大型自動二輪免許取得記

大型自動二輪(MT)免許習得記(7)いざ、卒業検定!

大型自動二輪(MT)免許習得記(7)いざ、卒業検定!

大型自動二輪(MT)免許習得記(7)『いざ、卒業検定!』

今回の取得記(7)は合宿生活最終日にあたる6日目の様子を書いていきます。この日のメインは何といっても卒業検定、不合格になると自動的に延泊です。

はたして、無事に合格をつかみ取ることができるでしょうか。

合宿生活6日目:いざ、卒業試験へ。

宿舎で食べる朝食も今日で最後

パインツリーさくらんぼ東根の六日目の朝食。

おはようございます。今日はとうとう卒業検定です。

教習で学んだことをしっかりと本番で出せるように、まずは朝食をしっかりと食べます。何事もまずは食べると寝るが基本。

その後、最後の朝風呂に入りました。ここにきてから朝晩毎日入っていました。落ち着けて大好きな場所。

風呂からあがり、時間になったので1Fのロビーに降りました。この日は時間が早かったせいか、送迎バスでなく教習所のスタッフの方が車で迎えにきて下さいました。

お世話になった宿舎のスタッフの方々にお礼を言って車に乗り込みます。宿舎の方、皆さん優しかったので別れるのが寂しい気持ちです。でも、前進あるのみ。

いざ、卒業検定へ。

卒検の日は送迎バスではなく乗用車で教習所に送ってもらいました。

9時前に教習所へ到着しました。本館2Fの指定された部屋で待っていると、卒検の説明が始まりました。

検定を担当する教官が車やトラックなど様々な検定を順番に見ていくとのことで、自分の順番がくるまでは指定された場所で待機とのことでした。二輪はバイク小屋です。

二輪の検定は私だけだったので一人で向かい、ヘルメットや防具を身につけて待っていました。正確な時間は分かりませんが、30分も待たないくらいで教官がやってきて「そろそろやるよー」と指示がありました。

教習所の卒業検定は人生で3回目(MT車、普通自動二輪、今回)なのですが、独特の緊張感がありますよね。何回やっても慣れません。

教官とともにバイクのところに行き、慣れも兼ねて外周を1周しました。慣れた1号車が用意されていたので、機体の相性問題は大丈夫そう、よかった。

外周をひと回りしたところで一度バイクから降りて、教官の合図とともにスタートしました。

一発アウトに気をつけて、卒業検定をこなす

卒業検定は、普段練習していた1コースか2コースのどちらかを走ればOK。普段できていれば変な緊張でミスをしなければ何とかなります。

ただ、一発アウト項目(一時停止線無視、パイロン接触、一本橋落下、急制動のラインオーバーなど)は気をつけないといけません。これらに引っ掛かると即アウトで、先ほどお別れした宿舎に戻されます。笑

また、これらの項目のほかに減点項目が多数あります。確認不十分だったり、スラロームや一本橋のクリアタイムなどです。

これも普段の教習から丁寧に意識付けるしかないのですが、スラロームや一本橋のタイムはちょっと別。意識しすぎてパイロンを吹っ飛ばしたり、一本橋から落下すると一発アウトなので私はタイムは無理せずこなしてしまう派です。

普通自動二輪時代もそうでしたが、自分が上手でないのは分かっていますからね。教官がストップウォッチを握るタイプの教習所は、多少のロスやオーバーは真面目にやっていれば何とかなるでしょう(笑)でも、タイムが目視が分かる教習所もあるとか…?

普通自動二輪免許取得記(3)アイキャッチ画像
普通自動二輪(MT)免許習得記(3)卒業検定普通自動二輪(MT)免許習得記3回目。卒業検定です。第二段階は一回しか晴れの教習がなく残りは全て大雨という悲惨な状況。急制動停止線の本来の位置に止まれた経験なく本番に臨みます。苦手意識の強いクランク含めて無事にクリアできるか。…検定当日は快晴!...

そんなこんなで指定コースを走り終えて帰ってきました。バイクから降りる時も減点ポイントがあるので最後まで集中、よし、終わり!

