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泥よけ付き自転車とミニVブレーキのゴム製ブーツの相性

ミニブレーキのブーツと泥よけの相性について-アイキャッチ画像

先日、ミニVブレーキの清掃、部品交換をしている際にゴム製のブーツ部分に気づきがあったので記事にします。

私の自転車はプレシジョントレッキング(以下プレトレ)と呼ばれる自転車です。カゴ、泥よけ付きというママチャリ状態ですが、ドロップハンドル+STIレバーという仕様です。

STIレバーを動かす都合でミニVブレーキを使用しているのですが、フロントブレーキのワイヤーが泥よけにこすれる問題がありました。

その部分にはブーツと呼ばれるゴム製のキャップを付けるのですが、こすれて破損することが多いので他社のものも含めて何度も交換してきた経緯があります。

今回の清掃作業の際に初心に戻ってシマノ純正のものに交換したのですが、改めて気づき、感心したことがあったのでここに書き記しておきます。

泥よけ付き自転車とブレーキのブーツの相性

たまに破損するブレーキのブーツを交換する

コンパクトVブレーキ(BR-R353フロント)とルーラ製ブレーキブーツ

ブレーキのブーツというのは、左右のブレーキをワイヤーで繋ぐところにあるゴム製のパーツのことです。

ブレーキ本体の可動部分に取り付ける性質上、他の部品とのすれやタイヤからの汚れを受けます。または紫外線によるダメージで傷んでくるので、消耗品という扱いです。

私は元々付いていた純正品が壊れて、ルーラー Vブレーキ ブーツという他社製を取り付けていました。

ルーラー製ブレーキブーツの先端が劣化により破損した

何年か使用するとゴムの先端が劣化で破れてきてしまうことが何度もありました。こうなるとブレーキの取り付け部分からすぐに外れてしまうので新品と交換します。

私の場合、フロントブレーキのブーツは泥除けと接触するせいか、リアブレーキのブーツと比べて劣化が早いようです。

コンパクトVブレーキ(BR-R353リア)の形状

リアブレーキのブーツは汚れはみられるものの破損はありませんでした。見ての通り何かに接触する訳ではないので、持ちが良いようです。

こちらは掃除をすればまだ使えるかなと判断してそのままとしました。

手元にあった自転車のブーツ部品を集めた

というわけで、フロントのブレーキのブーツ交換を行っていきます。

自転車の改良をしていると色々な部品が貯まるものです。使えそうなブーツ系パーツを集めてみました。袋に入っているものは使用しているブレーキ(BR-R353)の純正品です。

フレキシブル リードパイプ (CBP04100)のブーツを試した

今回はあえて色々試してみようということで、まずは手元にあった中で一番長さのあるフレキシブルリードパイプに付属のブーツを使用してみました。

このブーツは泥よけの幅より長いので、泥よけの上を完全に通過できるのがいいですね。

ブレーキ動作時の左右の動きでブーツが外れてずれてしまった

ところが、ブレーキ操作時にブーツが外れてしまうトラブルが頻発しました。

ブレーキ時にブレーキ本体が左右の動きをしますが、その際泥よけとこすれてしまい外れてしまうということのようです。

このブーツは平べったい造りなので、泥よけに接触する面積が大きく摩擦、抵抗が大きいのかもしれません。これはルーラーのブーツもたまに発生する問題でした。

シマノ- BR-R353ほか用リペアパーツ-ブーツ(Y8KW06000)の使用感1

そこで今回は初心に帰り、シマノの純正品(Y8KW06000)を試してみました。するとここで2点、形状と材質の良い気づきがありました。

まずシマノの純正品ブーツは形状が良くて、泥よけとよくフィットしました。

純正品は他社の製品と比べて先細りの形状です。そのため泥よけの山なりの形状(写真緑線)に沿うように配置できました。

ブーツと泥よけがまったく接触しないわけではないですが、接触時の抵抗は以前よりも少ないと感じます◎

シマノ- BR-R353ほか用リペアパーツ-ブーツ(Y8KW06000)の使用感2

次に純正のブーツ(Y8KW06000)の材質、特に伸縮性が良質だと感じました。

純正ブーツはブレーキの動作時にゴムがよく伸び縮みします。写真はブレーキ動作時のものですが、泥よけと接触してもその分、しっかりと伸縮してブレーキ本体から外れることもありません。

特にブーツの真ん中のゴムがグニュッと縮んで良い感じです(写真緑矢印)。

私のようにミニVブレーキと泥よけを組み合わせる際は、純正のブーツもしくは似たような形状のものを使用するのが良いと分かりました。

まとめ

以上、泥よけ付き自転車とミニVブレーキのゴム製ブーツの相性でした。

こんな小さな部品にも相性があるのだなと改めて気がつかされました。

私の場合、先細りの形状とよく伸縮する材質が、自分のフロントブレーキまわりの環境によくマッチしていましたね。

純正品は購入初期の時だけで、破損後は他社製を使い続けていたので意外なところに正解があったなという感じです。

リアブレーキのブーツは何を付けても問題ないので、「まあ消耗品だし安いのでいいかなあ」という気持ちでした。

それぞれ良しところはあるので、これからはフロントは純正品、リアは他社製など組み合わせて使っていこうと思います◎

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