特別定額給付金10万円をフルベットして資格の取得を続けるミニ企画です。3回目は乙種第4類 危険物取扱者(以下、乙4)の取得を目指します。
本企画の序章で、丙種 危険物取扱者(以下、丙種)の免状を取得しましたが、乙4は丙種の上位資格にあたります。
元々、丙種は本企画をはじめる上での”試験慣れ”の目的で取得しました。ただ、せっかく丙種を取得した良い機会なので、乙4にステップアップして”より実用的な資格”にしておこうという意図です。
ちなみに丙種と乙4の差でよくいわれるのは、ガソリンスタンドの深夜の一人勤務の可否です。乙4はできますが、丙種は不可。丙種は本当に最低限なのですよね。
余裕のあるうちに乙4を取得して、人生の保険を1つ増やしておくとしましょう。
乙種第4類 危険物取扱者の資格を取得する
使用教材(テキスト類、アプリなど)
今回使用した教材(テキスト類、アプリなど)は以下の3つです。
- チャレンジライセンス 乙種4類危険物取扱者テキスト 新訂版
- 乙種4類 危険物取扱者試験 令和5年版(最新版を買えば良いです)
- 危険物乙4(おつよん)全問解説
(1)のテキストは丙種の受験時にも同じシリーズを使用していていました。今回はそれに加えて(2)過去問を追加した形になります。
(1)のテキストは解説が分かりやすいこと、内容のボリュームが丁度よくて好きなのですが、問題の掲載数が少ないと感じました。そこで(2)の過去問集でその点を補いました。
アプリ利用も本企画ではおなじみとなってきました。電車の移動中やちょっとした待ち時間で便利ですね。簿記3級の勉強で利用したアプリと同じシリーズかな?
危険物乙4(おつよん)全問解説
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実は2023年に挑戦する予定でした
ところで、私の所持している過去問は令和5年版で1年前のものです。
実は丙種の取得直後の2023年2月から4月あたりに挑戦を検討して購入したのですが、第二種電気工事士の勉強で余裕がなくなってしまい本棚にしまったままになっていました。
その後、第二種電気工事士、日商簿記3級を経て、乙4に舞い戻ってきたという訳です。ちなみに1年前の過去問で勉強をしてもまったく問題なかったです。
乙種4類危険物取扱者の勉強で思ったこと
危険物取扱者は、(1)法令(2)物理・化学(3)性質・消化の科目をそれぞれ60%以上の正答率で合格となります。1つでも下回ると不合格になる点がミソです。
試験はマークシート方式で、丙種は4択から選択、乙種1~6類と甲種は5択から選択です。
丙種と比べて選択肢が1つ増えるので、勘で選ぶにしても当たる確率が下がりますし、5個の選択肢の中で何個合っている(間違っている)でしょうかという問題も嫌らしいですね。
ただ、過去問に近い問題が多いので、過去問集を解き続けることが合格の近道と感じました。また、解く際に「出題者は何故この問題を作ったのか?」を考える癖をつけると、勉強の後半楽になっていく実感がありました。
これは第二種電気工事士の時も同じことを思ったんですよね。一見難しそうな計算問題が、電卓を使えない試験の制度上、簡単な三角形の比で求められてしまうというものでした。
試験問題の裏には製作者の意図がありますから、そこを読み解く訓練は続けるようにしていました。そうすると初見の問題や、公式を度忘れした計算問題でもある程度選択肢を絞ることができるようになります。
乙4の試験は”合格すること”が目的なので、テキストを端から端まで覚えるよりも過去問を解き続けて「こんな問題が出るんだな」と認識したり、「何でこの問題は間違えたのかな」と考えることが点数アップの近道と思いました。
試験手数料の値上げを知り、滑り込み受験
テキストを1、2週して試験の全体像がみえてきたあたりで受験の申し込みを考え始めました。何となく公式HPを見ていると試験手数料改訂のお知らせを発見!!
