今回は製品レビューです。少し前にアメリカのバッグブランド「CHROME INDUSTRIES」の担当者の方から新製品のレビューをしてほしいとの依頼を頂きました。
なんでも自転車用タイヤ&チューブ専門ブランドPanaracerとコラボして、スニーカーを作るとのこと。
Panaracerの製品は普段から大変お世話になっています。北海道海岸線一周旅や普段のママチャリなど、特にタイヤは気に入っていてリピーターです。
とても興味深い話だったのでお受けして、どんな製品か試してみることにしました。
この記事の内容
- CHROME KURSK AWの外観観察と使用感
- サイズ選びについて
CHROME×Panaracerコラボ靴 KURSK AWを試す
CHROME KURSK AWの外観観察

今回提供して頂いたのはCHROME KURSK AWで、サイズは26.0(8サイズ)になります。通常より1サイズ小さいものを選ぶことが推奨さているようです。
私は靴選びで苦労することが多いです。左足が若干大きいことからくる悩みなのですが、今回はすんなりと足にハマりました。サイズ選びのことは記事の最後で補足したいと思います。
今回の靴はスニーカータイプなのでどんな服にも合わせやすく、自転車乗車から降車以降までこれ1足でカバーできそうですね◎

側面と靴底の形状です。”グリップ力と耐摩耗性に優れたもの”という今回のコラボの肝になる部分ですね。
ソールの溝パターンが線や円だったりと単調でないところに工夫を感じます。手元にあるコンバースと比べて溝の数自体も多いなと感じました。

靴紐と背面に反射材が備わっています。自転車はオートバイや車など動力付きの乗り物に抜かれることが多いですから、安全性に対する配慮が嬉しいですね。
靴紐で反射材付きというのは初めて知りましたが、楽でいいですよね。オートバイ用の靴紐もこれにしたいな。
オートバイといえば、少し前にオートバイ用リアボックスを導入しました。そのボックスの固定に反射材付きの紐を使っているのですが、反射の見え方はあの紐に近いものを感じます。


個人的にいいなと思ったのは中敷きのデザインです。クロームのエンブレムとパナレーサーのロゴが一面に入っています。
中敷きなので基本的に所有者しか分からない部分ですが、見えないところまで力が入っているのがまたいいですね。こういう遊び心は所有欲を満たしてくれます。
CHROME KURSK AWの使用感

実際にCHROME KURSK AWを履いて街を走ってみようと思います。このブログは大きく分けて2つの自転車で構成されているので両方使用します。
その2台はプレシジョントレッキングという旅から街乗りまでこなす万能自転車と、ママチャリです。どちらも主に街乗りがメインです。
プレシジョントレッキング(プレトレ)の場合

どちらの自転車も基本的に街乗りですが、プレトレは遠い町に行くときなどによく使うので車道に出ることが多いです。
そうなると大通りの信号で止まることなどが想定されますが、アスファルトにしっかりと食いつきピタッと止まりました。雨の後にも走りましたが大丈夫と感じます。
これがつるつるした底の靴だと滑るということがあって結構危なかったりします。ただ、万能というわけではなくて雨の後のマンホールに足を突っ込むとやや滑りますね。
街乗りというのは案外障害物が多いんですよね。マンホール、点字ブロックの凸凹、歩道の段差、時には人の飛び出しによる緊急回避など。自分も過去に転倒したことがありました。

