クロスカブ(JA45)の外装カバー着脱方法のまとめです。
USB端子やグリップヒーターなどの電装関係を自分で増設し始めると、外装カバーを着脱する機会が増えます。しかし、これが意外と大変。
カバー自体が固かったり、ツメに癖があったりと毎回苦労するのですが、たまにしかやらない作業なので次の機会には忘れているのがお約束。
今回はカバー着脱の方法を自分用にまとめておくことにしました。
クロスカブ(JA45)のカバー取り外し方法
タコメーター周辺のカバー取り外し
まず、タコメーター周辺にあるカバー類の取り外しです。リング状カバーとライト裏の黒いカバーの2種類があります。簡単に外すことができるので、カバー外しの練習に丁度いいです。
ちなみにリング状カバー付近に2つのオプション電源があって、USB電源やグリップヒーターを取り付ける際に使用します。
リング状カバーの着脱方法
タコメーター下にあるリング状カバーを外してみます。作業はネジを取ってカバーを外すだけなので簡単です。
リング状カバーを外すために左右にあるネジを3番プラスドライバーで外します。2番プラスドライバーでも外せますが、ネジを舐めないように注意します。
2本のネジが外れたらカバーを外します。ツメで引っ掛かって外れにくいので(写真緑丸部分)、写真の矢印のように少し上に持ち上げつつ斜め上方向に外すようにします。
取り付け時は今の作業の逆ですが、ツメに引っかけてからカバーを合わせると簡単です。
ヘッドライト裏の黒いカバーの着脱
次はリング状カバーの下にあるヘッドライト裏の黒いカバーです。ネジを1本外してからカバーを外すのですが、リング状カバー同様ツメがあって取り外しにくいです。
このカバーはツメがすべて下向きなので、カバー全体を上側にスライドするようにして外します。外したカバーはヘッドライトを覆う黄色の骨組みの間を通しながら取り外します(ピンク矢印)
外したカバーの裏側を観察すると、4つのツメで固定されていることが分かりますね。
このツメの向きを意識せずに力任せに外そうとするとカバーやツメが割れてしまうので注意が必要です。
センターカバーとフロントカバーの着脱方法
次にセンターカバーとフロントカバーの着脱についてです。
これらのカバーはバッテリー周辺の配線を触るときや、アクセルスロットルの調整時に分解します。カバーは2つセットで着脱することが多いです。
個人的にはタコメーター周辺カバーの次くらいに触る箇所ですが、センターカバーの位置にベトナムキャリア(センターキャリア)を取り付けていて余計に手間がかかります。汗
センターカバーの着脱方法
センターカバーはネジ2か所でとまっているので(写真緑丸部分)、3番プラスドライバーで外します。センターキャリアを取り付けている場合は先に外しておきます。
一度目はネジが固いことがあるので、舐めないように注意します。
ネジが外れたらカバーを外します。カバーの引っ掛け箇所をうまく外すようにします。
今までのカバー同様にツメの向きがありますので注意します。自分はやや円を描くように、引っ掛け部分を他のカバーから外すようにしています(写真ピンク矢印)
装着時は今の逆の動作を行うのですが、センターカバーはぴったりとした設計です。取り付け時に他のカバーを傷つけないように注意しましょう。
センターカバーの右側のツメ取り付けに集中していたら、左側の引っ掛けで他のカバーを削っていた…みたいなことがわりとあります。涙
フロントカバーの着脱方法
フロントカバーを外す際はまずセンターカバーを外します(写真は付いたままの状態で撮影しました。混乱させたらすみません)
センターカバーを外したらフロントカバーのネジ(緑丸部分)をすべて外します。
フロントカバーは左右のカバーで一組です。左右フロントカバーに分解する前にクロスカブ本体からフロントカバーをまとめてはがして、後で分解する方が楽なので自分はそうしています。
そのためには左右のカバーをリアカバーの方へ引っ張る動作をしていきます(青矢印の方向にピンクの部分に向けて引っ張る感覚)
フロントカバーをリアカバー側にずらしていくと、リアカバーに接触するので事前に養生テープを張るなどして対応します。
左右のカバーを緑矢印のように押し広げつつ、ピンク矢印の方向に引っ張っています。この作業の途中でクロスカブ本体から無理なく外すことができます。
ただ、自分の場合、写真くらいのところで「バキッ!」と嫌な音がして左右カバーが分離しました。汗
フロントカバー着脱時の注意点ですが、何度も着脱を試みていると養生テープが削れて穴が開くことがあります。なので養生テープとタオルなどを組み合わせた方が安全です。
器用な方はタオルだけでも良さそうですが、自分は何かの拍子でタオルがズレたりをやらかしそうなので2重で対応しています。
さて、本題に戻ります。バキッ!と嫌な音がしてカバーが外れたのですが、幸い割れたりはしていませんでした。
カバーの構造を観察すると、分解のし難さの原因は3つのツメががっちりと噛み合っていることのようでした。特に真ん中の大きな爪が厄介な印象です。
この爪をクロスカブ本体に取りついた状態で外すのは大変なので、本体から一旦離したところで落ち着いて左右のカバーに分解するというのは合理的なように思えました。
それと余談ですが、ピンクで矢印をつけたネジ穴は簡単に外れますのでなくさないように注意します。
フロントカバーを外すとアクセルスロットルの調整ができるようになります。
写真の黒いカバーにあるネジを外すとアクセルの遊び調整ができます◎
まとめ
以上、クロスカブ(JA45)のカバー取り外し方法でした。
カバーの着脱ができるようになると配線や調整など作業の幅が大幅に広がります。メンテナンス方法の基本として覚えておきたいですね。
ただ、慣れない作業はしり込みしてしまうものですから、簡単なところから手をつけるのがコツだと思います。
ちなみに私はヘッドライト周辺のカバーを外しつつ、USB電源を付けたのが最初でした。
カバーを無事に外せても電装の知識がまた別に必要ですが(笑)簡単なところから1つずつこなして自信をつけていくのが近道です。
クロスカブ本体の改良
本体(JA45)購入 / 外装カバーの着脱 / リアキャリアの拡張 / リアボックスの追加【リアキャリア延長による加工も】 / ホムセン箱の改良(ボルトやフックの増設) / マルチマウントバーの増設 / スロットルアシスト / ナンバープレートに荷掛けフックを追加 / 2ポートUSB電源 / バーエンド着脱とスロットルパイプの交換 / グリップヒーター取り付け / サイドバッグサポート / パニアバッグ取り付け / 右サイドスタンド / エアバルブ角度の変更 / テールランプのLED化 / エンジンオイルの交換 /
クロスカブまわりの道具
身に着けるもの(ヘルメット、ジャケット、手袋etc…)
ヘルメット選び【SHOEI Z7】 (ヘルメット選び方) / グローブ3種【夏・春秋・冬】 / バイクジャケット / 脊髄プロテクターの追加 / ニーガードプロテクター / トレッキングシューズ / レインウェア