クロスカブ(JA45)のスパークプラグを交換しました。
2020年にクロスカブを購入してはや5年近くが経過しました。その間の走行距離が10,000 kmを超え、ちょこちょこと消耗、不良箇所が出てきたように感じます。
空気圧やオイル交換は定期的にやっていたなかで、以前から気になっていたのがスパークプラグの劣化です。
昨年(2024年)あたりから起動がもたつくような感じがしていました。また走行中もアクセルの伝わり方が鈍いような…?
そこで走行距離が10,000kmを超えたことを良い機会として、今回はスパークプラグの交換をしてみることにしました。
クロスカブ(JA45)のスパークプラグの交換
NGK スパークプラグ 1582を購入

今回購入したのは、日本特殊陶業(NGK) スパークプラグ 1582(CPR6EA-9S)です。
スパークプラグの種類は、今回選んだノーマル以外にイリジウムやルテニウムなどの高性能、高耐久なものもあります。
スパークプラグは好みで選べばいいのですが、個人的にはノーマルのものでいいかなという考えです。
理由として、私のクロスカブは普段乗りがメインであること、そして維持性を考えたときに最も安価なノーマルプラグを、”適切に維持”してやることがコスパが良さそうに思えるからです。
適切な維持のためには、定期的な部品交換が大切です。ひとつの目安として、NGK社に5,000kmごとという数値があげられています(*1)。
(…ということは、すでに目安の2倍の10,000kmに到達しているので、不調でもおかしくない。汗)

それでは実際の交換作業です。まずエンジンまわりにあるプラグコードを手で取り外します。
プラグコードは手でグリグリと動かすだけで簡単に抜けます。

プラグコードを取り外すと、スパークプラグ本体が確認できます。そしてこのプラグの根元に16 mmのナット(写真ピンク部分)があるのでここに工具をあてて外していきます。
ただし、スパークプラグ本体(写真緑矢印の部分)と工具が干渉することがあるので、専用の工具か深型のレンチを用意する必要があります。

私はKTC スパークプラグレンチ(PH-16X21)を用意しました。
この工具ならば、スパークプラグ本体がすっぽりと覆われるので、簡単に取り外すことができます◎

スパークプラグの取り外したもの(写真左)と新品(写真右)の比較です。
金属部分の色味が随分と違うことが分かります。新旧部品の観察はこの記事の最後に載せたいと思います。

新しいスパークプラグを取り付けていきます。プラグの取り付けは取り外したやり方の逆の手順です。
16 mmのナットを締める際、推奨トルクは10~12 N・m(1.0~1.2 kgf・m)とのこと。トルクレンチがない場合は、1/6回転(60 °)、再使用品は1/12(30 °)です。
新品と再使用品で締め付け角度が変わる点に注意が要りますが、慎重にやればそれっぽい角度で止まるので、ある程度はおおざっぱにやっても大丈夫そうです。
新しいスパークプラグを取り付けたら、その上からスパークコードを被せて完成となります。工具さえあれば、作業自体はとても簡単です。
実際に交換してみて
交換後、試運転をしてみたのですが、起動からして違いを感じました。
交換前までは起動時にくすぶったような、もたついた感じがしていたのですがそこが解消されてスパッと起動するようになりました。
また、走行中のアクセル操作ももたつきが解消されたように感じます。
感覚的な話なのですが、アクセルを1ひねるとカブが1動くことを理想としたときに、ここ最近はアクセル1に対してカブの動きが0.7~0.8くらいの感覚でした。
この微妙なずれをもたつきと感じていたように思いますが、今回の交換でこれがアクセル、カブ動作ともに感覚が1に戻ったように思います。
この感覚のずれは2024年はじめあたりからあり、ずっと疑問に感じていたのですが、いま思えばスパークプラグの劣化がひとつの要因であったかもしれません。
今後はエンジンオイルだけでなく、スパークプラグの交換も意識していきたいですね。
劣化したスパークプラグの観察

最後に今回交換した新旧スパークプラグを観察して終わりにします。写真左が新品で、右が初期から今まで車体に搭載されていたものです。
新品と比べて、古い方は全体的に劣化がみられます。取り付け時の16 mmナットのところはさびが生じていますね。

ネジ部や先端の電極部分は特に劣化が著しいです。すすけているようなところは磨けば多少は回復するのかな…?
ただ、交換の目安は5,000 kmとわりとすぐに到達すること、そしてノーマルプラグだったら1,000円もしないので交換してしまった方が早いかもしれませんね。
製品自体とても小さいものなので、予備を常備してもいいなと思いました。
まとめ
以上、クロスカブ(JA45)のスパークプラグを交換したでした。
起動やアクセルの操作性が変わった(購入当初に戻った?)感じがしたので満足しています。今回の交換による影響は、個人的にはプラシーボ効果ではないのではと考えています。
他の種類のプラグも少し気になるところですが、まずは適切な時期の交換を心がけたいと思います。
参考にしたサイトや文献
*1 NGKスパークプラグ製品サイト | プラグの点検・交換

クロスカブ本体の改良
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クロスカブまわりの道具
バイクカバー / チェーンロック / ガソリン携行缶 / ヘルロックアシスト / ループワイヤー / スタンドホルダー /
身に着けるもの(ヘルメット、ジャケット、手袋etc…)
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