クロスカブにマルチマウントバーを取り付けました。
運転に慣れてくるとカスタマイズに興味が出てくるものです。カブ系は拡張性が高く、スマホ台やUSB電源、グリップヒーターなどなど、ハンドル周りだけでも様々な改良を行うことができます。
しかし、クロスカブの標準ハンドル周りはやや狭く出来ていて、拡張性がよいとはいえない状態です。
そこで今回はこれから色々な部品を取り付けて楽しむための土台作りということで、マルチマウントバーの増設を行うことにしました。
これは自転車でも同様の拡張をしていたので、非常にイメージの付きやすい改良でした(カゴ付き自転車とハンドル周辺アクセサリーの干渉問題を解決する)
この記事の内容
- ハンドル周辺のアクセサリーを増やすための土台作り
- ステンレス素材にこだわった
クロスカブにマルチマウントバーを増設
クロスカブのハンドル回りを改めて観察
まずはじめに、これがクロスカブの標準ハンドル周りの写真です。
ハンドルがクネクネと曲がっているので、アクセサリーが取り付けられるスペースが意外と少なかったりします。
USB電源に、スマホホルダーなんかを付けたらもういっぱいいっぱいかな…?今回はここに拡張用のマルチハンドルバーを取り付けてみようと思います。
デイトナ マルチマウントバーSC 96152
そんな訳で今回購入したのはデイトナ マルチマウントバーSC ブラック/ゴールド 96152です。色は本体がブラック、ネジの周りがゴールドになります。
この製品の対応車種としてクロスカブJA10が紹介されることが多いのですが、公式HPを覗いたところ、私の所有するJA45の表記も見つけました◎
本体の色とネジの組み合わせで4つの商品があるみたいですね。本体/ネジ色の順に、ブラック/クリアーが96149、クリアー/ブラックが96150、クリアー/レッドが96151、ブラック/ゴールドが96152だそうです。
私のクロスカブは本体が黄色なので、ネジ色がゴールドだとワンポイントになっていいかなと思ってそれを選びました。
この製品の魅力はステー部分がステンレス製という点です。よくあるスチール(鉄)製と比べると軽いし(265g)錆びづらく維持がしやすいかなと思いました。
剛性という意味では、スチールに軍配が上がりそうですが、そもそもリア、フロントキャリアとかと違って大したものは載せませんからね(積載目安重量は1.0kgとのこと)
キャリアなどはしっかりと、拡張バーは機能性重視という風に素材選びもメリハリが大事かなと考えています。
素材といえば、自転車旅用のキャリアは折れたりしても修理(溶接)がしやすいクロモリ製を選ぶことがありますが、オートバイ業界はどうなのかな?
実際にマルチマウントバーを取り付けてみる
取り付け方法は非常に簡単です。純正のブレーキホルダーのボルトを外して、今回購入した部品を取り付けます。その際、元々のボルトから付属のボルトに交換します。
純正ボルトを外す際は、対辺10mmのコンビネーションレンチを使用しました。かなり硬かったので、しっかりとかみ合うものが安心ですね。
マウントバーを取り付けていくのですが、2種類の方法があります。
写真にある銀色の金具を下向きか上向きかにするかの違いなのですが、これによって、マウントバーの位置を(多少ですが)上下させることができるからです。
実際にどれくらい高さが変わるかみてみましょう。
1.マウントバー金具下向き(説明書通り)
まず説明書にある金具下向き時の写真です。バーとメーターがほぼ同じ高さになります。
下向きにした時は、メーター近くが若干狭くなります。写真のピンクで丸した部分が干渉こそしないもののギリギリなんですよね。ここは設置できるアイテムが限定されそうです。
上から撮影するとメーターとマウントバーがギリギリであることがよく分かりますね。
バー自体はアイテム取り付け有効長210mmとのことですが、この下向き設置のやり方ではすべて有効に使えないかもしれません。
ただ、このマウントバーの高さは目線に対して丁度よく、何を取り付けても扱いやすい(見やすい)です。
2.マウントバー金具上向き
次に金具上向きの状態です。先ほどの金具下向きと比べて、バーの位置が随分と上がったのが分かります。
この状態だと一切の干渉がないので、マウントバー有効長210mmを端から端まで活用することができます。
ただ、個人的にはちょっと圧迫感があるかなと感じるのがマイナスです。
上から見るとこんな感じです。
この高さからアイテムを装備していくので、目線がさらに上がりますしメーターとマウントバーが被るので、メーターも少し見にくいですね。
拡張性を取るか視覚性を取るかは好みだと思います。自分は圧迫感が嫌だったので金具下向き(説明書通り)としています。
せっかくなので、試しにスマホホルダーを取り付けてみました。
パイプ径が22mmなので、自転車関係の部品を取り付けることができます。このスマホホルダーも流用品です。
積載目安重量は1.0kgとのことですが、ネジでしっかりと固定されていますし、スマホ、ドリンクホルダーなど大抵の物は大丈夫でしょう◎
まとめ
以上、クロスカブにマルチマウントバーを増設して拡張性を向上させるでした。
今回のマルチマウントバーを追加したことで拡張性が格段に向上しましたね。
重量が軽めのアクセサリーはこのマウントバーに、重いものを支えるフック類や配線を取りまわすもの(USB電源、グリップヒーターなど)はハンドルに直付けしていこうかなと思います。
それと自転車とバーのサイズが同じだったことが意外でした。使用していなかったスマホホルダーが流用できてよかったです。他にも色々あるので試してみたいと思います。
参考にしたサイトや文献
*1 デイトナ | マルチマウントバーSC 96152
クロスカブ本体の改良
本体(JA45)購入 / 外装カバーの着脱 / リアキャリアの拡張 / リアボックスの追加【リアキャリア延長による加工も】 / ホムセン箱の改良(ボルトやフックの増設) / マルチマウントバーの増設 / スロットルアシスト / ナンバープレートに荷掛けフックを追加 / 2ポートUSB電源 / バーエンド着脱とスロットルパイプの交換 / グリップヒーター取り付け / サイドバッグサポート / パニアバッグ取り付け / 右サイドスタンド / エアバルブ角度の変更 / テールランプのLED化 / エンジンオイルの交換 /
クロスカブまわりの道具
身に着けるもの(ヘルメット、ジャケット、手袋etc…)
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