2025年冬頃、クロスカブ(JA45)のバッテリーを交換しました。
私が購入したクロスカブは2020年に購入したものです。かれこれ5年近く乗っているのですが、2024年冬あたりからバッテリーの不調を感じていました。
はじめはバッテリーあがりのような症状で、セルモーターが回らずキック始動で対応。ある程度走行すると多少充電されるのか、セルが回復ということが何度かありました。
こんな状態を何度か繰り返してやり過ごしていたのですが、2025年3月頃にグリップヒーターが温かくならない状態になりました。
バッテリーは消耗品なので、これら症状が出た時点でさっさと交換してやればよかったのですが、キックでも始動するカブの性質と、夏場はグリップヒーターは使わず最低限は動くこともあって25年9月あたりまで放置する始末。汗
ここまでは何とか頑張りましたが、2025年の冬は越せないだろうと判断し、バッテリーの交換を行いました。クロスカブのバッテリー交換は初めてということで、作業内容、バッテリーを選んだ際に考えたことなどをまとめました。
クロスカブ(JA45)のバッテリーの交換方法
バッテリーの交換方法の作業方法、一例
冒頭でも少し触れましたが、2024年冬頃からバッテリーの不調がありました。
グリップヒーターに簡単な電圧の測定モードがあるのですが、キーを回すと青色(12.0~11.6V)や酷いときは白色(11.5V以下)をいったりきたりとしていたので限界だったと思います。
(自覚があってからさらに半年以上そのまま使いましたが…)
バッテリーの交換にあたり、今回購入したものは、タイユアサ バッテリー(YTZ5S)です。取り付け時のナットとボルトも付属します。
純正品はGSユアサのGTZ4Vですが、互換品と呼ばれるものを購入しました。違いや理由は長くなるので、記事の最後にまとめます。
購入したのは8月でしたが、忙しくしていたら11月下旬…。汗
テスターで電圧を計測してみると、12.6Vと表示されました。購入時点でどれくらいあったかは不明ですが、メルテック 全自動パルスバッテリー充電器(MP-200)を使用して、補充電を行いました。
充電器を使用して13.04Vまで回復しました。この状態でクロスカブに取り付けていきます。
バッテリーはクロスカブのシート下あたりにあります。アクセスするためにベトナムキャリアとその下の外装カバーを取り外しました。
外装カバーの取り外し方は以下の記事にまとめてあります。
バッテリーの外し方は以下の通りです。端子の取り外しはマイナスが先で、プラスが後を厳守します。取り付け時はプラスが先でマイナスが後と逆になります。
マイナスをバッテリーに残した状態にすると、工具で誤ってボディに触れるとショートする危険があるためです。
- マイナス端子を外す
- バッテリーカバーのボルト2本を取り外す
- バッテリーカバーを取り外す
- プラス端子を取り外す
※取り付け時は上記手順の逆
まず、マイナス端子をプラスドライバーで外しました。
カバー内でボルトを落とすと面倒なので慎重に行います。マグネット機能付きのドライバーが便利ですね。
次にバッテリーカバーをとめているボルト2本を、同じくプラスドライバーで外しました。
この2本のボルトを外すとバッテリーカバーを浮かすことが出来るようになります。その際、外装カバーにあて布をしておくと、外装カバーの傷防止になります。
バッテリーカバー、バッテリーとも取り出すのにクロスカブ内部のスペースがあまりないので、まわりを傷をつけないように注意します。
バッテリーカバーを取り外すと、プラス端子に触ることができるようになります。これをプラスドライバーで取り外しました。
このようにクロスカブ(JA45)のバッテリーは、バッテリーカバーの中にプラス端子が収まっている構造です。なので、あれこれと考えなくてもマイナス端子、プラス端子の順に取り外しができるようになっています。
取り付けのときはバッテリーのプラスとマイナスがむき出しの状態から始まるので、プラスを繋いでカバーを被せるまではマイナスを触らないように注意しましょう。
取り外した純正バッテリーGSユアサ GTZ4Vの電圧を計測したところ、12.52Vでした。
わりと直前に乗っていてこんな感じなので、もうほとんど充電されてないのかな?(蓄えられない?)という印象です。
クロスカブ(JA45)のバッテリーを取り外したあとの様子です。バッテリーの上のあたりにメインヒューズ(赤:10A、青:15A)が確認できますね。
少し埃っぽかったので掃除をしておきました。その後は新しいバッテリーを入れて、プラス端子、バッテリーカバーを覆い、カバーボルト2本、マイナス端子の順に繋ぎます。