令和6年5月の申請分から試験手数料が以下の通りに変更になるとのこと。
- 丙種:3,700円から4,200円へ
- 乙種1~6類:4,600円から5,300円へ
- 甲種:6,600円から7,200円へ
こちとら10万の予算を切り詰めているので700円の値上げは死活問題。。このお知らせを見つけたのが4月中旬だったので、ギリギリ改定前の料金で申請を出して6月15日に受験が決まりました。
試験会場は東京を希望したので、幡ヶ谷近くの消防試験研究センター内の中央試験センターが指定されました。これは丙種の時と同じですね。
前回と同様、代々木上原駅から降りて徒歩で向かいました。この日前後から急激に気温が上がっていたので、午前中でも暑くてクラクラしました。
試験会場に到着後、まず自分の席を確認してのんびりしていました。丙種の時はギリギリまでテキストを読んでいましたが、無駄と悟ったかあがかなくなりましたね。笑
試験の説明を受けたのち、指定の時間ぴったりで試験が始まりました。
解いていて怪しい問題はあったのですが、丙種の時ほどびっくりすることはなかったかな。公論出版の過去問が試験範囲に対して網羅的でよかったと思います。
試験は途中退席が可能だったので、見直しを3回して会場を後にしました。丙種の時は3科目とも満点でしたが、今回は厳しいかな。でも3科目とも6割は超えるんじゃないかなという手ごたえでした。
結果
東京会場は試験から約2週間後に結果の発表があります。結果は無事に合格でした。
3科目の内訳は、法令(93%:14/15)、物理・化学(100%:10/10)、消化・性質(90%:9/10)だったので、法令と消化・性質がそれぞれ1問間違いだったようです。
試験後に問題用紙が回収されてしまうので、どこを間違えたかが分からないのが残念ですが合格できればとりあえずは問題なしなのでよしとしましょう。
この結果とともに免状を申請するのですが、申請方法は郵送と中央試験センターに直接持ち込み(東京の場合)の2パターンがあります。
今回はクロスカブ110でドライブがてら直接向かうことにしました。ただ、中央試験センターにオートバイを止めることはできないので近くの駐車場を探す必要があります。
調べてみると、幡ヶ谷駅近くの幡ヶ谷南第一自転車等駐車場がオートバイ2時間無料だったのでそこを利用しました。新宿が近い都心ですが、2時間無料の駐輪場が整備されているのはありがたいなと思いましたね。
クロスカブを止めて中央試験センターに向かいます。必要な書類とお金を持っていって窓口で手続きするだけなので、申請自体はすぐに終わりました。
帰り際、幡ヶ谷南第一自転車等駐車場の近くに陸橋があったので、少しの間、電車をボーっと眺めていました。幡ヶ谷は大きな建物が多いですね。電車が先か建物が先か分かりませんが、こんなに密集した場所に器用に電車が走るものだなと不思議な感覚でみていました。
免状の申請からさらに約1か月くらい経過して、自宅に乙4の免状が到着しました。毎度のことですが、免状を手にするとやり遂げた実感が湧いてきます。
これで丙種から進化して乙4の免状持ちになることができました。すぐに使うものでもないですが、丙種よりも実用的な感じがしますね。
残りの乙種1~3、5と6類は消化と性質のみで受験が可能になるので(法令と物理・化学が免除)、今後時間の合間に1つずつこなしていこうかな?と思います。
まとめ
以上、特別定額給付金10万円の使い道(三) 乙種第4類 危険物取扱者の取得でした。
他の資格取得との兼ね合いで、伸ばし伸ばしになっていたのですが無事に乙4を取得することができて良かったです。丙種から乙4にステップアップしたことでより実用的になったと思います。
今回、4つ目の資格を取ったところで、本企画の予算が約25,000円くらいとなりました。上手に進めれば、あと2つくらい取れるかな?
この企画もそろそろ終盤に差し掛かってきました。最後まで油断せずに取り組んでいこうと思います。
●今回かかった費用●
- テキスト代:2,653円(テキスト+過去問)
- 試験料:4,830円(試験料4,600円+払込手数料230円)
- 受験票印刷代:10円(コンビニ)
- 免許交付代:2900円
- 切手代:434円
計 10,827円(+別途 交通費)
●本企画の合計(収益と費用)●
―収益 ※1
- 第二種電気工事士過去問の売却益:510円
―費用
- 日商簿記 3級 計 3,400円
- 第二種電気工事士 計 50,426円
- 危険物取扱者(丙種) 計 8,880円
- +各試験会場への交通費代(上記3個の資格分)
合計 62,696円 ※2(+別途 交通費 ※3)
※1 不要になったテキスト類を売却し,得たお金は本企画の予算に戻します。
※2 総費用-総収益。
※3 交通費は載せていませんが記録はすべて取っています。交通費も含めて10万円を超えたら企画終了です。
最後に本企画はコロナ下で配られた特別定額給付金10万円を元手に行っています。きっかけをくれたことを日本国に感謝しています。ありがとうございました。
クロスカブ本体の改良
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身に着けるもの(ヘルメット、ジャケット、手袋etc…)
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