特別定額給付金10万円の使い道シリーズの二回目です。
前回は本企画で最も取得したかった第二種電気工事士(+危険物取扱者丙種)の資格をゲットしました。次に狙うは日商簿記検定試験3級(以下、日商簿記3級)です。
日商簿記3級は会計の基礎(複式簿記や基本的な仕分けなど)について学びます。お金の動きは確定申告をはじめとして、今まで何となくでやってきたのが正直なところ。せっかくの機会なので一度落ち着いて学んでみようと思いました。
確定申告(青色申告)はもちろんのこと、公私のお金の流れや管理、株の取引をする際の財務諸表を読み解く力など、私にとっては大きな力になってくれそうです。
今回、試験の合格自体も大切ですが、私自身の簿記の理解を0から1に引き上げてやることを強く意識しながら勉強しました。
日商簿記3級の取得を目指す
電気工事士のテキストは売りました
本題の前にですが、第二種電気工事士の勉強に使用していたすい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2023という過去問は、今後使用することはないだろうと判断して、フリマサイトで510円で売却しました。
そのため、こ510円の売却益は本企画の予算に戻したいと思います。少額ではあるものの簿記の試験を受けに行く際の電車賃くらいにはなりそうです。
簿記3級の勉強は理論の習得を目的とします
それでは本題の日商簿記3級の話です。本企画はここまで丙種危険物取扱者、第二種電気工事士と取得しました。これら2つの資格は所持しないことには始まらない性質のため、合格を目的とした効率的な勉強を中心に行いました。
ところが、日商簿記3級はひとつひとつの論点そのものが大切です。会計の基本が理解できていない私にとってこれらの理解は、試験の合格か、もしくはそれ以上の価値があると感じました。
そのため本試験の勉強は、試験合格のための効率化はせず、丁寧に勉強していくスタイルとしました。時間はかかると思いますが、長い目でみたときに力になるでしょう。
使用教材のまとめ
使用教材ですが、日商簿記3級を取得した友人から当時使用していたテキスト類(テキスト、問題集、過去問)を譲ってもらいました。
これらはクレアールという通信教育のもので、4年くらい前のものなのですが基本的な論点は変わらないだろうと使わせてもうことにしました。
この教材をベースにしつつ、分からない部分をYoutubeで検索し、電車の中ではアプリの問題集を解いていました。アプリは以下の簿記3級解説付き問題集を使用しました。
簿記3級 解説付き問題集
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簿記3級の本質は仕分け
最初は見慣れない単語や表(貸借対照表、損益計算書など)の作りに「うっ…」と思ったのですが、ある時、「3級の基本(本質)は仕分け」だなと気がつく瞬間がありました。
よく覚えているのは決算の仕組みを学習する段階の時で、一見複雑そうな問題にミスを繰り返します。でも、自分のミスを分解して考えるとだいたいの場合、仕分け(経過勘定や振替など)が理解できていないことが分かりました。
このことに気がついてからは、物事を小さく考える癖(仕分け単位で考える)がついて、理解が早まったように思えます。それ以外にも電卓の打ちミスのようなしょうもないのもやりますけど。笑
仕分けを完璧にした頃、過去問に取り掛かりましたがこれがまた慣れない作業の連続で難しいんですよね。時間をかけてゆっくり丁寧に…、を延々と繰り返しました。
何週もしていると少しずつ回答スピードが上がっていくことが実感できました。電卓の打ちミスも減りますね。
と、ここら辺で気がついたのですが、貰った過去問と最近の出題傾向が違いました。以前はペーパー試験のみで大問5問(2時間)でしたが、最近はCBT(ネット試験)が追加され、ペーパー試験とも大問3問(1時間)に変更になったようです。
こればかりは対策のしようがないなあと…ネットを探していると、Net-schoolというサイトにネット試験 無料体験プログラムがありました。ありがたく利用させて頂き、大問3つスタイルの様子を掴むことができました。
日商簿記3級の模擬テストを受けて試験構成を知る
大問3つ構成の模擬試験を受けてみて、だいたいの構成が分かりました。
大問3つのうち、1つ目が仕分け(45点)、2つ目が、補助簿、勘定記入、用語選択など(20点)、3つ目が決算における精算表や財務諸表の作成(35点)です。試験は70点以上で合格です。
大問1と3は仕分けができていれば解けそうです。ただ、大問2が少し癖があって、仕分けができた上で表に記入したりとテクニックが必要そう。それにくわえて範囲が広いので全部取り組むのはとにかく時間が必要そう。
このテクニックの練習が今後の力になるのならばいいのですが、合格後は忘れた都度、教科書でも確認すればいい話。なので、大問2に力を注ぐのはちょっともったいないかなあという気がしました。
以上より、大問1と3を満点(80点)取れば合格なので基本はその姿勢で、また、問題を解く順番は大問1→3→2。大問2は最後にして大問1、3のケアレスミス分を補う作戦としました。
そんなわけで、3級範囲の仕分けが理解できた段階で、大問2の練習はそこそこに受験することにしました。
本企画初のネット試験(CBT)を受験しました
今回の簿記試験はネット試験(CBT)で受験することにしました。CBT自体は経験があるのですが、本企画では初めてですね。
ネット試験といっても自宅で受験できる訳ではなく、指定のテストセンターに向かう必要があります。ただ、年3回のペーパー試験と違い、自分の都合の良い日に受験が出来るのが良いですね。
料金は基本的な料金はどちらも2,850円ですが(2024年4月1日から3,300円に変更とのこと)、ネット試験はこれに事務手数料550円が加わります。
さて、受験地選びですが「どうせなら普段行かないところがいいな~」と観光気分で探して(笑)、新宿にあるANES新宿センタービルテストセンター(新宿センタービル46階)に決めました。
普段生活していて新宿のビルの46階なんて行きませんからね。それだけでちょっとワクワクします。
いざ、簿記のネット試験を受験しに新宿へ
いよいよ簿記3級の試験日がやってきました。時間は18時台の予約なので一日の予定を済ませて向かいます。遅い時間に試験を受けられるのもネット試験の良いところですね。
新宿センタービルは都庁がある西口方面にあります。散歩がてら、ヨドバシカメラ西口本店の出口から外を歩いたのですが、18時台の新宿は人!人!!人!!!泣
会場に着くまでに体力削られるな…とげんなりしていたら、数分もせずすぐに新宿センタービルを発見。大きい!!!
