日常生活のこと

自宅の照明スイッチを交換して学んだこと【電気工事1回目】

電気工事1回目-照明スイッチの交換-アイキャッチ画像

先日、第二種電気工事士の資格を取得したので、早速、簡単な工事から始めてみることにしました。今回は自宅のいくつかの照明スイッチを新しいものに交換しました。

スイッチやコンセントの交換あたりから始めて、LEDライトのバイパス工事や、屋外オートライトの取り付けなどにステップアップ出来たらなと考えています。

今回は片切・3路のシングルスイッチ、片切ダブルスイッチまで挑戦してみました。その中で感じたことをまとめました。

本記事の作業内容は電気工事士の資格が必要です。無資格の工事を推奨するものではないので、具体的な作業方法については触れません。

自宅の照明スイッチを交換して思ったこと

せっかくならワイドスイッチにしたかった

ワイドスイッチ3種類(片切、3路、片切ダブル)を購入して経験を積むことにした

今回は3種類、計4個のスイッチを購入してきました。購入したのは以下のパナソニック製のスイッチです。

  • コスモワイド21 埋込ほたるスイッチB(WTP50511WP) ×2個
  • コスモワイド21 埋込ほたるスイッチC(WTP50521WP)
  • コスモワイド21 埋込ほたるダブルスイッチB(WTP50512WP)

私の考えとしては、まずはオーソドックスな片切(B)スイッチの交換を2回経験して、その後、3路(C)スイッチ、片切ダブルスイッチと繋げていくものです。

現時点では、まだ電気工事士の実技試験の対策しか経験がないですから、1つずつ確実にこなしてまずは3パターンを経験しようと思います。

自宅の照明スイッチはフルカラー式なので、ワイドスイッチに切り替えることにした

ちなみに私の家のスイッチは全てフルカラータイプです。

1枚目の写真でも示しましたが、今回の交換でワイドスイッチを取り入れていきます。自宅には年寄りもいるので、これからのことを考えると押しやすさは大事だなと思っています。

片切・3路シングル、片切ダブルの順に挑戦した

ステップ1.片切スイッチの交換

フルカラースイッチのカバーを取り外した

まずは片切スイッチの交換を行いました。カバーを開けてまず感じたのは、土台のネジが緩んでいるのか、土台がガタガタと動くなあということでした。

また、カバーを外す際にカバーのピンが割れてしまうことがあったんですよね。スイッチは20年以上前のものなので、細かいところで劣化があるんだなと分かりました。

片切のフルカラースイッチの配線を観察した

ネジを外してプレートを引き出すと、実技試験でもよく出てきたVVFケーブルが確認できました。

スイッチ上部にほこりや壁の削れたものが積もっているのが印象的でした。いらぬ事故を起こさないようにケーブルの芯線はスイッチの中にしっかりと差し込む必要を感じました。

ワイドスイッチを取り付けて角度の微調整をした

古い芯線を切り落として新しく剥き直し、購入してきたスイッチに取り付けました。

この作業は実技試験の対策で沢山練習したので問題なくできました。ブレーカーを入れると無事に点灯。小さな成功ですが、嬉しいものですね。

その後プレートを壁に取り付けたのですが、まっすぐ平行になっているかが気になって、意外と苦戦しました。

カバーやスイッチ部分を付けてしまうとやり直しが面倒なので、それより前に位置を決めた方がいいなと分かりました。

ステップ2.3路スイッチの交換

コスモワイド21の片切スイッチと3路スイッチのスイッチ面の比較

次は3路スイッチを取り付けていきます。

ぱっと見、片切、3路の区別はつかないのですが、ハンドルを取り外すとスイッチの色が違うんですよね。片切は青(写真右)、3路は黄色(写真左)です。

コスモワイド21の片切スイッチと3路スイッチの配線接続面の比較

スイッチの裏側をみると、3路には0、1、3と表記があり違いが明らかです。

3路スイッチの配線の観察

3路の旧スイッチを取り出しました。スイッチに対して3本のケーブルが刺さっていることを確認しました。構造を頭で理解していても、初めて実物をみると何だか感動します。

旧スイッチを取り外して、新しいスイッチを取り付けました。基本的な作業は片切スイッチで学んでいたので、特に苦労することもなく交換を行うことができました。

ステップ3.片切ダブルスイッチの交換

片切ダブルスイッチの上部スイッチのほたる機能が故障していた

最後に片切のダブルスイッチの交換を行いました。物理的にスイッチが1個増えるので、何となく片切ダブルを最後としました。

交換しようとしていた片切ダブルスイッチは、長らく上スイッチのほたる機能が故障していました。思い立った時に自分で交換できるようになって嬉しいな。

元々付いていた片切ダブルスイッチの接続が不適切だった

片切シングル、3路スイッチと同じように旧スイッチの付いたプレートを出しました。

すると、ケーブルが不適切に接続されている箇所を発見しました。芯線がスイッチからはみ出てしまっています。

これは電気工事士の試験では一発アウトですが、現場ではわりとあるんだろうなあと想像しています。様々な力量の人間、その時の状況(納期)などあるでしょうからね。

今後もこういう場面はあると思うので、見かけたら丁寧に直していこうと思いました。

コスモワイド21の片切ダブルスイッチ(WTP50512WP)を取り付けた

作業自体は難しくなく、無事にダブルスイッチを取り付けました。

ダブルということで渡り線を作り繋ぎました。試験対策として余分に購入したVVFケーブルが活用できてよかったです。

まとめ

以上、自宅の照明スイッチを交換して学んだことでした。

第二種電気工事士を取得後の初めての作業ということで、片切と3路のシングル、片切ダブルの交換を行いました。無事にすべてのスイッチが交換できてよかったです。

フルカラースイッチからワイドスイッチに切り替わったので、押し心地がよくなったのも満足しています。

今回の作業で片切、3路、片切ダブルと基本的なところを経験出来たので、次は3路ダブルや片切トリプルなど、さらに発展させられたらいいな。

電気工事は始めたばかりで、まだまだ基本的なところのみですが、今まで出来なかったことが出来るようになるのはすごく嬉しいものです。

私はこういった小さい成功体験の積み重ねを大切にしているので、これからも1つずつレベルアップしていけたらなと思います。

電気工事を通してどこまで成長できるでしょうか?楽しみです。

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