キッチンと洗面所の照明器具についている直管蛍光灯(20形)を、工事不要のLEDランプに交換しました。
背景として上記2か所の照明がつかなくなる、つきが悪くなったからです。しかし、自宅に余らせていた蛍光灯の在庫を切らしたため、次の選択肢で非常に悩みました。
そういうのも、該当の照明器具たちは設置から20年以上経過しているので、最有力の候補は本体丸ごと交換かなという気持ちがあったからです。ほかの候補として蛍光灯の再購入、工事不要の直管LEDの導入など。
最終的に妥協案として工事不要のLED直管ランプを導入したのですが、そこにいたるまでの経緯を残しておくことにしました。
妥協案として工事不要の20形直管LEDランプを導入
該当するキッチンと洗面所の照明器具を観察する
まずは今回問題になっている照明器具らを観察していきます。
1つ目はキッチンの流しの上に設置されたものです。紐でON、OFFをする一般的なタイプです。経年劣化で本体が黄ばんでみえます。
照明器具の構成は蛍光灯と点灯管です。蛍光灯の文字にFLとありますから、グロースターター形(FL)と考えられます。
照明器具のシールに型番やランプの詳細がありました。
蛍光灯の見方は、モノタロウの蛍光灯の種類と型番の見方というページが参考になりました。
この製品はODELICのOB055256で、FL20ssということから対応ランプはグロースターター形(FL)の20形ということが分かりました。ssなので管径28mm。
次に洗面所の上部に取り付いている照明器具を観察します。写真はカバーを外した状態です。こちらもキッチンと同じで、20形蛍光灯と点灯管の組み合わせでした。
詳細が描かれたシールです。02年製ということは、23年現在で21年前のものですね。
NECのLW-21198Tでグロースターター形(FL)の20形と記載があります。Sが1つなので管径32.5mmなのかな?
使用年数を考えれば本体ごと交換が適切だろうけど…
上記の観察でキッチン、洗面所とも20形蛍光灯+点灯管という組み合わせであることが分かりました。
どちらも蛍光灯、点灯管とも劣化していて、点灯が遅い、点灯中もチラつくなど症状があります。そのため部品の交換をしたいのですが、候補として以下の迷いがありました。
- 本体ごと交換する(要:電気工事士 or 交換依頼)
- 蛍光灯と点灯管を同等品と交換する
- 点灯管のみ電子点灯管にする
- 工事不要の直管LEDに交換する
今回該当の照明器具らは使用年数20年近くということもあり、本体の交換も検討する必要があるかなと思いました。
よくいわれる交換の基準は、交換目安10年、耐用年数15年、電気絶縁物の寿命を40,000時間というものです(*2,3)
耐用年数を越えていますから少なくともどこかしら劣化はあると思います。
ただ、上記2つの照明器具は設置当時から一年を通してほとんど使用しないんですよね。一日数分をたまに使う程度のものなので、本体を交換する選択肢はうーん…というのが正直なところでした。
安定器が壊れたらどうにもなりませんが、そんな現況を気をつけつつ、ちょっとだけ工事不要の直管LEDを試してみようかなと考えました。
アイリスオーヤマのLED直管ランプを購入
今回購入したのはアイリスオーヤマの直管LEDランプです。台所は昼白色(LDG20T・N・7/10V2)、洗面所は昼光色(LDG20T・D・7/10V2)と決めているのでそれぞれ購入しました。
明るさは1000ルーメンで消費電力は昼白色が6.7Wで昼光色は6.6Wと省エネです。明るさは旧製品と比べると性能も18%上がっているようです。LEDの世界も年々性能が向上していますね。
今回のランプ交換は電子点灯管+蛍光灯で、点灯時間のスピードアップ狙いでも良かったのですが、直管LEDランプの方が気持ち省エネかな?という気がしました。
蛍光灯(写真上)と直管LEDランプ(写真下)を並べてみました。LEDランプは本来点灯管が不要ですが、本製品はそこに取り付ける専用のスタータが付属します。
ですので、安定器が故障した場合はバイパス工事(要:電気工事士)でもしない限りは使えなくなりそうです。また、安定器を通すのでランプの消費電力以外に余計に(5W程度)電気代がかかるのは仕方がありません。
次にランプ本体を観察してみると、LEDランプの発光部分の方が短いことが分かりました。左側の白い部分にLEDの基盤が入っているのかな。
