブラケットから伸びるリンクを結合して滑り止め付きネジで固定しました。
最後にキャップをします。オイルが漏れるとここに貯まるので、キャップの大切さは身に染みて理解しています(T-T)
正面左側にあるネジ3本で速度調整をします。1、2、3のネジはそれぞれ反時計回りで速度アップ、時計回りで速度ダウンです。ドア開閉20度あたりまでが1、閉じるギリギリまでが2、ラッチング機能が3とのこと。
一応初期設定状態でもそれなりなので、不具合なければ触らなくて大丈夫そうです。私は閉まる手前の速度を少し上げたかったので2のネジを1/4程度回しました。
ちょこちょこ触ってみたのですが、1と2でおおかたの設定を決めるのがコツかな?
ー
最後にストップ機能(途中でドアを止めることができる)の設定をします。我が家では90度のところで締め付けました。異音がすると噛み合っていないので、何度か確認しました。
ストップ機能もリョービの公式動画がとても分かりやすいので動画を載せておきます。
全部できたら完成だー!!!
まとめ
以上、玄関のドアクローザーを交換した話でした。
ドアクローザー交換は事前準備が大切です。形状や数値をしっかりと確認しましょう。作業自体はそこまで難しくないので、公式の動画を見ながらやれば、間違いないですね。
時間自体は30分~1時間程度でしょうか。日曜大工をなさる方ならすぐだと思います。
しかし今思えば旧ドアクローザーは、10年経過時にストップ機能がきかなくなり、ここ5年くらいはドアの開閉速度すら機能していなかったような…。
開閉速度の調整がきいていない時点で交換すべきだったと思うのですが、動かないわけじゃないしなあ(機能はしていない)なんて、面倒なこと先送り型なものでして。汗
とりあえずオイル漏れは解消し、満足な動きもするようになったので、次はまた10~15年後でしょうかね。
その頃何をしてるかなあ。…自分の体が先に駄目になってたりして(^^;)
参考にしたサイトや文献
*1 Dr.ドアクローザ | リョービ 20シリーズ
*2 RYOBI(リョービ) | 取替用ドアクローザ
*3 Yotube(RYOBI株式会社) | リョービ「取替用ドアクローザ」パラレル型の取り付け手順
*4 Yotube(RYOBI株式会社) | リョービ「取替用ドアクローザ」パラレル型のストップ機能設定方法
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