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少し良い工具のすすめ(14)デジタル手ばかり編

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少し良い工具のすすめ14回目は、デジタル手ばかり編です。

なにか物の重さを量りたい時は、対象の計量物をはかりに”載せて”計量するタイプが一般的ではないでしょうか。例えば、キッチンスケールや体重計などですね。

私自身も、ほとんどの計量物は載せるタイプで計量していたのですが、まれにいびつな形や、大きくて量りに載りきらないもののがあり、うまく計量できない場面がありました。

本ブログでいえば、自転車やオートバイ関係の部品などでもちょこちょこあったりします。

この問題を解消するために、計量物を吊り上げて計量するタイプの”手ばかり”を用意して、計量の選択肢を増やすことにしました。

少し良い工具のすすめ デジタル手ばかり編

シンワ デジタル手ばかり(70118)を使用

シンワ測定_デジタル手ばかり_補助ベルト付(70118)を購入した。

今回、紹介するのは、シンワ測定 デジタル手ばかり 補助ベルト付(70118)です。手で持って、フックや補助ベルトにかかる物の重さを量ることができます。

物を載せて量る計量器と違って、サイズがコンパクトなのが気に入っています。

主な仕様を公式情報よりまとめると以下の通りです(*1)。

使用範囲 0.1 kg (100 g) ~ 30.0 kg
精度 0.1 kg以上10 kg以下:±0.15 kg
10.0 kgを超え、30.0 kg以下:±0.30 kg
目量 0.01 kg (10 g)
使用温度・湿度 温度:0℃ ~ 40℃、湿度:85%以下
タニタのアナログクッキングスケール(1439)。

ちなみに我が家では、料理時や小型の物を量るタニタ アナログクッキングスケール(1439)や体重計などの計量器をいくつか所持しています。

これらに加えて、今回計量物を持ち上げて計量する手ばかりを追加することで、計量方法の選択肢を増やすことができたらという考えでいました。

シンワ測定_デジタル手ばかり(70118)を使用して2リットルのペットボトルを計測してみた様子。

話を戻して本製品の使い方ですが、電源をONにして数値が0であることを確認したらフックに量りたいものを引っかけるだけです。

計量物は直接フックに引っかけてもいいですし、複数の量りたいものを袋にまとめてその袋を引っかけても良いです。計量方法は様々ですね。

今回は試しにレジ袋に2 Lのスポーツ飲料を入れてみました。

シンワ測定_デジタル手ばかり(70118)は計測が完了すると数値がロックされ計測物をフックから降ろした後に数値を読み取ることができる。

画面の見方ですが、計量が安定すると画面右上に数値ロックの表示があらわれます(写真ピンク丸部分)。ロック表示後は計量対象をフックからおろしても数値が固定されたままとなります。

重い荷物を持ち上げたまま不安定な数値を読み取るのは大変なので、この数値ロック機能は便利ですね。また、画面にはバックライトが搭載されているので、暗いところでも非常に見やすいです。

ちなみに2 Lのペットボトルにビニール袋を合わせて2.08 kgと表示されました。ほぼ合っているように思いますが、誤差について気になったので検証をしてみることにしました。

計測精度がどの程度か検証してみた(検証1)

ここまでシンワ測定 デジタル手ばかり(70118)の基本的な機能について書きました。

市販のスポーツ飲料(2 L)を計量すると2.08 kgと出ましたね。溶液、ペットボトル本体、計量に使用したビニール袋の重さの合計でそんなものかなとは感じます。

ただ、もう少し正確な計測精度について知りたいので、条件を絞って計量してみようと思います。

1円硬貨120枚(120g相当)と10円硬貨30枚(135g相当)と硬貨を入れるビニール袋を用意して手ばかりで重さを計量した。

用意したのは、1円硬貨120個と10円硬貨30個です。新品時の硬貨の重さは、1円硬貨は1 g/個、10円硬貨4.5 g/個とされています(*2)。

そのため1円硬貨120個で120 g、10円硬貨30個で135 gに近づくか計量してみることにしました。

ちなみに1円硬貨や10円硬貨の枚数や重さが120個120 gや30個135 gと半端なのは、手ばかりの使用範囲が0.1 kg~30 kgなのでその最小範囲のギリギリを避けたためです。硬貨の重さの誤差が少ない方に出て、表示エラーになったら検証の意味がありませんからね。

…と、それっぽいことを述べていますが一点だけ。私は精密な計量器や校正グラムスケールは持ち合わせていませんから、これより以下の話はざっくり感覚でお願いします。用意した硬貨も使用済み品なので細かいことをいえば、多少のズレがあるはずです。

デジタル手ばかりの精度を検証する際に使用した道具の重さまとめ(1円硬貨120枚約120g・10円硬貨30枚約135g・ビニール袋1枚約2~3g・補助ベルト1個約20g)

実験にあたって準備した道具とその重さです。重さは記事の冒頭で登場したタニタ アナログクッキングスケール(1439)で軽量しました。軽量精度は0 gから250 gまで:±8 g、250 gを超え1000 gまで:±12 gです(*3)。