教官が寄ってきて「お疲れさまでした。スラロームは7.2秒、一本橋は8.4秒だから減点だよ。まだ合否はいえないけど、問題ないんじゃないかな~」とのこと。

その後、しばらく待機が続いて無事合格判定をもらいました。卒業にあたってもらう書類の作成を待つあいだお昼休憩となりました。あー、よかった!

卒業が決まって一安心

教習所(卒検)のお昼ご飯はハンバーグにした。

卒検の日も食堂でご飯がもらえるのは嬉しいですね。

検定試験は合格すればいいので、減点は仕方ないです。ただ、普通自動二輪の教習の時からパイロンと一本橋は苦手で、最後まで上手くならなかったな…。

そういえば、今回の大型二輪教習は転倒が一度もありませんでした。普通自動二輪の時はこれでもかというくらい倒れたので、そこは成長かな。あれは体も車体も痛いですから。。

今回、大型自動二輪の教習が終わったので、これでもう自分の人生ではオートバイの新しい教習はないのですよね。そう思うと何だか寂しいような。

卒業式とき

昼食後、まだ時間があったので本館で待機することに。

すると適性検査で出会った男性が座っていました。卒検に合格したことを報告すると喜んでくれて、男性は次の教習まで時間があるのことで雑談をしました。

トラックの免許もそうですが、ほかにも余裕を見つけては色々挑戦するそうで、電気工事の話も出てきて親近感がわきました。バイクは取らないんですか?と聞くと、「家庭持ちだからさすがに…、通いでこそっと取ろうと思っていて…」とのこと(取るんだ!笑)。

逆に大型トラックの免許を猛烈に勧められました。資格としても経験としても大型は取っておいて損ないですよ、と。確かに今回の大型二輪もオートバイの経験値の向上として挑戦した側面もあるし、大型トラックも車の経験値向上と考えれば似たようなことがいえるか…。

この資格の話のなかで男性が「人生の選択肢は余裕のあるうちに増やしておきたいですよね」と言っていて、この言葉が凄く頭に残りました。二輪教習で出会ったいかついおじさんにも「もっと頑張れよ」と焚きつけられたし(笑)ちょっと興味出てきたな。

北海道の自転車旅の時もそうでしたが、前向きに動くと前向きな人と出会います。こうやって自分の人生が開けていくのでしょうね。ここに来て本当によかった。

そろそろ男性の教習の時間でお別れかなというところ、「教習のあとに電車に乗って観光に行きたいのだけど、宿舎からはどの駅が近いかな…」というので、送迎バスの方に交渉して村山駅で降ろしてもらうのは?と伝えると、「おお!」とすっ飛んでいきました。みんな本当に行動的で楽しい。笑

無事に大型二輪免許の教習、卒検を終えて卒業証明書を入手した。

じきに卒業式のアナウンスがあったので指定された部屋にいき、卒検合格にあたっての書類をもらいました。それとタオルに歯ブラシ、地元のラスクをどうぞとお土産まで。終始、至り尽くせりで申し訳なくなってくるよ。汗

帰りは集合場所までは送ってもらえるので、私の場合は村山駅で解散となります。指定されたバスに向かうと、行きに村山駅から送ってくれたおじさんが担当でした。

「もう卒業かい!早いな~」そんな会話から始まり、教習のこと、村山で行った場所などなど。それと「営業とか抜きに次は大型トラックでもどう??」と、みんな大型トラック好きだなあ。笑

あっという間に村山駅に着いてしまい、送迎のおじさんにお礼を言って完全に解散となりました。ああ、終わった…。

後は帰宅するのみなので、行きと同様山形新幹線に乗りま…せん!

合宿生活延長戦:仙台へ遊びにいく

私もポジティブ民の端くれとして

JR村山駅東口のすぐ横にバス乗り場がある。

大型二輪合宿免許編は無事に完結しましたが、ただで帰るにはもったいない。そこでお隣の宮城県仙台市に遊びにいくことにしました。せっかくなら動かないとね。

仙台までの手段はバスで、JR村山駅東口にバス乗り場があります。料金は1,650円で手持ちのsuicaで精算できるようなので一安心。地方のバスは支払いが難しいのが時々ありませんか?汗

