大型自動二輪(MT)免許習得記(9)『免許の併記へ』
今回の取得記(9)は、免許の併記(追加)のために運転免許試験場に行った話になります。長らく続いた大型自動二輪(MT)免許取得記も今回で最終回です。
合宿免許生活は2023年10月に終えていたのですが、大型二輪はすぐには乗らないこと、免許の更新が近かったこともあり更新のタイミングをはかっていました。
本記事では、運転免許の併記と更新のタイミングについて前半で触れて、後半は実際の様子について書いていきます。
運転免許試験場に免許の併記に向かう
運転免許の併記と更新のタイミングが重なった
2023年10月に教習所にて大型二輪免許の卒業証明書を入手したのですが、すぐに併記はしませんでした。というのも、運転免許の更新のタイミングが近づいていたからです。
併記の期限は、卒業証明書の発行日から1年間です。ただ、その期間に運転免許の更新が重なると誕生日の前後で免許の有効期限が変わってしまいます。例えば以下のケースで考えてみましょう。
- 誕生日が3月1日で、ゴールド免許を所持とする
- 2023年10月1日に教習所を卒業した(併記の有効期限は1年間)
- 2024年に免許の更新が控えている(更新期限は2/1~4/1の間)
この条件の場合、併記のタイミングで有効期限が1年変わります。
- 2023年10月1日~2024年2月29日の間に併記 → 有効期限は2028年4月1日まで
- 2024年3月1日~同年4月1日の間に併記 →有効期限は2029年4日1日まで
※免許更新後に併記に行く人はほぼいないと思うので、その可能性は除外
図にすると以下のようになります。
運転免許の期限は誕生日を迎えるごとにカウントがまわるという点がミソですね。
上記のケースで24年2月29日に併記すると翌日の誕生日でカウント1されて、実質4年の免許(28年4月1日が有効期限)になってしまうなんてこともありえます。急ぎならば仕方ありませんが、少しもったいない気もしますね。
ちなみにこれは新規や併記のみの話で、通常の更新ならば誕生日前に更新しても有効期限が変わることはありません。
私の場合、今回大型二輪免許の併記と運転免許の更新が重なっていました。そこで誕生日以降から1か月の間に併記して、きちんと5年間有効の免許証がもらえるかテストしてみることにしました。
更新は予約制、併記は予約不要でした。
ところで、今回運転免許の更新のハガキをみて知ったのですが、免許の更新が2024年(令和6年)2月1日より予約制に変更になったようです(*1)。
併記の場合はどうだろうか?と、警視庁のホームページをみると、併記らしき項目の持ち物に「予約完了時のQRコードまたは受付番号」の記載があるんですよね(*2)。
ただ、予約ページに飛ぶと併記の項目がなくて、混乱して電話で問い合わせをしたところ、併記は予約不要とのことでした。分かりづらいよ~…。
江東試験場へ運転免許の併記に向かう
そんなわけで誕生日を過ぎて数日経過したのち、予約なしで江東試験場に向かいました。誕生日当日は何かの手違いがあると嫌だったので、数日ずらしました。
江東試験場での併記の様子は前回(普通自動二輪)の時にも書きました。今回は最寄りの東京メトロ東陽町からの様子を書いてみようと思います。
江東運転免許試験場は、東京メトロ東西線の東陽町駅から10分弱ほど歩いていきます。この日は良い天気で歩いていて気持ちが良かったです。
江東試験場に向かうのは人生で4回目(普通自動車取得、初回の更新、普通自動二輪併記、大型自動二輪併記)なのですが、近道を示す看板が毎回印象的です。昔から変わりませんね。
その近道に入ると、「カットはこちら!証明写真はこちら!」など、商魂たくましい看板の数々が現れます。笑
東陽町地元スペシャルな風景で、毎回楽しみにしながら通っています。
近道から数分歩くと、江東試験場に到着しました。中は写真が駄目そうなので文章で伝えます。まずは併記にきた旨伝えると、受付に案内されます。そこで以下の持ち物を提出しました。
- 卒業証明書
- 運転免許証
- 書類に添付する写真(3.0cm×2.4cm)
この項目にある写真は手続きの書類に張るためのもので、運転免許証の掲載用とは別です。現地にも証明写真機はありますが、値段が1,000円くらいするので事前に用意した方がお得ですね。
ちなみに運転免許証に載せる写真も別途で持ち込み可とか?こだわりある方は持ち込みを。
これら3点の確認が済んだら、番号4ケタ×2個の登録カードを打ち込み、それが済んだら料金を支払いました。
料金は前回の普通自動二輪免許の時と同様3,800円(指定教卒受験申請手数料:1,750円と交付申請手数料:2,050円)だったのですが、今回は支払い方法にキャッシュレスが追加されていました(*3)。
私自身もキャッシュレス派なので、これはありがたかったです。支払い窓口3つに対して、キャッシュレス3レーン、現金1レーンでした。
支払いを済ませたら、視力検査→判定→受付に戻って、合格をもらった書類を登録してもらいます。数分待つと声がかかり写真を撮りに行ってくださいと言われました。
試験場に入ってから写真撮影まで15分くらいでした。ここから免許証が出来るまでは、一時間弱くらいなので、それまでは食堂に行くことにします。
過去一度も行けていなかった江東食堂へ
写真撮影を終えて4Fの江東食堂にやってきました。知らなかったり、改装中だったりと今まで縁がなかったのですが、ようやく来られました。
お店の前のメニュー表をみていて、アジフライ定食かカツカレーで迷いましたが、この日はかなりお腹が空いていたのでカツカレー(870円)にすることにしました。
食券制なので先に券を購入して店員さんに渡します。「カツは今から揚げますのでしばらくお待ち下さい」とのこと。揚げたてを出してくれるのは嬉しいですね。
お昼時は過ぎていたからか、お客さんはちらほらとしかいませんでした。ゆっくりできそうでよかった。
思い返せば、この食堂は前回(普通自動二輪の併記)来たかったのですが、まさかの改装中でしたからね。ご飯食べる気満々だったのであの時の待ち時間は地獄だったな。。
そんなことを思い出していると自分の番号が呼ばれました。
店員さんから渡されたとき「おお、見た目からして結構しっかりしてる!」というのが最初の感想でした。
席について一口食べてみると、味もしっかりとして美味しい。カツも揚げたてサクサクで良い感じです。この感じなら毎回来たいし、他のメニューも気になります。
いや、失礼な話なのですが、何かに併設された食堂って味も量も”それなり”のものかなあって先入観が少しあったのですよね。良い意味で裏切られました。疑ってごめんなさい。
食事をしながらのんびり過ごしていると、じきに自分の免許引き換えの番号が呼ばれました。写真を撮影してから1時間弱くらいかな?引換券を渡して新しい免許を貰い、そこで解散となりました。
免許の種類に「大自二(大型自動二輪)」の文字が追加されました。この併記された文字を確認すると一通り済んだ感じがして、ホッとしますね。
それと免許の有効期限ですが、しっかり5年分(2029年まで)延長されていました。
併記と更新が重なる場合は、誕生日以降から1か月以内がほぼ5年分の期間が貰えて最もお得ということで間違いなさそうです。これにて終了!
