特別定額給付金10万円をフルベットして資格の取得を続けるミニ企画です。4回目の本記事では、3級ファイナンシャル・プランニング技能士の取得を目指します。
ファイナンシャル・プランニング技能士(以下、FPないしFP3級)はお金に関する国家資格です。(1)ライフプラン(2)保険(3)資産運用(4)税金(5)不動産(6)相続、の6分野で構成されます。
上記の6分野がまんべんなく出題されるので、各分野を”広く浅く”学ぶことができます。
この広く浅くな性質上、合格そのものよりも理解した内容に価値があると考えています。前回合格した日商簿記3級に近いものを感じますね。
本企画では序盤から中盤にかけて、第二種電気工事士や第4類 危険物取扱者など、”使える資格”をいくつか取得してきました。後半は日商簿記3級(前回)やFP3級を通じて、お金の知識を深めていきます。
3級ファイナンシャル・プランニング技能士の取得
FP3級の試験概要
FP3級の試験は、学科と技能の2つから構成されていて、ともに合格する必要があります。以前はペーパー試験でしたが、現在はネット試験(CBT方式)に移行していて同日、別日受験とも可能です。
実技試験とありますが筆記形式で、内容は学科の応用(活用?)というイメージです。
各科目とも正答率が6割以上で合格で、問題数は学科が60問(36問以上正解で合格)実技が20問(12問以上〃)となります。
CBT方式は前回の日商簿記3級で経験しているのですが、日にちや時間、場所の融通がきくのが良いですね◎
ちなみにFP試験には、日本FP協会(FP協会)金融財政事情研究会(きんざい)の2種類があるようです。どちらで受けてもFP3級の合格資格が得られます。
実際は実技の内容が異なるようですが、問題の広く浅くをやっているのはFP協会のようなので、そちらにしました。
勉強方法は本質を理解するじっくりスタイルで
本企画の勉強方法として、合格優先と内容の理解重視の二通りがありました。今回のFP3級は、内容の理解を重視します。
冒頭で少し触れましたが、FP3級は合格そのものよりも、その内容を理解して今後に活かしていくことに価値があると考えています。この考え方は前回合格した日商簿記3級と同じです。

と、偉そうなことをいいましたが、勉強方法は過去問を解き続けただけでした。
FP3級ドットコムというサイトの過去問道場を利用してひたすら解き続けて、不明点が出てきたらYoutubeの動画を補足的に活用しました。
Youtubeの活用は本企画を通して身についた技のひとつなのですが、不明点の解説動画をピンポイントで調べられるので本当に便利なものです。
FPの難易度は人生の経験値によって変わる
FP3級は(1)ライフプラン(2)保険(3)資産運用(4)税金(5)不動産(6)相続の6分野から構成されます。
実際に問題を解いていると、経験のある税金や資産運用、相続の知識は何となく解けることが多く、逆に経験の少ない保険、不動産などは不正解を出すという傾向がありました。
ただ、不得意な保険のなかでも自動車保険はオートバイの任意、自賠責保険で散々調べたのでそこは無勉強でも分かるのですよね。

こんな感じで、FPの内容は自分自身の経験の有無によってその難易度が大きく変化すると感じました。
FPの勉強当初、テキストや過去問を書店で確認したのですが、どれも結構分厚くて「うっ…」と尻込みしたことを覚えています。しかし自分が知っている内容を除くと勉強する範囲はわりと減少しますね。
それにくわえて、3級の難易度を下げる要因に、問題の選択肢が3択だったり、〇×問題があったりすることがあります。合格する”だけ”ならば、そこまで苦労はないかなと感じました。
…と、最低限の心の保険をかけつつ(笑)、過去問サイトで勉強を続けました。約1か月ほどで自信がついてきたので、CBT試験を受けることにしました。
学科試験

今回、学科と実技は別日に受験することにしました。3月に受験することを考えていたのですが、いざ予約を取ると3月は丸々休止期間とのことで4月にズレるという。泣
その休止期間の影響もあってか(?)、4月頭は予約が詰まっていてうまく希望を取れませんでした。そのため無理をせず日を分けています。
そんな経緯でまず学科試験のみ受験しました。今回の試験会場は、池袋駅にあるiSERVE池袋西口テストセンターです。良い経験なので、CBT試験の会場は毎回違う場所を選んでいます。
設備更新工事のため25年7月まで閉鎖中(予定)の東京芸術劇場を横切り、目的地に向かいました。ローソンの横あたりにテストセンターのある大晴ビルを見つけました。

30分くらい前に試験会場に到着すると、名前と本人確認証の確認、一通りの流れを聞いて、荷物をロッカーに入れたのちパソコン室に案内されました。
パソコン室はこじんまりとしていましたが、静かな環境でよかったです。耳栓とイヤーマフも標準で置いてありました。
試験内容は見たことない問題がちらほらあったものの、ケアレスミスがなければ合格点は超えるかなというところ。試験を受け始めたら合格すればいいやの精神なので、完璧は求めず進めました。

試験時間を過ぎるか、画面の終了ボタンを押すと試験終了となります。画面に結果が映し出されて、帰り際にスコアレポートを渡されました。
結果は42/60点でした。6割の36点は超えていますが、もう少し点数を取りたかったな。全体的に抜け落ちがあった感が否めず、反省です。
ちなみにこのスコアレポートで点数は分かりますが、合否は翌月中旬という謎仕様。ここは合格していると割り切って実技試験にいきましょう。
実技試験

