自転車

旅と耳栓、状況に応じて複数の耳栓を使い分ける

自転車、オートバイ旅の耳栓選び-アイキャッチ画像

今回は私が旅に出る際に使用している耳栓についてです。

耳栓はその名の通り、耳に付けて外部の音を遮音するためのアイテムです。自転車やオートバイ旅では、結構な頻度で使用機会があります。

そういうのも、自転車やオートバイ旅の宿泊先は”それなり”の場所が多いからです。例えば、キャンプ場、フェリーの中、漫画喫茶、最悪は野宿などなど。

静かとはいいがたいこの手の環境で、耳栓は睡眠の質を向上させる良いアイテムです。

ところが耳栓というのは非常に多くの製品があります。自分に合ったものを探すまでが一苦労だったりもするんですよね。

今回は私が使用している耳栓についてまとめました。状況に応じていくつか使い分けていますが、その理由や探し方についても書いていこうと思います。

旅と耳栓、状況に応じて複数の耳栓を使い分ける

耳栓の種類色々、自分に合った製品を探す

自転車、オートバイ旅の耳栓探し-耳栓には多くの種類があるまず、手元にある耳栓(片耳分)を並べてみました。これらの耳栓はそれぞれサイズや遮音性が異なるんですよ。

耳栓って本当に種類が多いので、自分に合った製品を探すのが大変なんです。自分に合う製品を探すのは面倒だよという話は私のまわりでもよく聞きますね。

私が相談を受けた際、ひとまず以下のように回答するようにしています。

耳栓(MOLDEXとサイレンシア)お試しパックが便利

私の回答は「耳栓のお試しパックを2、3種類試してみたら」というものです。

今回でいえば、MOLDEX 使い捨て耳栓 お試し8種 ケース付(写真左)と、DKSHジャパン サイレンシア バラエティパック(写真右)などです。

上記2つのお試しパックで計14種類入っています。すべて試せば、形、サイズ、遮音性など何かしらの自分の好みの傾向がみえてきます。

これらの中に気に入ったものがあれば、以降は単品で購入すればOKです◎

耳栓(MOLDEXとサイレンシア)の特徴と傾向

耳栓(MOLDEXとサイレンシア)お試しパックの大きさを比較した

上記のお試しパックを並べてみました。上がサイレンシアで、下がMOLDEXです。

MOLDEXは全体的にサイズが大きめですね。私個人の感想ですが、MOLDEXは遮音性も高い傾向があると思います。

一方、サイレンシアはサイズが小さめです。遮音性はMOLDEXより劣りますが、圧迫感が少なく付け心地が良いと感じます。

2つの製品をおおざっぱにまとめると以下の通りです。

  • MOLDEX:遮音性が高いが、耳栓のサイズが大きい
  • サイレンシア:遮音性は遮音性がそれなりだが、小さい分、付け心地が良い

ただし、各社とも様々な形や弾力性、大きさの製品があるので一概にはいえません。思わぬところで自分に合う製品が見つかることがあるので、お試しパックは面白いです。

個人的によかったMOLDEXとサイレンシアの耳栓

MOLDEXではカモプラグ、ソフティ、メローズが好みだった

MOLDEXお試しパックの使い心地を分類した

まずMOLDEXを試してみた結果です。

個人的に遮音性、付け心地ともよかったのはカモプラグソフティメローズでした(写真上3つ)どれか1つならばカモプラグです。

それ以外は遮音性は良くても付け心地が悪かったり、そもそも遮音性が悪かったりと私には相性がよくなかったです。

MOLDEX耳栓の中でカモプラグ、ソフティ、メローズが好みだった

カモプラグ(写真左)、ソフティ(同真ん中)、メローズ(同左)を並べてみました。

遮音性能は遮音値で表され、公式HPによるとカモプラグはNRR 33dB、ソフティはNRR 33dB、メローズはNRR 30dBとのこと(*1)

遮音性はどれも良くて、耳の中に綺麗に収まると外の音がピタッと消えました。

3つの製品の遮音性能の差は個人的には違いが分からなかったのですが、そうなると付け心地の差がそのまま評価となります。

MOLDEXは全体的につくりが大きめで、耳の中に入れると圧迫感を感じやすいのですが、カモプラグはその中で一番しっくりときました。

サイレンシアではレギュラーが使いやすかった

サイレンシアの中ではレギュラー(黄色)が使いやすかった

次にサイレンシアですが、これは黄色のサイレンシア レギュラー一択でした。

MOLDEXと比べると、全体的に大きさが小さいので耳に入れやすく圧迫感も少なかったです。ただその分、遮音性は低めという印象でした。

そんな中で、耳に入れたときの圧迫感と遮音性のバランスをみたときに、サイレンシア レギュラーが最も使いやすいと感じました。

遮音性を追求すればMOLDEX製品ですが、圧迫感や痛みなどの違和感を感じにくいのはサイレンシアだったので住みわけ、ないし使い分けが良さそうです。

旅用途において耳栓を複数使い分ける

MOLDEXのカモプラグとサイレンシアのレギュラーを使い分ける

ここまでMOLDEX、サイレンシアの耳栓について紹介しました。私の中で遮音性重視ならばMOLDEXのカモプラグ、付け心地ならばサイレンシア レギュラーでした。

ここまで分かったところで自転車、オートバイ旅に実際に持っていってみました。

個人的にはMOLDEXのカモプラグを多用するかなと想定していたのですが、実際にはサイレンシアのレギュラーを最も愛用する結果となりました。

その理由として、遮音性が高すぎると怖さを感じることがあったからです。

例えば、キャンプ場だと他の人や野生動物の音が分からなくなりますし、漫画喫茶での仮眠中も他の人の音に鈍くなってしまいちょっと怖いなと感じました。

その点、サイレンシアのレギュラーはまったくの遮音とまではいかないので(個人的には十分なくらい静かになります)バランスがよくて使いやすかったです。

使い勝手がいいのはサイレンシアでしたが、フェリーの中ではカモプラグがよかったです。

フェリーの移動中は結構な音がしますからその音を消すのに役に立ちました。セキュリティが確保されている場所なら効果を発揮しますね。

まとめ

以上、旅と耳栓、状況に応じて複数の耳栓を使い分けるでした。

経験的に旅先における睡眠のトラブルは、翌日以降の体調を崩しやすいです。自分以外は制御がききませんから事前に対策を準備しておくと安心ですね。

耳栓は騒音のトラブルに有効です。ただ、今回紹介したように耳栓は種類が多く、自分に合った製品を探すまでが一苦労。

お試しパックを利用すれば、比較的安価に自分に合ったものを探す確率を上げることができます。

色々試してみると、ピタッとはまる耳栓に出会うことがあります。昔、1つ試したけど合わなかったから…という人にも諦めずにぜひ試してみてほしいですね◎

参考にしたサイトや文献

*1 MOLDEX | フォームタイプ耳栓
*2 SILENCIA®  | サイレンシア バラエティパック

クロスカブ生活、若かりし頃の夢を実現する