LED懐中電灯の交換をしました。新旧ともにパナソニック製でBF-BG01K-WからBF-BG20Fへです。
そもそもこの懐中電灯(BF-BG01K-W)は、災害用や自宅やその周辺のちょっとした時に使用する目的で置いていました。明るさよりも電池寿命を重視しています。
手に入りやすい単三電池(3本使用)だし、電池の持ちも長そうで満足でした。ただ、長年の使用のなかで、接触不良?で頻繁に電源が落ちることに不満もあったり…。
近年の災害の多さを目の当たりにして、この問題はさすがにどうかな~という気持ちが強くなってきたので、この度買い替えることにしました。
不満を持ったメーカーの別製品を再度購入するのもどうかと思いましたが(汗)結果的に点灯不具合の不満は解消されました。
同じメーカー、似たような仕様ではっきり不満が解消されるというのも面白い経験なので、エッセーの中に書き残しておこうと思います。
旧ライト パナソニックBF-BG01K-Wに不満が発生
製品性能自体には問題ないが…
まず旧LEDライトBF-BG01K-Wについてはじめに断っておきたいのは、製品スペック自体は気に入っていたということです。私がこのLEDライトに求めていたことは単純で…
- 単三電池で動くこと
- 電池寿命が長いこと
この2つだけ。まず単三電池だったら他の製品との流用がききやすく、常備も沢山あります。次に明るさより電池寿命を求めたのは、普段使いに加えて災害使用想定をしていたためです。
いざというときの手持ちライトは寿命の長さを重視したいという判断をしました。
旧ライトのBF-BG01K-Wは単三電池3本使用です。パナソニックアルカリ電池で60時間連続点灯(エボルタ仕様で70時間)という性能で私の求める条件に合っていました。
いざ使ってみての感想は、家使いとしては問題なし、外使いは家の周辺で照らす程度(ちょっとした作業、近所の散歩など)なら使える。ただ、アウトドアだとさすがに暗くて厳しい、といったところでしょうか。
それと写真のように製品はやや長いです。女性の手だと大きく感じるかもしれません。
※明るさなど細かい数値の話は最後にします。疲れちゃうので…(^^;)
問題点:頻繁にライトが落ちる
製品スペック自体は良かったのですが、購入してすぐ違和感を感じます。
それは乾電池の収納場所に隙間があるせいか、ぴったり収まらず製品の中で動いてしまう点でした。結果、その微妙な動きで明かりが強制的に消えてしまうことが頻発しました。
もう少し具体的にいうと、ライトの向きを変えたくて左右に振ったり、上下角度を変えると、中の電池がカコカコと動いてしまい、ライトが消える…といった感じ。これが凄くイライラする。涙
たまにならいいのですが、一度の使用で必ずといっていいほど発生します。私だけでなく、他の人間が使用しても同じように発生しました。
ちなみにBF-BG01K-Wは、写真のように電池が3本直列で収納されます。どうもこれがぴったり収まっていない(縦に隙間がある)感じがします。
普段使いなら我慢すればいいのかもしれませんが、緊急時の使用を思うと…ちょっと製品として頂けないかなあ…と感じます。BF-BG01K-Wはそんな製品でした。
新ライト パナソニックBF-BG20Fで不満解消
上記のような不満を感じながら数年は使用したでしょうか。その間に地震やら台風、最近はコロナウイルスまで様々な脅威が日本に襲いかかっています。汗
「このライトのままじゃ何かあったとき駄目だよなあ」
2020年になってようやく再購入する気になりました。購入したのは同じパナソニック製でBF-BG20Fです。
新ライトBF-BG20Fはサイズ感からしていい感じ
このライトは中々気に入っています。まず前みたいに電池がぶれて明かりが消えたりしません!(当たり前な気もするけど…汗)
次に持ちやすいサイズ感!写真のように程よく手の中に収まるサイズです。また薬指、小指部分の持ち手が少しくぼんでいるので持ちやすく、倒して置いても転がりません。これは革命的な進化だと思います(後述)
以前のライトに比べてコンパクトな作りなので、小さなバッグや(頑張れば)ポケットにも忍ばせられるでしょう。
中身の造りはこんな感じです。単三乾電池3本で動くので、そこは以前と変わりません。本数は変わりませんが電池を入れ方が異なります。縦一直線ではなく1本ずつ収める方が、電池が安定するのかな…?