バスの乗り方も分かったところで、時間までちょっとだけ周辺をぶらついていました。

村山駅から仙台駅前に向かう。

とはいっても、旅の荷物があるので遠くまではいけません。すぐに戻ってきてバス乗り場の待合所で管内線路図を見ながら休憩していました。

ちなみにバスの中にトイレはないのでここで済ませるといいですよ。トイレから出てくると、建物の外に見覚えがある顔が…あ、適性検査で出会った方だ!笑

「送迎バス交渉して村山駅で降ろしてもらえましたよー!電車乗る前に見送ろうと思って」って、…めっちゃ嬉しい(T-T)

また会えるとは思っていなかったので感激です。さっき別れてから今の間に、狙っていたご飯屋に行ったという話をしてくれてやっぱり行動的。笑

指定時刻通りに仙台行きのバスが来たので乗り込んだ。

楽しくお話している間に仙台行きのバスがやってきました。今度こそお別れの時です。

お別れをいってバスに乗り込みました。見送って下ってありがとうございました。また、どこかで会えたらいいなあ。

別れはすごく寂しいですが、別れがあればあればまた新しい出会いもあるからね。前に進まないといけない。今回の合宿免許旅は北海道を自転車で旅した時の感覚が蘇ってきます。

北海道自転車の旅~海岸線一周3000km物語~
北海道自転車の旅~海岸線一周3000km物語~このページは私が北海道の海岸線を自転車で一周した時の記事をまとめています。走行した距離が3000㎞を超えているため道央・道東・道北・道南とエリアを4つに分けました。エリアごとの見どころを地図とあわせて記載しているので目的の記事が見つけやすくなっています。...
バスの道中、さくらんぼ東根駅に停車した。

仙台駅に向けてバスが出発しました。村山駅からは数人が乗った程度で中はガラガラです。

道中、バスはさくらんぼ東根駅に寄りました。今回は村山駅を中心に活動したので、さくらんぼ東根駅に来たのははじめです。結構大きくて周辺も綺麗なのでびっくりしました。

そこからは数人程度が乗ってきただけでやっぱりガラガラです。

仙台駅前の1つ手前の広瀬通一番町で降りた。

山道を走り、1時間くらいでしょうか仙台の町が見えてきました。

終点の仙台駅前まで行こうと思っていたのですが、バスの中で予約した宿を調べていると、1つ手前の広瀬通一番町の方が近いのでは?と思いそこで降りました。

ナインアワーズ仙台に一泊することにした。

今晩の宿はナインアワーズ仙台というカプセルホテルです。バス停のすぐそこだったので、重たい荷物を持って歩かず済みました。自分、ファインプレー!

ナインアワーズ仙台の受付。

入り口からしてシンプルなつくりでしたが、中に入るとよりその感じが出ていますね。

受付で名前を言うと自分の部屋とロッカーを教えてもらいました。タオル類も付いているので必要十分といったところ。

ナインアワーズ仙台はカプセルホテル形式。

まだあまり人のいない時間だったので、荷物をロッカーに入れる前に自分の部屋がどんな感じが見に行きました。実はカプセルホテルは初めての経験でワクワクしています。

カプセルホテルの部屋を開けてみると、自分が想像していたよりずっとスタイリッシュな空間がそこに広がっていました。

ナインアワーズ仙台のカプセルホテルの中身。

「何か考えていたより綺麗だな…」

カプセルホテルってあんまり綺麗なイメージがなかったんですよね。終電逃した人がすし詰めで押しこまれているような印象というか…(ごめんなさい)

仙台では観光しかしないし高いホテルはちょっとなあ、満喫でも良いけどせっかくだし挑戦してみるかくらいの気持ちだったのですが、これは良い意味で裏切られました。

ナインアワーズ仙台のロッカー。

自分の部屋を確認したので、荷物をロッカーの預けます。

一人用の荷物なら基本入ると思いますが、縦長なつくりなのでボストンバッグ類は少し押し込む工夫が必要かも?