マイナス端子まで繋いだところで、外装カバーやベトナムキャリアを取りつける前に起動テストを行いました。クロスカブはカバー類の取りつけが大変なので、二度手間にならないよう先に確認を済ませましょう。
バッテリーを交換してキーを回して起動してみると、グリップヒーターの電圧の表示が緑(12.5~12.1V)以上で発光するようになりました。
充電後の計測時は13.04Vを示していたので、赤(13.1V以上)かオレンジ(13.0~12.6V)あたりで安定するかと思いましたが、緑であることも多い印象です。
これがバッテリー交換初期時の適切な状態なのかは経験が少なく判断ができないのですが、とりあえずセルモーター、グリップヒーター、USBなどすべて使用ができるようにはなりました。
また、バッテリー交換から10か月以上経過した2026年10月に本記事を書いていますが、問題なく動いています◎
何年持つかは未知数ですが、引き続き様子をみているところです。
クロスカブ(JA45)のバッテリーの選び方
バッテリーの純正品と互換品の違いを考える
今回、クロスカブ(JA45)のバッテリー交換を行いました。
その際、純正バッテリー(GSユアサ GTZ4V)が存在するにも関わらず、互換品であるタイ ユアサ YTZ5Sを選択しました。
互換品を選択した理由について、当時いくつか考えたのでそのことをまとめておこうと思います。
純正品のスペック
まず、純正バッテリー(GSユアサ GTZ4V)のスペックは以下の通りです。これらの値から基本をバッテリー性能の押さえました。
- 114 mm(横) × 71 mm(縦) × 86mm(高さ)
- 3.0Ah(10HR) 12V
- CCA値:64
商品サイズはそのままの意味で、バッテリーの大きさを示します。
3.0Ah(10HR)12V は、バッテリーが10時間に一定の電流を流し続けられる能力(容量)のこと。この場合、一時間に3.0Aを10時間流すことができますよという意味になります。
CCA値は低温環境下におけるエンジン始動性を示す数値のようです。
これら数値の違いやメーカーによって性能や価格が変わってきます。
あえて互換品を求める意味は…?
純正品(GSユアサ GTZ4V)という答えがあるのでそれを選べば終わりなのですが、価格が1万円以上することがネックです。
この場合、台湾ユアサのYTX4L-BSが代替品の選択肢としてよく出てきます。値段はその時々ですが私が調べた際は3,000円前後でした。
ちなみに性能は、商品サイズは同等、3.0Ah(10HR) 12V、CCA値:50とCCAの値が少し低いようです。
私の場合は、値段のこともありますが、それ以上に時間率容量(Ah)の値を改善できないかということを考えました。
クロスカブ(JA45)はバッテリー容量に限りがあって決して多いとはいえない状況です。USB電源やグリップヒーターを繋ぎ、今後フォグランプやドラレコを増設したいので、前後ウインカーやメーター球のLED化による省エネを行っています。
限りあるバッテリーにおける電力のせめぎ合いのなかで、そもそもバッテリー容量って増やせないの?という点が疑問でした。
調べてみると、バッテリーのメーカーは、GSユアサ(日本)、台湾ユアサ(台湾)、タイユアサ(タイ)、古河電池(日本)、LONGバッテリー(台湾)などがあり、互換品としてYTX4L-BS、YTZ4V、FTZ4V、WTZ5S、YTZ5Sなどが見つかります。
その中で以下のものが目に留まりました。
| メーカー | 品番 | 時間率容量(Ah) | CCA |
| GSユアサ | YTZ5S | 3.5 | 65 |
| タイユアサ | YTZ5S | 3.5 | ? |
| LONGバッテリー | WTZ5S | 4.0 | ? |
上記〇TZ5Sというシリーズは、GTZ4Vと互換性がありながら、時間率容量(Ah)が3.5以上ありました。0.5~1.0Ahの向上がどの程度の影響を与えるかは分かりませんが気になりますね。
この〇TZ5SシリーズもGSユアサを選べば間違いなさそうですが、値段が高いのは同じみたいです。
互換品を選んだことがなかったこと、価格と時間率容量のバランスを考え、実験的な意味合いも兼ねて今回はタイユアサ(YTZ5S)となりました。
結局のところ正解はよく分からない
今回は純正品と比べて、時間率容量(Ah)の値が高く、値段が安かったタイユアサ(YTZ5S)となりました。
ただ、これが正解なのかは調べようがないので正直よく分かりません。
私の友人間で、「バッテリーなんて消耗品だから安いもの(ある程度の品質)でいいよ!」なんて話はよく耳にします。
聞いている限り1~2年持てばいいといったニュアンスに聞こえますね。でも、私としたらそれは嫌です…。とにかく交換作業がめんどくさい!