エレベーターで46Fまで上がると、試験会場の看板がありました。
会場に着くと本人確認をして、荷物の一切はロッカーに入れておきます。トイレに行くか確認され、問題がなければ電卓とともに試験の部屋に入ります。ちなみに電卓を忘れた人向けに1,000円で販売もあるみたい。
準備を済ませて試験部屋に入ると、色々なCBT試験を受けている方で埋め尽くされていました。ボールペンと紙2枚、ログインするための紙を机に広げて、電卓をセットしたら試験を開始します。
そういえば、この試験会場は各机にイヤーマフが置いてあったのが好印象でした。周りの音を気にせず集中して受験ができますね。
早速、結果ですが83点で合格でした(合格ラインは70点)。大問1、3の仕分け(45点)と財務諸表(35点)は満点。大問2は3点。笑笑笑笑
大問1,3満点狙いの作戦通りだけど、大問2まで作戦通り。笑
今回の試験の感想ですが、難しい!!!普段、今まで解いた問題をさらにひねったような内容が多いと感じました。大問1でも見慣れない単語が出てきて「これやばいかも?」と何度も思いましたよ。
それでも仕分けの基本が出来ていると何とか解けるので、丁寧に勉強しておいて良かった。。ちなみに大問2は一通り解き終わった後に「あ、これ違うわ」と分かり、その直後にタイムアップ。
試験終了後は結果を印刷して退出します。係りの人が結果の紙(上記写真)をくれるのですが、そこにあるQRコードを読み込むとデジタル合格証が貰えます。汚れないし最高。
これにて終了!
何はともあれ合格していて良かったですよ。勉強は勉強、試験は試験ですからね。試験は受からないことには始まりません。
「あ~、命拾いした~」、と新宿センタービル1Fまで降りてきました。
よく見るともう1つ下の階まで行けそうだったので向かってみたのですが、新宿駅に向かう地下通路に繋がっているのですね。この道から行けば雨の日なんかは濡れずに済みます。
地下通路を通って新宿駅まで戻りました。せっかく新宿まで来たし少し散歩でもして帰るかと地上をブラブラしていると、小田急百貨店がなくなっていることに気がつきました。
行き道は背を向けていたので気がつかなかったのですね。閉店したのは知っていましたが、あって当然だった建物がないのは不思議な感覚です。
変わりゆく新宿を見ながら、自分も少しずつ変わっていきたいなと思いました。また次の資格に向けて頑張ろう~。
まとめ
以上、特別定額給付金10万円の使い道(二)日商簿記3級の取得でした。
今回は内容の理解に重きを置くスタイルを取りました。丁寧に進めた分、少し時間がかかりましたが、最後まで終えることが出来て良かったです。
結果的に試験本番のひねった問題もきちんと解けたので、これで良かったのだと思います。
勉強の過程の中で、今まで何となくの理解だった仕分けの仕組みが腑に落ちる瞬間が何度もありました。本企画の今までの資格勉強とはまた違った感覚で、私生活で考えていたことが良い方向に上書きされていく感じでしょうか。それも含めて楽しめました。
簿記の知識に関しては取得した後も延々と続くものなので、日々の生活でどんどん活用していこうと思います。
今回、かかった費用は受験料3,400円のみでした。テキストを貰えたこともありますが、仮に購入していたとしても非常にコスパの良い資格に思えます。合格証(デジタル)もその日のうちに貰えるので、パパっと終わるのも良かったです。
会計の基本をしっかりと学ぶことができて、大満足なお金の使い方でした。
●今回得たお金●
- 第二種電気工事士過去問の売却益:510円
●今回かかった費用●
- テキスト代:0円
- 試験料:2,850円(2024年4月1日から3,300円に変更とのこと)
- 事務手数料:550円
計 2,890円※1(+別途 交通費)
※1 今回の合計費用から過去問売却益(510円)を引いた金額
●本企画の合計(費用)●
- 第二種電気工事士 計 50,426円
- 危険物取扱者(丙種) 計 8,880円
- +各試験会場への交通費代(2個の資格分)
合計 62,196円(+別途 交通費)
※交通費は載せていませんが記録はすべて取っています。交通費も含めて10万円を超えたら企画終了です。
最後に本企画はコロナ下で配られた特別定額給付金10万円を元手に行っています。きっかけをくれたことを日本国に感謝しています。ありがとうございました。
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