ナインアワーズ仙台の洗面所。

洗面所とトイレです。ドライヤーも奥の方に置いてあります。

各設備とも数がありますし、歩くスペースも広くとられています。全体的に清潔感があっていいですね。

ナインアワーズ仙台のシャワールーム。

洗面所の隣にシャワールームがあります。これも結構な数があって好印象です。夕方でガラガラだったので早めに済ませてしまうことにしました。

シャンプーやボディソープ類も完備されていて、水回り綺麗だし何も文句ないよ…。

ナインアワーズ仙台の各部屋のドアはラッチがなく開閉時の音がしない。

そういえば、各部屋を繋ぐドアがいいなと思いました。ラッチがないのでドアを閉める際にガチャガチャ言わない仕様です。これはすごい…。

私自身、ドアを音を立てて乱暴に閉める人間が好きではありません。なので、こんな素敵なドアがあるのかと感動してしまいました。もう全世界共通でこの仕様にしてくれ…。

いやー、このドアを知れただけでも今回ナインアワーズに泊まった甲斐があるよ。。

仙台の町を散歩する

夜の仙台を散歩した。

シャワーを浴びて一息ついたところで、仙台の町を散歩することにしました。といっても仙台は昔わりと来たことがあるので真新しい感じはしないんですよね。

今回、何故この地に来たのかというと、古い友人と会うためです。実は卒検の合格が決まったあたりで会えるかどうか連絡をしていたのでした。

待ち合わせの時間まで時間があったので、夜の仙台駅周辺を散歩していたというわけです。しかし、昔に比べてなんかガラが悪くなった気がするな。。笑

友人と牛たん一福で食事をした。

友人と再会して、牛タンの店に連れていってもらいました。牛タン一福さんというお店ですが、向かってみるとわりとホテルの近くだった。笑

友人とは会うの何年ぶりかな?友人関係って久しぶりの感じがしないのがいいんですよね。

牛たん一福で食事(1)みそ漬け牛たんを食べた。

牛たん一福さんは味噌漬け牛タンというのが有名だそうで。初めてみましたが美味しかったです。

この友人は昔から少し変わった料理を知っているのが面白いところなんですよ。Googleマップを見せてもらったら全国メモでぎっしりでした。ほんと尊敬。

牛たん一福で食事(2)

合宿免許のことをはじめ、お互いの最近の生活のことなども話しました。

友人というのは不思議なものです。いっときは似たようなところで同じ時間を過ごしたはずなのに、様々な選択を経ていつの間にかお互い違うことをしているんですよね。

次に会う時はお互いまた変化があるんだろうなあ。

締めのラーメンを食べにらーめん堂仙台っ子に向かった。

牛タン一福さんをあとにして、締めのラーメンでも行こうとらーめん堂仙台っ子に向かいました。

日や時間によっては並ぶそうで、「どうかなあ?」と言っていましたが、私たちが着いた時はすぐに座ることができました。

でも、座った後にしばらくして外を見たら並んでいたのでタイミングが良かったのかな。

らーめん堂仙台っ子で仙台っ子ラーメンを食べた。

仙台っ子ラーメン(だったと思う)を注文しました。ラーメンは豚骨醤油系で美味しかったです。ライス無料といわれるとまだまだ付けちゃいますねえ。

お酒は年々弱くなっているのですが、胃もたれは人生で一度もありません。なので年とっても食生活は変わらないかな?と思っていますが果たして…?

ラーメンを食べて友人と別れました。夜の仙台を一人で歩いて、ナインアワーズに到着。身支度をして就寝です。

まとめ

以上、大型自動二輪(MT)免許習得記(7)いざ、卒業検定!でした。

まずは卒業試験を一発で合格できてよかったです。環境の変化を求めて飛び込んだ世界でしたが、思い返すと楽しい思い出ばかり。挑戦して大正解でした。

村山の土地も良かったですが、出会えた人たちが明るく前向きで素晴らしかった。彼らとの関わりの中で、行動的な自分を呼び覚ますことができたように思えます。本当に感謝。

今回の旅ではもらってばかりでしたが、本来はよくないですね。元気をもらう以上に、人に元気を与えられる存在でありたいものです。その点は反省です。

さて、そんな合宿免許生活でしたが、ただでは終わらせずそのまま仙台に向かいました。こうやって行動的な部分が出てくると、本来の自分だなという感じがします。

大型自動二輪(MT)免許習得記は次回(8)で完結ですが、免許の併記が残っているので実際は(9)まで続くかな?いつも読んで下さってありがとうございます。

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