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特別定額給付金10万円の使い道(序)危険物取扱者 丙種の取得

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2020年に配られた特別定額給付金10万円を『全額、資格の取得にあてる』ことにしました。今回はその序章で、企画の背景と危険物取扱者 丙種を取得した話です。

本企画の背景ですが、特別定額給付金10万円は元々貯金するつもりはなく、何か普段と違うことに使いたいなと考えていました。しかし、使い道を中々思いつかずでしばらくの間、貯金状態でした。

そんななか、2022年夏あたりから長らく調子を崩してくすぶっていたのですが、その時に「新しい刺激も兼ねて、10万円で何か資格でも取ってみるか?」とこの企画を思いつきました。

ただ、先に私の考えを述べると、資格の取得だけで人生が劇的に変わるとは考えていません。でも、新しい世界を知るきっかけ、試験勉強の遂行能力の向上、体調管理(安定)など資格取得に至る過程の中には、必ず何かしらの学びがあるとも考えています。

現実問題として、私自身、調子を崩していて現在出来ることは限られています。でも、それを言い訳にしても何も始まりません。どんな時でも少しでいいから自分に成長を促してやりたいとそんな気持ちです(本音をいえば10万円で旅に出たい!笑)。

本企画は色々な見方(楽しみ方)がありそうです。「10万円で何個資格を取れるかな?」「1つの資格を取るまでにどんなストーリーがあるのかな?」「その時々何を思ったのかな?」などなど。

国から貰った10万円を使い果たした時に、どんな変化があらわれて、私は何を考えるでしょうか?私自身が一番楽しみです。

そんなわけで…、せっかく挑戦するならいっぱい資格取るぞ!^^

序章:危険物取扱者 丙種の取得を目指す

取得目的は勉強と試験の感覚を戻すこと

危険物取扱者というのは、消防法で定められた危険物を取り扱ったり、その危険物の取り扱いに立ち会うために必要な国家資格です。

丙種、乙種1~6類、甲種とあって、難易度は簡単な順から丙、乙、甲種です。また、乙種4類(以下乙4)の中に丙種の内容が含まれるので、乙4を取得できれば丙種の取得は不要となります。

ちなみに乙4(丙種)の内容には、ガソリンや灯油などが含まれています。乙4を所持していると、例えば、ガソリンスタンドの勤務で重宝されるといった次第です。

丙種という資格は、乙4の中に含まれる簡易資格のため制限が多いです。先ほどのガソスタの例でいえば、丙種だけでは深夜の1人勤務が出来ません(丙種は立ち合い不可)。

そんな事情から、資格としては乙4をはじめから取ってしまうのが一番なのですが、私の目的として、勉強や試験本番の感覚を取り戻したい点がありました。そのため簡単に取得できそうな丙種がうってつけだったというわけです。

ちなみに資格の候補は他にもあったのですが、ここ数年オートバイに乗っていてガソリンの存在が身近に感じたので危険物取扱者に決めました。丙種を取得できれば乙や甲種にも繋がりますからね。

何はともあれ、まずは小さい成功体験を最速で積みあげて自信をつけていきましょう。それが勉強、人生において大切なことです。

危険物取扱者 丙種の勉強方法

チャレンジライセンス-丙種危険物取扱者テキスト-新訂版を購入した

今回、用意したテキストは、チャレンジライセンス 丙種危険物取扱者テキスト 新訂版です。あまり分厚いとやる気をなくすので個人的にはちょうどよいサイズ感でした。

書店で本をパラパラと見た限り、独学で大丈夫そうだったのでこの1冊で進めました。

私の勉強方法はだいたい共通なのですが、(1)過去問を1回分解いてみる(2)教科書を一周パラパラと読む(3)問題を解く(4)分からない、重要そうなところはテキストを精読する、です。(1)と(2)は逆の時もあります。

正直、資格試験は合格すれば良いだけなので、テキストをすべて記憶するようなことはしません。全体像を掴むことが先です。

そのため過去問を1回分解けば、試験の全貌がだいたい分かります。その上で、テキストを1周読めば、資格全体の様子(勉強量)がつかめます。細かいことを覚えるのは最後です。

危険物取扱者は以下の3科目から構成されます。それぞれ60%以上の点数を取ると合格です。

  1. 危険物に関する法令:10問(6問が合格ライン)
  2. 燃焼及び消火に関する基礎知識:5問(3問が〃)
  3. 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法:10問(6問が〃)

マークシート方式で丙種は4択問題、乙・甲種は5択問題です。

3科目すべて6割以上が合格ラインというのがミソですね。

得意な科目だけ勉強すれば良いではないので、注意が必要だなと思いました。また、(2)燃焼及び消火に関する基礎知識は5問なので、3問以上正解が必要な点もあわせて注意。

そこまで分かれば後は問題を解く、テキストを精読して正解の精度を上げるだけですね。

勉強の順番はテキスト通りにやったので(3)性質→(2)燃焼→(3)法令の順番でした。

勉強中に分からない内容が出てきても、印をつけて構わず飛ばします。問題を飛ばしても、別の問題を解き進めているうちに理解できていたということは結構あります。資格試験は合格できればいいので完璧主義になる必要はありません。

それとiPhoneのアプリで、丙種の問題をランダムで出してくれるものがあったので、それを電車の中でポチポチ解いてました。便利な世の中になったものです。

試験の予約、そして試験当日のいざ会場へ

2022年11月末に公式HPから試験の予約を入れました。直前の予約は出来ないみたいで、2023年の1月の受験となりました。

この予約を入れる入れないの期間が一番ダラつきました。覚悟を決めて試験日を決めないと勉強に実が入らない性格だということに気がつかされました。

勉強方法を偉そうに書きましたが、実際の勉強時間は予約後から3週間程度でした。12月から始めた勉強は、テキストと付属の問題を2週半くらいはできたと思います。2週目以降は間違った問題を中心に解きました。