この白い部分があるので蛍光灯と比べると、発光範囲が狭くなりますが影響はあるのでしょうか。
LEDランプの端の白い部分周辺をよく観察すると、発光部分にランプ裏側とありました。
LEDランプは裏表があるのですよね。取り付けの際は気をつけるようにします。
取り付け自体は蛍光灯と何ら変わりはありません。点灯管の箇所に部品を取り付けて、ランプの裏表に気を付けつつ取り付けるだけです。最後に他の人がみても分かるように交換済みのシールを張り付けて終了です。
実際に電源を入れると非常に明るい。私の蛍光灯が古いというのもあるでしょうがLEDランプの方が明るく感じます。明るくてうまく写真に収まりませんでした。汗
蛍光灯と比べるとLEDランプは直線的なまぶしさを感じますね。光り方が刺すように感じる人もいるかもしれないですが、私は許容範囲です。
また、ランプが一瞬で点灯するようになったので、その点は満足しています。
蛍光灯はスイッチを入れてから点灯するまでに少しかかりましたよね。LEDに切り替わりつつある昨今、こんな話は過去の話になっていくのもかもしれませんね。
おまけ.アイリスの20形直管LEDランプは2種類ある?
ところでアイリスの20形直管LEDランプを購入した時に型番が2つあることが気になりました。
今回私が購入したのは昼白色(LDG20T・N・7/10V2)と昼光色(LDG20T・D・7/10V2)です。
これに加えて昼白色(LDG20T・N・9/10E)と昼光色(LDG20T・D・9/10E)が存在するのですよね。
以下、私が購入したシリーズを10V2、購入しなかったシリーズを10Eとします。
最初Amazonなどで調べていて、価格帯も性能も同じにみえて何が違うのかさっぱり分からなかったので、アイリスオーヤマ公式の商品詳細を見てみることに(*1)。
すると10V2シリーズの消費電力は、昼白色が6.6W、昼光色が6.7W。対して10Eシリーズはともに9.0Wとの表記がありました。
他にも重量なども多少の違いはありましたが、消費電力が明らかに違うようです。消費電力が低い方が省エネで魅力的ですが何で2つあるのでしょう…?
商品詳細からは分からなかったのですが、お客様サポートに「LDG20T」と打ち込んだら求めていた情報が出てきました(*5)。
(Q)グロー式直管LEDの1000lmで 6.7Wと 9.0Wがあります。何故ですか。
(A)生産工場の違いで発光効率の違うLEDランプがあります。価格、供給量の違いで同じ明るさで複数の種類があります。(9Wは6.7Wより安価です。)購入時は明るさと消費電力を確認して購入して下さい。
これら2つのシリーズは、ほとんど同じコンセプトであるものの生産工場によって性能の違いがあるようです。
私が購入した10V2シリーズの方が省エネの分か値段が高いようですね。
パッと見、省エネの10V2シリーズの方が良さそうだなという感じはしますが、点灯時間、希望点灯年数によってそこは意見が変わりそうですね。
私のような古い照明器具に取り付けた場合、明日安定器が壊れたら10Eシリーズの方が結果的には安上がりですからね。笑
まとめ
以上、妥協案として工事不要の20形直管LEDランプを導入【キッチンと洗面所】でした。
本当は照明器具ごと交換するのが良いのは分かっているのですが、使用頻度とコスト、すぐに点灯させたかった都合を考えてとりあえず妥協案としました。
突然つかなくなる分には諦めがつきますが、内部の部品が発火する可能性も0ではないので、次の策もあわせて検討していこうと思います。
今回はじめて直管のLEDランプを導入しましたが、点灯スピードの速さが素晴らしく、明るさも申し分ありません。
これから少しずつ、蛍光管がなくなっていくのだろうなあと思うと時代を感じますね。
参考にしたサイトや文献
*1 モノタロウ | 蛍光灯の種類と型番の見方
*2 日本照明工業会 | その照明器具大丈夫?ご存知ですか?照明器具には寿命があります
*3 TOSHIBA | 照明器具の寿命 Q&A
*4 アイリスオーヤマ | 20形LED直管
*5 アイリスオーヤマ | お客様サポート(LDG20Tと入力)
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