コミネのバイクジャケットに追加で取り付け可能な、脊髄(背中)プロテクターを購入しました。
私はバイクジャケットを2着所持していてそれで1年間を過ごしています。その2着は夏用のフルメッシュジャケットと、冬(+春・秋)用の3シーズンジャケットです(ーバイクジャケットは年間2着で乗り切るより)
どちらも手頃な価格で気に入っているのですが、夏用のフルメッシュジャケットを洗濯している際に「脊髄(背中)プロテクターだけ案外ペラペラなんだな」という感想をもちました(―オートバイ用フルメッシュジャケットを洗ってみるより)
その脊髄(背中)プロテクターは、より頑丈なオプション品があるということで今回交換してみた次第です。私の場合、2着のジャケットともコミネ製で、今回のオプションプロテクターに対応していたので、使いまわせて重宝しています。
この記事の内容
- 脊髄(背中)のプロテクターを強化する
- 自分のジャケットが対応しているか確認する(重要)
コミネバイクジャケットの脊髄プロテクトを強化
今回購入したコミネの脊髄プロテクターは、コミネ製のすべてのジャケットに対応している訳ではありません。自身のジャケットが対応しているかどうか、公式HPにて調べることをお勧めします。調べ方は当記事の中ほどでも説明します。
コミネ バックインナープロテクター LSK-829を購入
今回、購入したのはコミネ バックインナープロテクター LSK-829 CE規格レベル2です。
写真左が標準装備のプロテクター、右が今回購入したものになります。新しく購入したバックインナープロテクターは、見た目からも造りがしっかりとしているのが伝わってきますね(今までがペラペラなだけ?)
この製品は欧州CE規格レベル2を取得しているそうです。最初なんのこっちゃと思ったのですが、欧州の安全基準として最も厳しいテストを通過したものと理解しました。
内側(背中に触る側)の写真です。先ほどの外側はゴツゴツしていて暑苦しそうにみえますが、実はメッシュ素材で出来ていて、風通しが良い構造です。
夏のフルメッシュジャケットとも相性が良いと感じました。
元あるプロテクターより圧迫感がありますが、装着してみると見た目ほどではなく私は気に入っています。重さは少し足されますが、安全性にはかえられませんね。
プロテクターの曲がり方にもひと工夫あります。
プロテクターを軽く曲げてみると、背中を丸める方(緑矢印方向)には曲がり、反対側(紫矢印方向)には反らないように設計されています。
つまりバイク乗車時の前かがみ姿勢は難なくできて、事故などで吹き飛んだときはのけぞりにくいという感じですね。
この曲がる構造を作っている人口脊髄ともいえる部分はプラスチックシェルと呼ばれ、写真でいうところのピンク矢印のところです。曲げてみるとシェルとシェルの隙間が広がっているのが分かると思います。
このプラスチックシェルはサイズによって枚数が異なります。Mなら4枚、Lなら5枚です。
【大前提】ジャケットに適合するか事前調査をする
オプションプロテクターのマークを正しく理解する
冒頭でも触れましたが、今回のコミネ バックインナープロテクター LSK-829 CE規格レベル2という製品はコミネのジャケット全てに適合するわけではありません。
おおざっぱに分類すると、2015年秋冬以降のジャケットは装備可、それ以前は装備不可となるのですが(女性サイズなどで一部例外あり)各ジャケット、プロテクターに表示されているマークによって見分けることが可能です。
まず各オプションプロテクターには専用のアイコンが用意されています。このアイコンが自分のジャケットに表示されていれば、装備OKというわけです。今回は脊椎プロテクターなので水色の”DX Back”が表示されていれば対応します(写真ピンク矢印)
後はこれが自分のジャケットに対応していれば装備可能です。以下公式HPのジャケット詳細ページを張り付けておくのであわせてご確認下さい。
自分の所持するジャケットに適合するか確認する
写真は私の所持するジャケットのラベルです。左が夏用のコミネ JK-128 プロテクトフルメッシュジャケットで、右は冬ものコミネ JK-579 プロテクトソフトシェルウィンターパーカ-イフです。
ピンク矢印のところにどちらもDX Backの表示がありますね。今回の脊椎プロテクターを装備できそうです。
ちなみに2つの製品のラベルの違いは黄色のSIDEアイコン(緑矢印)の有無です。つまりサイドプロテクターが装備できるか否かという意味になります。
2種類のサイズ展開、しかしサイズ感は同じ
コミネ バックインナープロテクター LSK-829はMとLの2種類のサイズが展開されています。
大きな違いはプロテクターシェルの枚数で、Mは4枚、Lは5枚です。公式情報によるとWS~LサイズまではMサイズを、XL~5XLまではLサイズを推奨とのこと。
ただ、M、Lサイズともサイズは横300mm×縦460mmで共通なんですよね。なので物理的なサイズ感だけみるとどちらでも入るような…?