今回のCHROME KURSK AWは制動、着地時の動作はしやすくて街乗り用途としてはいいなと感じました。
ちなみにペダルと靴のかみ合わせはこの自転車では何とも分かりませんでした。というのも普段からアルミのペダルを使用していて靴が滑らないことを意識していましたので。
この評価は樹脂ペダルを使うママチャリに任せようと思います。
ママチャリの場合
基本的な制動、着地時の感想はプレトレの時と同じです。ここでは一点、ペダルとのかみ合わせについて。
ママチャリのペダルは樹脂製なので雨のとき滑ることがあったのですが、KURSK AWでペダルを踏み込むとしっかり食いつく感じがして好印象でした。
実際にママチャリで靴をこだわる人はほとんどいないと思いますが(笑)ちゃちなママチャリペダルでしっかり食いつくということは、他の自転車でも効果があるのではと感じますね。
自転車との一体感が伝わってきてとても好印象です。
歩行時のこと
スニーカータイプの靴なので、降車後の散策でも気にせず使えるのが良いですね。
歩いていても大きな違和感なく使えています。私はサンダルで10~15kmくらいは平気で歩くので、しっかりしたこの靴なら問題はないでしょう。
この製品はクッション性がうたわれているのですが、この恩恵は人によるかなあと思います。確かにフカフカする感じはします。
私自身、今でこそクッション性のある靴も問題なく使えますが、以前、ランニングシューズを買い換えた時に生まれて初めてクッション性を売りにしたものを選び、慣れるまでに苦労したことがありました。

力の伝わり方が吸収されてしまったり、バランス感覚が取れないなど、自分のイメージと違うことが多々あったんですよね。
1年もして慣れましたし、足やひざの怪我は減った気がするので結果的には良かったのかもしれませんが、クッション性のあるなしは未だに揺れている問題です。
繊細な動作を求められている時は極力余計な機能を取り払いたい派なのですが、今回の街乗りを想定したケースでしたら問題なく使えそうです。
サイズ感

今回の靴の提供して頂くにあたり、少し心配していたのはサイズ感です。そういうのも、私は靴のデザインによってサイズがバラバラだからです。いくつか例にあげると以下の通り。
- コンバースのスニーカー:27.5cm
- KEENのサンダル:27.0cm
- アシックスのランニングシューズ:26.5cm
- サロモンのトレッキングシューズ:26.5cm
左足の方が若干大きく、そちらに合わせることが多いです。また、コンバースのような細長い靴の時にサイズが大きくなる傾向があります。幅広気味なのかなと思っています。
担当者の方にそのまま伝えて相談したところ「かなり大きめに作っているので、通常の1サイズ小さめがおすすめ。その感じでしたら26.0cm(サイズ8)で良いのではないかと思います」とのことでした。
実際送って頂いた26.0cmを履いてみるとほぼぴったりでした。若干左足のが張る感じもありましたが、2,3回履いてみると馴染んて違和感はなくなりました。
サイズの分かっている靴の2足目購入とかでない限り、店頭以外で靴を買うことはないのですが、さすがメーカーの方ですね。お見事と思いました。
まとめ
以上、CHROME×Panaracerコラボ靴 KURSK AWを試すでした。
スニーカー感覚で気軽に履けるというのがいいですね。街乗りスタイルでしたらきっちりハマると思います。
個人的にはタイヤ、靴ともPanaracerに身をゆだねているというところが凄く気に入りました。冒頭でも書いたのですが、Panaracerのタイヤは思い入れがありますからね。
一点だけ気になるのは防水性です。全天候型と書かれていますがどれほどのものなのか未確認です。
私自身の乗り方として、旅(趣味)にしても、街乗りにしても、天気が悪いから自転車に乗らないという選択肢はないので、防水性能が完璧だとより魅力的な製品に映りますね。
旅先で濡れる日が続く場合、同じ湿っていてもサンダルの方が不快感が少なかったりします。自転車では何足も持ち歩けませんから、1足だけ選ぶとなると普段履きのKEEN H2に軍配かな…?
でも、そもそもこの製品はそういう用途は想定されているのかな?という気もします。ストリート想定だったらまったく問題ありません。笑
参考にしたサイトや文献
*1 CHROME INDUSTRIES | CHROME x Panaracer NEW FOOTWEAR
*2 Panaracer | CHROME×Panaracer テクニカルコラボレーションによるスニーカー

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