そんな感じで勉強を進めると、試験前には過去問を解くと毎回合格ラインは超えるまでになっていたので、当日の緊張や変な問題が出ない限り大丈夫かなという感じでいました。

危険物取扱者の試験会場(東京)の消防試験研究センター中央試験センターに向かうために代々木上原で降りた

今回、東京で受験することを選んだのですが、試験会場は幡ヶ谷にある消防試験研究センターの中央試験センターが指定されました。

小田急線や千代田線の駅である代々木上原駅から向かいました。この辺りは意識して来たことがあまりなかったので、歩いているだけでも楽しかったです。新しい景色を見られただけでも挑戦して良かったなと思いましたね。

幡ヶ谷のある消防試験研究センター中央試験センターに到着した

事前に地図で覚えた通りに道なりに歩いていると、試験会場はすぐに分かりました。

建物の中に入って、まず試験部屋と自分の座席を確認しました。座席には自分の名前が書かれたシールが貼ってあったのですぐに分かりました。後は直前までテキストを読みながら静かにしていました。

ちなみにその日は丙種と乙1、2、3、5、6(乙4以外)が同時受験という日だったようです。試験の部屋が同じで、左側が丙種、右側がそれ以外に座る並びだったようです。

試験開始直後に見たこともない問題に驚く

試験前に試験官から一通りの説明を受けて、指定の時間になったら試験開始です。

こういう試験って久々だったので緊張するかなと思ったのですが、良くも悪くも何も感じませんでした。歳を重ねて動じなくなったかな?

ただ、試験問題をパラパラっと見たときに、まったく見たことがない問題が出てきて驚きました。こんな問題が続いたら落ちるぞとヒヤリとしましたが、はっきりと分からないと感じたのはその一問だけでした。

後から分かったのですが、その問題は上位資格の乙4の過去問に掲載されていました(ガソリンスタンドのタールの問題)。

後で以下の乙4テキストを読んだとき、「あ!あの時の問題だ!」と記憶が蘇りましたね。

合否を分ける試験ですから、当然まったく予期せぬ出題もあるわけです。そこで焦らず落ち着いて、解ける問題で確実に点数を重ねることが大切ですね。

たとえ分からない問題があっても、3分野それぞれ60%以上正解すれば、この試験自体は合格ですから。そういえば試験ってこんな感じだったなと昔の記憶を思い出しました。

問題をすべて解き終わって、合格ラインには入っているかなと感じました。試験開始から35分の経過で途中退席が許可されたので、再度、何度か見直しをしたのち退席しました。

笹塚から新宿方面を散歩中に富士急行の東京本社を見つけた。

試験日は天気が良かったので、帰りは幡ヶ谷から新宿方面を散歩しました。

ここらの散歩も初めての経験で終始ワクワクして楽しかったです。富士急行の東京本社の建物が印象的でした。

知らない街を歩くのって旅にも通じて楽しいですよね。

後日、結果発表と通知書が送られてきた

危険物取扱者丙種の結果が郵送で送られてきた

東京会場の試験結果は試験から約2週間後に発表です。まずインターネット、その2,3日後に郵送で送られてきました。

結果は無事に合格でした。ちょっと嬉しかったのは、正答率がすべて100%だったことです。これは今後の自信になりますね。面を喰らったタールの問題も何となくの回答でしたが、当たっていたようです。よかった。

届いた通知書の半分が申請書を兼ねています。丙種の免状を使うかは分かりませんが、せっかくなので申請することにしました。

免状で形にすると、1つのストーリーが綺麗に完結するかなという気がしました。

危険物取扱者(丙種)の免状が届いた

後日送られてきた免状です。合格した丙種の欄が埋まりました。

こうやって実物の免状をみると「おお、何か頑張った甲斐があるなあ」なんて嬉しくなりますね。小さなことでも素直に喜べると人生楽しいです。

免状をみると乙1~6類、甲種が空欄です。今後、1つずつ勉強して埋めていくのも楽しそうだなと思いました。

まとめ

以上、特別定額給付金の使い道(序)危険物取扱者 丙種の取得でした。

今回の目的は主に試験(勉強)勘を取り戻すこと、早い段階で合格の達成感を味わって自信をつけることでした。

そういう意味では、試験の難易度がちょうどよくて、無理なく取得までいけたのがよかったです。運転免許証以外で国家資格なんて取得したことがなかったのでそれも純粋に嬉しいですね。

この序章を足掛かりにして、どんどん先に進んでいこうと思います。

この企画はまだ始まったばかりですが、現段階でも良いお金の使い方をしたなと思いました。国には特別定額給付金をくれてありがとうございますと感謝の気持ちです。

さて、これで序章は終わりです。そのまま危険物取扱者 乙4に挑戦することも考えたのですが、別の新しい景色をみたいので危険物取扱者の試験は一旦お休みします。

次の挑戦は…、近いうちに更新したいと思います。

●今回かかった費用●

  • テキスト代:836円
  • 試験料:3930円(試験料3,700円 + 払込手数料230円)
  • 受験票印刷代:10円(コンビニ)
  • 写真代:800円
  • 免許交付代:2900円
  • 切手代:404円

計 8,880円(+別途 交通費 ※1)

※1 交通費は載せていませんが記録はすべて取っています。交通費も含めて10万円を超えたら企画終了です。

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