計量の結果は以下の通りです。

  • 1円硬貨120枚 … 約120 g
  • 10円硬貨30枚 … 約135 g
  • ビニール袋 … 約2~3 g
  • 補助ベルト … 約20 g

硬貨の重さは意外と正確に量れましたね。次に以下の計量を行いました。

  1. 1円硬貨120枚+ビニール袋
  2. 1円硬貨120枚+ビニール袋+補助ベルト
  3. 10円硬貨30枚+ビニール袋
  4. 10円硬貨30枚+ビニール袋+補助ベルト

結果は、以下のようになりました。画像内は文章が入りきらなかったのでビニール袋という言葉を省略しています。

シンワ測定_デジタル手ばかり(70118)で1円玉硬貨120枚と10円玉硬貨30枚、補助ベルト有り無しでそれぞれ計測した結果。
  1. 1円硬貨120枚+ビニール袋…0.12 kg(120 g)
  2. 1円硬貨120枚+ビニール袋+補助ベルト…0.14 kg(140 g)
  3. 10円硬貨30枚+ビニール袋…0.13 or 0.14 kg(130 or 140 g)
  4. 10円硬貨30枚+ビニール袋+補助ベルト…0.15 or 0.16 kg(150 or 160 g)

(1)1円硬貨+ビニール袋および、(2)1円硬貨+ビニール袋+補助ベルトは何度計量しても同じ結果が出ました。しかし、(3)10円硬貨+ビニール袋および(4)10円硬貨+ビニール袋+補助ベルトは0.1kgのブレがありました。

(3)と(4)の10円硬貨で数値がぶれた理由として、キッチンスケールで量った際に10円硬貨30枚は約135 gだったので、この下一桁の数値が手ばかりでは微妙に反応して四捨五入されているのではと考えています。

補助ベルトは約 20g程度でしたので、それ自体は正確に足されたように感じました。

今回使用したシンワ測定 デジタル手ばかり(70118)の軽量の精度は、0.1 kg以上10 kg以下:±0.15 kg、10.0 kgを超え、30.0 kg以下:±0.30 kgと説明がありました。

0.1 kg~10 kgの間でプラスマイナス150 gの精度とはどんなもだろうか…と少し不安があったのですが、今回の結果をみるとそこまで誤差はなく、個人的には満足のいく結果となりました。

補助ベルトの使い方(検証2)

ところで補助ベルトを使用するタイミングについて、検証1の際に以下のようなことを考えて混乱がありました。

  1. 計量物に最初から補助ベルトを取り付けておく
  2. はかりのフックに補助ベルトをつけてはかりを起動する
  3. はかりを起動してから補助ベルトを取り付けて0クリアを押す
  4. はかりを起動してから補助ベルトを取り付けて0クリアを押さない

(1)をしてしまうと計量物に+20 gされてしまうので不正確ですよね。(4)も同様に+20 gされそうですが、100 g未満はエラーで画面に表示されないので分かりません。

正解は(2)か(3)かな?と考えたのですが、そこから先はよく分からなかったので、検証1ではとりあえずビニール袋に直接取り付けて+20gとして扱いました。検証1の画像で私の悩みを察した方は非常に想像力が豊かです。笑

しかし、今後のためにも補助ベルトの正確な使い方を知りたいです。そこで先ほど使用した1円硬貨120枚(120 g相当)を使用して、上記補助ベルトの使い方4パターンを計量してみました。結果は以下の通りです。

  1. 140 g … 計量物に最初から補助ベルトを取り付けておく
  2. 120 g …はかりのフックに補助ベルトをつけてはかりを起動する
  3. 120 g … はかりを起動してから補助ベルトを取り付けて0クリアを押す
  4. 140 g … はかりを起動してから補助ベルトを取り付けて0クリアを押さない

この結果をみると、補助ベルトの正しい使い方は(2)と(3)です。

(3)は一番間違いなさそうですが、(2)でも問題ないというのが意外でした。手ばかりの起動前に取り付けたものは起動時に0クリアされるというところがポイントのようです。

逆に(4)の結果をみると、画面で表示はされなくても20 g計量されているんだなということも分かりました。

シンワ測定_デジタル手ばかり(70118)は補助ベルトをフックに取り付けてからスイッチをONにすると0クリアされるようだった。

以上の結果より、補助ベルトの取り付けタイミングが明らかになりました。

作業性も考えると補助ベルトは手ばかりのフックにかけてから、本体の起動ボタンを押す(ここで0クリアされる)というのが最も便利に扱えそうです。

細かな部分ではありますが、スッキリしました◎

まとめ

以上、少し良い工具のすすめ(14)デジタル手ばかり編でした。

30 kgまで計量できるはかりにしては非常にコンパクトなつくりですよね。計量は引っかえることさえできればいいので、今後、大きなものやいびつな形のものなど様々な重さを量ることができそうです。

細かな機能面ではバックライトも搭載されて計量する場所を選びませんし、数値のロックなど本当によく考えられているなと感じました。非常に満足しています。

後半の検証は、細かすぎるかなとは思いつつも丁寧に行いました。その意図として、本製品はこのブログを書く際にも使用していくつもりなので、その精度や使い方をざっくりでも示しておきたかったからです。

本記事よりあとで手ばかりを使用する際は、この手ばかりを使用していますと本記事のリンクを張って性能の詳細は割愛しますのでご了承お願いします。

参考にしたサイトや文献

*1 シンワ測定株式会社 | 70118 / デジタル手ばかり 30㎏補助ベルト付
*2 財務省 | 通常貨幣一覧
*3 タニタ | アナログクッキングスケール(1439)

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