1週間ほど経過したのち、実技試験を受けました。
今回の受験会場新宿駅前テストセンター(新宿西口)です。この会場は新宿駅南口から徒歩5分程度にあるDaiwa西新宿ビル内の8Fにあります。駅から近そうだったので選びました。
ちなみにこの日は以前から新宿に用事が決まっていたので、交通費をケチる目的(笑)で抱き合わせました。
この会場は駅から近いのですが、一旦地上に出る必要があります。悪天候の時を考えると、同じ新宿ならば日商簿記3級の際に利用したANES新宿センタービルテストセンターは駅からの地下通路から直結です。少し遠いものの覚えておくと便利かもしれません。

さて、試験が始まるまでの流れは学科試験のときとほとんど同じです。
それで、まず試験会場の感想からいうと、もう二度とごめんかな…という感じでした。
スタッフの方々の対応が悪い意味で機械的…というか終始雑だったこと、私が試験を受けた部屋は耳栓もイヤーマフもなかったこと(後から言ったら耳栓を貰えました)、同じ部屋にいた他の方にトラブルが起きて、その解決のためかスタッフが本部(?)に大声で電話をかけ続けていたことなど、挙げだすとキリがないくらい色々とありました。
今までの会場と比べるとがっかりな出来事の連続でしたが、今までの会場が特別良かったのか、今回の対応が”普通”なのかは分かりません。

まあしかし、これも修行ですね。こういうトラブル経験も含めて、今はあえて色々な試験会場を選択しているので、他責思考をしても始まりません。
こういう時はディフェンシブに自分の力を確実に出すことに集中します。
まわりに流されず、変なケアレスミスに気をつけて問題の回答を続けました。今回はいつもより多めに見直しをして終了ボタンを押したら100点だったので一安心。
学科が中途半端な得点だったので、今回はしっかり点数を取れて嬉しかったです。レポート用紙を貰って速攻で帰宅しました。次は違う会場にしよう…。
試験終了後、翌月15日以降に合格証が郵送された

25年5月に結果が郵送されました。なかには簡単な合格通知と合格証が入っていました。毎回のことですが、合格証の類を貰うとホッとしますね。
スコアレポートは受験日当日、合否は翌月中旬以降という謎仕様ですが、合否が分かるまで次の試験が受けられない点に注意が必要です。
これは次の級の2級はもちろんのこと、3級の学科・実技のどちらかを落とした場合も合否結果を受けてからでないと再受験ができないようです。
この点は受験直後に新しい予約ができる日商簿記のCBT受験は良かったですね。あと合格証がデジタルなので邪魔になりません。笑
FPは国家資格なので裏で登録作業(?)とかあるのかもしれませんが、もう少しスピーディーにしてくれると嬉しいかな。
まとめ
以上、特別定額給付金10万円の使い道(四)3級ファイナンシャル・プランニング技能士の取得でした。
3回目から少し間が空きましたが、また1つ確実にクリアすることができてよかったです。
FPの内容は、全分野とも広く浅くでよく出来ているので、学生のうちや社会人になる前に挑戦しても良いですし、歳を重ねてから改めて勉強しても新たな発見があると思いました。
当初「大変かな…?」と身構えたのですが、どれも実用的で興味深い内容だったので1つ1つ丁寧に過去問を解いていたらいつの間にか苦も無く終えました。
個人的には税金の範囲が好きでした。配当控除と外国税額控除の違いなどタメになる内容が多かったです。
それと、今回は先に取得していた日商簿記3級の知識が役に立ちました。バランスシートや減価償却など、パッと思い出して活用することができました。少しずつですが、以前まいた種が繋がっていく感じがしています。
日商簿記3級、FP3級ともお金の知識としてとても良いですね。これら2つは受験料だけで済んでいるので(笑)コスパもよくて気に入っています。
さて、今回の挑戦を終えて残すところ20,000円を切りました。あと1つ挑戦できればいいかなというところ。挑戦内容はなんとなく決めているのですが、またしばらくかかると思うので気長にお待ち下さい。笑
●今回かかった費用●
- テキスト代:0円
- 試験料:8,000円
- 事務手数料:107円
計 8,107円(+別途 交通費)
●本企画の合計(収益と費用)●
―収益 ※1
- 第二種電気工事士過去問の売却益:510円
―費用
- 危険物取扱者(乙種第4類) 計 10,827円
- 日商簿記 3級 計 3,400円
- 第二種電気工事士 計 50,426円
- 危険物取扱者(丙種) 計 8,880円
- +各試験会場への交通費代(上記4個の資格分)
合計 81,130円 ※2(+別途 交通費 ※3)
※1 不要になったテキスト類を売却し,得たお金は本企画の予算に戻します。
※2 総費用-総収益。
※3 交通費は載せていませんが記録はすべて取っています。交通費も含めて10万円を超えたら企画終了です。
最後に本企画はコロナ下で配られた特別定額給付金10万円を元手に行っています。きっかけをくれたことを日本国に感謝しています。ありがとうございました。

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