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少し良い工具のすすめ(7)対辺10mmナットドライバー編

少し良い工具-10mmナットドライバーアイキャッチ画像

少し良い工具のすすめ、7回目は対辺10mmナットドライバーです。

自転車整備に凝りだすと、10mmナットを扱う場面が多くなってきます。

例えば、ママチャリ(シティサイクル)のチェーン引き部分、それにローラーブレーキも多用されていますね。

これらナットは10mmに対応するレンチやスパナを所持していれば開け閉めができます。ただ、自転車は細かい部品が多く、入り組んでいる箇所が多いので作業がしにくいな…と感じる人もいるのではないでしょうか。

そこで今回、紹介するのはナットドライバーという工具です。名前の通りドライバーの感覚でナットの開け閉めをすることができるようになります。一本持っていると作業効率が大幅に上昇します。

少し良い工具のすすめ:ナットドライバー編

ナットドライバーで作業動作の向きを変える

ベッセル-ベクトルナットドライバー 対辺10mm-No.B-290NT

今回紹介するのはベッセル ベクトルナットドライバー 対辺10mm No.B-290NTです。冒頭でも書いたのですが、ドライバーみたいな形をしていますよね。

先端はどのようになっているかというと…。

10mmナットドライバーの先端形状

写真のような感じで、ナットや六角ネジを回すためだけの構造です。本製品はソケット部分の交換ができないので、対辺10mmのみ対応しています。

プラス(マイナス)ドライバーよりも使用用途が限定的な工具ですが、1本持っているとすこぶる使い勝手が良い。

ナットドライバーで作業動作の向きを変える

自転車整備においてナットドライバーは必須ではありません。10mm対応のコンビネーションレンチがあれば、問題は対応はできます。しかし、作業効率がよくないかなと感じます。

自転車整備におけるコンビネーションレンチの欠点

例えば、ママチャリ(シティサイクル)のチェーン引き作業をみてみましょう。チェーン引きは10mmのナットでとまっていることが多いです。

手元のコンビネーションレンチを使用してみましたが、自転車の他の部品にひっかかって思うように回すことができません。

上は泥除けのステー、下はスタンドやタイヤを構成するスポークに干渉します。90度満足に回せればいい方かな…?

自転車整備におけるナットドライバーの利点

これに対してナットドライバーはというと、写真の通りで360度思いのままに回すことができますね。細かい自転車の部品に一切干渉することはありません。

勘のいい方はラチェットレンチを使えばいいのでは…?と思われるかもしれません。

それも一理あって、ネジを外すなど大ぶりな動作となる場面では、ラチェットレンチでも良いと思います。しかし、最後の細かい調整という場面では、ナットドライバーに軍配があがります。

ナットドライバーは細かい動作が思いのままです。

ナットドライバーはローラーブレーキ整備にも便利

ママチャリのローラーブレーキ部分のネジも10mm六角ナットが使用されています。

固くて外せない、力を入れないといけない場面ではレンチやスパナ類を使いますが、仮止め程度でしたらナットドライバーでやると作業効率が上がります。

ワイヤーを片手に持っている時に、工具を持っている手の動きを最小限にしてくれる便利なアイテムです。

まとめ

以上、少し良い工具のすすめ7回目、対辺10mmナットドライバー編でした。

このシリーズ毎度同じ文句ですが、ナットドライバーは自転車整備において必ず用意する必要はありません。ただ、1本持っていると作業効率が格段に上がります。

私自身、スパナやレンチなど複数所持していますが細かい作業をするところではナットドライバーが活躍しています。

持っていると便利な”少し良い工具”です。

自転車の部品の隙間をぬってナット締めの作業をする煩わしさから解放されます。整備趣味に慣れしてきた頃に1本用意してみると面白い一品です◎

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