今回の記事をみても分かる通り、めんどくさくてバッテリー交換を1年近く引き伸ばし、購入したバッテリーも数ヶ月放っておいたくらいですから…。
そういう意味では純正品のように5,6年持ってくれることが望ましいですね。それくらい持ってくれるならば、多少、価格が高くても私は構わないです。
ただ、たまたま私の純正バッテリーが”あたり”で、5年以上持っただけなのかもしれないし、安物でも持つかもしれない。それ以外の公称された値はその通りかもしれないし、違うかもしれない。考え出すと頭が痛くなってきます。
また、バッテリーの持ち以外でも、起動時にグリップヒーターの電圧の表示がタイ ユアサ YTZ5Sは緑(12.5~12.1V)以上を示しますが、純正品のGSユアサ GTZ4Vは赤(13.1V以上)かオレンジ(13.0~12.6V)あたりで発光する印象でした。
カタログスペック以外のところで実は純正品の方が性能がいいのでは…?と思うことがちょこちょこあったりします。ただ、今時点で適切な言葉や知識が出ないのでなんとなくの文章になっています。
仮にGSユアサの製品の出来がいいのであれば、GTZ4Vよりも時間率容量(Ah)が高い同社のYTZ5Sあたりがいいのかな?と考えますが、今回のタイ ユアサ YTZ5Sも含めて少し試してみようと思います。
まとめ
以上、クロスカブ(JA45)のバッテリーを交換した方法、一例でした。
バッテリーの交換自体はそこまで難しいものではないのですが、どのバッテリーを選ぶかが非常に難解でした。
今回は純正品と比べて、時間率容量(Ah)の値が高く、値段が安かったタイユアサ(YTZ5S)を選択しました。これでしばらく様子をみてみようと思います。
記事内でも書きましたが、バッテリーは消耗品で1、2年程度で交換するから安いもので十分という考えも分かるのですが、交換作業が面倒極まりない自分としては今回の純正品のように5年程度もってほしいところ。
個体差もあるでしょうし、”正解”が分かりづらいですね。バッテリーの持ちや容量のバランスを考えて、良さそうなものがないか探していきたいと思います。
クロスカブ本体の改良
本体(JA45)購入 / 外装カバーの着脱 / リアキャリアの拡張 / リアボックスの追加【リアキャリア延長による加工も】 / ホムセン箱の改良(ボルトやフックの増設) / マルチマウントバーの増設 / スロットルアシスト / ナンバープレートに荷掛けフックを追加 / 2ポートUSB電源 / バーエンド着脱とスロットルパイプの交換 / グリップヒーター取り付け / バーエンドの交換 / サイドバッグサポート / パニアバッグ取り付け / 右サイドスタンド / エアバルブ角度の変更 / テールランプのLED化 / メーター球のLED化 / ウインカーリレー(LED対応)の交換 / フロントウインカーの小型化(続:LED化) / エンジンオイルの交換 /
クロスカブまわりの道具
バイクカバー / チェーンロック / ガソリン携行缶 / ヘルロックアシスト / ループワイヤー / スタンドホルダー /
身に着けるもの(ヘルメット、ジャケット、手袋etc…)
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