全体的に使いやすく仕上がっています◎
新旧パナソニックライトの細かい比較
抽象的な話が続きましたので、以下はもう少し細かい話が気になる方向けです。各製品のデータをまとめてみました。
長さデータに統一性がなかったので、以降の話は長さだけを出して、単位はcmで統一します。
BF-BG01K-W(旧ライト)
全長:幅42mm×高さ205mm×奥行40mm
質量:約130g(電池含)
耐水性:非防滴構造(IPX0)BF-BG20F(新ライト)
全長:約φ55×140mm
質量:約150g(電池含)
耐水性:防滴構造両製品共通事項
光源:高輝度(φ7.5)白色LED×1個
明るさ 照度:約200 lx(1m前方 電池初期時)
光束:約18 lm(参考値)
電池寿命:連続約70時間(乾電池エボルタ使用)
連続約60時間(パナソニックアルカリ乾電池使用)
連続約30時間(パナソニックマンガン乾電池ネオ使用)BF-BG01K-WとBF-BG20Fの公式ページより(*1,2)
BF-BG20Fは長さが6cmコンパクトになった
旧ライトは全長約20.5cm、新ライトは約14.0cmです。6.0cm分コンパクトになりましたね。
個人的にこの6.0cm短縮は良い改良だと思いました。手にちょうど収まるサイズですし、袋やリュックに収めるにもしまいやすいです。
短くなった分、軽くなったかと思いきや20g増量しているんですね。これは意外。私は数値を出されるまで、増量していることに気がつきませんでした。汗
握りのくぼみ改良が良い
途中の文章でも少し触れましたが、BF-BG20Fは握りの部分にくぼみが作られ、握りやすさが改良されています。これ考えた人本当に素晴らしい!◎
以前の旧ライトはくぼみなどなく、ただ円形の製品でした。そのため握りにくかったですし、何より倒して置いたときに転がってしまう難点がありました。
でも、今回の改良で薬指、小指が引っかかるようになって持ちやすくなりました。それに倒して置いても転がることがありません。過去の製品を知っているだけにこれが本当に感動もの。
防滴性能が追加された
新ライトBF-BG20Fは防滴性能が追加されたようです。これは地味に嬉しい◎
防水ではないので大雨などには向かないでしょう。でもちょっとした雨のなかや濡れた手で使いたい時ってありますよね。普段使いとしてありがたい機能だと思います。
光の加減は以前とほぼ変わりなし
光の加減は以前とほぼ変わりません。LEDライトなので直線状が明るく、周辺は暗め…という特徴は、大なり小なりよその製品と同じ傾向ではないでしょうか。
試しに部屋を暗くして両製品で照らしてみました。2m70cm先の壁を照らした際に、旧ライトは直径90cm、新ライトは直径80cm程度を照らしていました。
商品スペックをみると光性能の数値は同じですから、個体差範囲内なんじゃないかな~と思います。明るさについて大きな違いというのは感じないですね。
電池の持ち時間は公表スペック上は同じ
最後に電池の持ち時間ですが、カタログスペック上は同じのようです。アルカリ電池で連続約60時間使用できるならば十分だと思います。緊急時+普段使い想定で持ちの良いライトを探していた自分としては満足◎
しかし、とにかく明るいライトを探しているという方には不向きかもしれません。その場合は単一、二使用ライトやUSB充電式の高光度のものですとか、他の製品をあたる必要があると思います。
明るさを取るか持ち時間を取るかは、所有アイテム次第なところでしょう。
欠点:ストラップ部分に難あり
最後にこれら製品の欠点をあげるとすれば、ストラップ(引っかけ?)部分のちゃちさです。これは昔から変わりません。
写真のように一応リング上の部分があるので、何かに引っかけたり、ひもなどを通すことができます。ただ、リングはプラスチック素材(?)なのか落としたりしたら直ぐに割れてしまいそう。耐久性に疑問が残ります。
夜道、災害時など落としてしまうことはあるでしょうから、ストラップが付けられると良さそうです。携帯電話や携帯ゲームのようなストラップホールが本体に付いていれば、もっと使いやすいのにな~と感じます。
まとめ
以上、パナソニックのLED懐中電灯の進化についてまとめてみました。
今となっては同じメーカーのLEDライトを購入して良かったなと思います。進化した部分をこの身で直接感じられました。同じメーカーで買い替えるのも面白いものですね。
元々このシリーズは電池の持ちが魅力に思えて購入しました。その性能はそのままに小型化、防滴追加、握りやすさアップ、明かりが消えなくなったとくれば文句はほぼなし!
値段も1000円もせずとても手頃なので、1年くらい使って問題なさそうなら、もう1,2本あってもいいかな?と思っています。
欲を言えば、ストラップホールがさらに改良されたら私としては言うことなしなのですが、メーカーの方ご検討頂けないでしょうか。笑
参考にしたサイトや文献
*1 Panasonic | LED懐中電灯(単3電池3本使用) BF-BG01K-W
*2 Panasonic | LED懐中電灯(単3電池3本使用) BF-BG20F
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