少し良い工具のすすめ10回目はショックドライバー編です。
ショックドライバーは後端部分をハンマーで叩くと先端がまわるドライバーで、ネジの増し締めや緩めはじめに使用します。
別名でインパクトドライバーとも呼ばれますが、電動インパクトドライバーと混ざるので本記事ではショックドライバーで統一します。
私は主に緩める作業で使用していて、なめたネジ、サビたネジ、固着したネジの問題解決に非常に効果的です。所持していると便利な1本、ショックドライバーについて紹介します。
少し良い工具のすすめ:ショックドライバー編
アネックス インパクトドライバー(No.1902)を購入
私が所持しているものはアネックス インパクトドライバー(No.1902)です。
アネックスはアネックスツール株式会社の略です。2022年10月までは兼古製作所と呼ばれていました。本社はもの作りで有名な燕三条なので、それだけでどこか安心を感じたり。
本製品は、本体と複数の六角軸(プラス、マイナスなど)がセットになっているので、初めて手にするには便利ですね。
ケースは真っ赤な色が特徴的です。しっかりとしたスチール製で高級感があります。
ケースに高級感があると所有欲を満たされて良いですね。また、工具は年々増えていく傾向にありますから、ケースの色が目立つとすぐに見つけることができます。
ケースを開けると工具が収納されています。セット品は以下の通りです。
- 本体
- ビットホルダー(対辺6.35mm、8mm)
- 対辺6.35mm六角軸(+2×125、-6×125)
- 対辺8mm六角軸(+2×36、+3×36、-8×36、-10×36)
一般的なプラスネジ+2と+3の六角軸が標準で付属されているのが嬉しいです。私自身、だいたい使用するのはこの2つです。
写真で伝わるといいのですが、箱だけでなく工具本体もとてもしっかりとした造りで安っぽさがありません。
ショックドライバーの使用方法
ショックドライバーを使用するにあたって事前の準備があります。
使用する前に、ショックドライバーの回転方向に合わせて三角マーク(写真ピンク矢印)の位置を合わせます。
ネジの緩む方向が左回り場合はLの部分、右回りの場合はRの部分です。
実際にオートバイのハンドル部分にあるバーエンド(左手側)のネジを外してみます。
まず、バーエンドのネジは左回りに緩むので、三角マークをLに合わせます。次にバーエンドが動かないように養生テープで固定し、ドライバーを左回りに力を入れつつ、後端部(写真ピンク矢印)をハンマーで叩きます。
この後端部を叩くことで力がドライバーに伝わり、先端が回転する仕組みです。
オートバイのバーエンドは非常に固いので、通常のドライバーではビクともしなかったのですが、ショックドライバーの使用でネジを緩めることができました。
以下のバーエンドの交換方法ではハンドル右側の外す様子も掲載しています。こちらも左回りで基本は同じです。
また、以前交換を行ったドアクローザーでもネジ穴の固着に苦しめられました。たまに訪れる固着やなめたネジの対応に有効です。
まとめ
以上、少し良い工具のすすめ(10)ショックドライバー編でした。
ショックドライバーを所持していなくても力技で何とかならなくもないです。ただ、あると非常に便利なので、まさに”少し良い工具”に位置するアイテムといえます。
固着したネジも面倒ですが、なめかけたネジを対応する際の冷や冷や感ったらないですからね…。
私の所持しているアネックスのドライバーは少し値段がしますが、非常にしっかりしているので大変気に入っています。
安物のショックドライバーを買って、ネジをなめてたのでは話になりませんからね。工具はしっかりとしたものを購入するに限ります◎
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