東陽町から新木場方面に向かって散歩する
免許の併記を終えたので、帰宅…はせず(笑)せっかくなので周辺を散歩することにしました。
当初、東西線の地上部分を歩いて東京方面に向かうことを考えていたのですが、ふと「天気も良いし海を見たいな」という気持ちになって新木場方面に向かうことにしました。
江東試験場を出た道を左に歩き始めました。このあたりは工場や流通関係の建物が多いですね。
食堂で地図で見ていたのですが、江東試験場の近くを通る都道306号(明治通り)を一直線に進むと新木場に着くようなのでその通りを目指します。
途中、夢の島大橋を渡るのですが、ふと後ろ(江東運転免許試験場方面)を振り向くと東京スカイツリーが見えました。
この辺りまでくると何だか磯の香りがしてきますね。
夢の島大橋の近くに小型の船が沢山停泊していました。荒川と隅田川の真ん中あたりに位置するこの橋ですが、厳密にはここは川なのかな?でも磯の香りがするから海…?
よく分からなかったのですが、海っぽい香りがしたので「海を見たい」という当初の目標は達成としました。笑
夢の島大橋を渡って、引き続き都道306号を歩きました。
すぐに近くに都立夢の島公園があります。ここら辺の歩道は、歩道と自転車道が分かれていて歩きやすかったです。
この道路沿いにはキョウチクトウの花がたくさん咲いていました。乾燥や大気汚染にも強い花ということで高速道路にもよく咲いていますね。
都道306号は車の通りが多いので向いているのでしょうね。
せっかくなので都立夢の島公園も散歩することにしました。夢の島熱帯植物館の前まで来たのですが、閉園の時間が近かったので中には入りませんでした。
これはちょっともったいなかったな。当初、新木場方面に来ることは想定していなかったとはいえ、もう少し早く来れば良かったな~と反省です。
都立夢の島公園を後にすると、じきに新木場駅に到着しました。電車に乗って帰宅しようかというところですが、まだ日も出ていたのでもう少しだけ周辺を散歩することにしました。
ふと、「そういえば、新木場コースト(ライブハウス)ってなくなったんだよな。」ということを思い出し、その場所を見に行くことにしました。
千石橋を渡ると、新木場コーストはなくなっていて新しい建物の建築が進められていました。三井リンクラボという研究者向けの建物が立つそうですね。
新木場コーストにはよくライブをみに来たものです。この千石橋を渡っていると、同じ音楽が好きな人が同じ方向に向かっていく感じが何となく分かりましたよね。橋を渡り終える頃にはライブハウスのまわりの入場待ちの人がごった返しているのが見えたりして。
町が新しくなることは悪いことではありませんが、あの光景がもう見られないと思うと何だか寂しい気持ちもあります。
そんなことを思いながら新木場駅から電車に乗って帰宅しました。
まとめ
以上、大型自動二輪(MT)免許習得記(9・完)免許の併記へでした。
今回の大型自動二輪(MT)免許習得記は合宿免許の話が中心でした。ただ、併記まで済ませて、ようやく物語の終わりを実感しています。
今回は運転免許証の更新と併記のタイミングの都合で、合宿免許から併記の間が少しあいてしまったので余計に変な感じがしていたんですよね。
この併記までの間に、特別定額給付金10万円の使い道シリーズにも進展がありました。まず、合宿免許終了後に第二種電気工事士の免状が届いたこと。そして日商簿記3級を取得しました。
ここ数年調子を崩すことが多かったのですが、合宿免許に挑戦したことで全体的に前向きな気持ちが戻ったような気がしています。取得した免許を使うかどうかは別としても、自分に取ってはとても良い刺激となりました。
今回の挑戦を思い立った頃はどうなるかと思いましたが、終わってみればかけた金額、時間、経験とも大満足な結果となりました。
山形で出会った良い人々の影響もあって、また頃合いみて違う運転免許にも挑戦したいなと考えています。使うかどうかは別としてですが、もう楽しければ何でもいいや。笑
参考にしたサイトや文献
*1 警視庁 | 運転免許更新手続の完全予約制の開始について
*2 警視庁 | 二輪免許試験(指定教習所を卒業された方)
*3 警視庁 | キャッシュレス決済がご利用いただけます!
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