実際、私はフルメッシュジャケットがLサイズ、3シーズンジャケットがXLサイズです。プロテクターは冬用にあわせてLを購入しましたが、どちらのジャケットにも装備できました。
極端に小さいWSサイズジャケットでLサイズプロテクターを装備しようという人はいないと思いますが、私のような夏(L)、冬(XL)といった微妙なサイズ違いで悩む人はいるかもしれません。
この程度だったら、2つのプロテクターを用意せずとも1種類でカバーできるのではないかと。小さいMサイズプロテクターなら確実に入ります。
ただ、メーカーの提案とは違うので、最終的には自己判断になりますね。
ジャケットに装備すると多少圧迫感が増す
元から付いていたプロテクターに比べると、このバックインナープロテクターはしっかりしている分、多少圧迫感が増します。
私は普段Lサイズの服を着用しますが、冬用ジャケットは腕の引っ掛かりもあって1つ上のXLサイズを購入しました。最初少し大きかったかなあと思いましたが、このプロテクターを付けると背中周りは良い感じに収まりました。
夏用のフルメッシュジャケットはLサイズですが、こちらは問題なくLサイズプロテクターが装備できてきついとも感じませんでした。夏と冬では重ね着具合も変わりますからそういうのもあるのかな。
私の場合、冬用に関しては1サイズ上のジャケットで正解だったかもしれません。私は洋服の圧迫感が気になって仕方ないタイプなので、一応記載しておきます。
脊椎プロテクターSK-829の装着方法(共通)
最後に脊椎プロテクターの装着方法です。どのジャケットでも基本的な着脱方法は同じだと思います。ただ、3シーズン用はインナーを取り外す工程が加わるのでプラスαされます。
作業としてはマジックテープを外して、プロテクターを引き抜くだけです。装備方法はその逆になります。
写真の緑で丸したところにマジックテープがあります。取り外しの際、ピンクで線を引いた背中の膨らみが引っ掛かるので少し曲げるなどして上手に引き抜きましょう。
元々装備されているプロテクターは簡単に曲がるしすぐに取り外せるのですが、新しく購入したバックインナープロテクターはゴツゴツして曲げにくい分、着脱がやや大変です。
【インナーあり】コミネ JK-579の場合
3シーズンジャケットの場合は、まずジャケットのインナーを取り外します。
とはいってもチャックを外すだけです。インナーを外すとプロテクターが現れます。後の作業は上述の通りです。
まとめ
以上、コミネバイクジャケットの脊髄プロテクトを強化でした。
元あるプロテクターは何だったのかというくらいしっかりして驚かされます。知らず知らずとはいえ、今までよくあのペラい素材で走っていたなと…(^^;)
オートバイは安全第一ですから、これからはこのプロテクターにお世話になろうと思います。
今回のバックインナープロテクター購入を経験してCEレベル2という規格をはじめて知りました。他の部位もあるようなので、少しずつ購入していこうかなと思っています。
参考にしたサイトや文献
*1 コミネ(komine)公式HP | ジャケット一覧
*2 コミネ(komine)公式HP | CE規格について
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