大型自動二輪免許取得記

大型自動二輪(MT)免許習得記(1)合宿免許の挑戦と出発

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実は2023年の秋頃に大型自動二輪免許取得のために教習所に通っていました。その時の様子を何回かに分けて『大型二輪(MT)免許習得記』として書いていこうと思います。

2020年1月に普通自動二輪(MT)免許を取得し、同年7月にクロスカブ110(JA45)を購入しました。あれから3年が経過して、まさか大型自動二輪(MT)免許を取得しようと考えるとは、私自身が一番驚いています。

今回の新たな試みとして、人生初の合宿免許に挑戦しました。友人たちが口をそろえて楽しいよ!というので、前々から気になっていたのですよね。

1回目の今回は、合宿先に向かう様子を書きつつ、大型二輪免許、そして合宿免許に挑戦しようと思った経緯などを書き記します。

序章:合宿免許の挑戦と出発

旅の始まりは大宮駅から

山形新幹線に乗って村山駅に向かった

時刻は昼過ぎ。JR大宮駅で山形新幹線の到着を待っています。山形新幹線に乗るのは人生で初めてのことで、凄くワクワクした気持ちでホームにいます。

私の人生を思い返すと、新幹線や飛行機に乗ること自体が珍しかったりします。でも、遠出をしないかといえばそうでもなく。自転車で北海道に行ったりもするわけで、単純に縁がなかったのでしょうね。

そんな私が何故、山形新幹線に乗ることになったのかといえば、山形県村山市に大型自動二輪の合宿免許に参加することにしたからです。

山形新幹線の座席は左右とも2席ずつで窓側にはコンセントが付いていた

目的地の村山駅まで2時間50分ほど。座っているだけではありますが、結構な長旅ですね。混んでいたら圧迫感あって嫌だなあと思っていましたがガラガラでした。

座席は通路を挟んで左右とも二席ずつで、窓際は充電用のコンセントがありました。せっかくなので意味もなく充電してみます。笑

さて、今回なぜ大型二輪免許の合宿に行こうかと思ったのかですが、環境を変えつつ新しい挑戦がしたかったことが主な理由です。

昨年、2022年夏ごろ、クロスカブで北海道に行ったのですが、その直後から大きく調子を崩していていました。普段通り生活をしつつも、笑えない病気をいくつかして気分も沈んでいました。そんななか、2023年に入り少しずつ復調の兆しがみえてきました。

山形新幹線から見た景色は田んぼや森など自然の風景が多かった

調子を崩した頃から今に至るまでを思い出しながら、風景をぼんやりと眺めます。

田んぼや畑、森など自然の景色が多くて自分には合っている感じでした。代り映えのない景色が続いて、どこか時間の経過がゆっくりに感じます。

最近の復調の理由の1つに、本ブログで挑戦中の特別定額給付金10万円の使い道という企画の存在があるように思えます。自発的な行動が自分の中に良い流れを運んできました。

特に第二種電気工事士の取得が大きな自信となりました。試験の”難易度”よりも、構想から取得まで約1年という”期間”の負荷を耐えきったことが良かったようです。

そしてその免状の申請を2023年8月末に行ったのですが、最短の到着は10月中旬といわれました。免状到着までの約1か月半の余暇の間に、もう1つ何か出来ないかなと考え、今回の合宿免許を決行した次第です。ちなみに合宿免許は企画外なので自費ですよ。笑

こんな経緯なので、別に大型二輪免許でなくてもよかったのが正直なところです。ただ、大型二輪は最短6日程度で取得できること、110ccとはいえ普段オートバイ(クロスカブ)に乗る身なので、何か新たな気づきがあればいいなと思い、大型二輪免許を選びました。

山形県上山市にあるスカイタワー41を発見した

上山あたりまで来たところでスカイタワー41を見つけました。風景に似合わないタワマンがある噂は知っていましたが、実際に見ると異質な光景…。

こんなところにタワマンなんて立てて、需要あるのかなと思うのですが、雪かきしなくていい、光熱費が節約できるなどで人気物件だそうで。…分からないものです。

そういえば、今回の山形行きの理由ですが、これもまた適当極まりなく、今までの人生で行ったことのないところへ行きたかったからです。

候補として東北か山陰地方、九州あたりを考えたのですが、ふと「山形行ってみたいな」と思ったので自分の直感を信じました。

山形の自動車教習所を調べているといくつか候補が出てきたのですが、どうせ行くなら何も無さそうなところ(ごめんなさい)で自分を試したいと思い、最終的にマツキドライビングスクール村山校に決めました。

温泉が付いた宿舎と3食のご飯、そして交通費も補助が出るとのことで、もう何というか願ったり叶ったりな超好条件でした。

山形新幹線の座席はリクライニングだけでなく座面も動かせた

山形駅に着くとほとんどの人が降りました。私の目指す村山駅はそこからもう少し先です。

そろそろ村山に着こうかという時に、自分の座席が頭だけでなくて座面も動かせることに気がつきました。動かしてみたらかなり快適でショック…。

何だか損した気分ですが、何はともあれ、もう1時間もしない間に村山駅に到着します。

今回、合宿免許挑戦の思い立ちから行動までの素早さを自分の中で評価しています。直近の1年間は調子を崩してばかりで守りに徹していた生活でしたからね。後先考えないで勢いで動く感じは本当に久々です。

人生いろいろあるけれど、前向いて進めば楽しいこときっとあるよ、自分。そんなことを言い聞かせた頃、村山駅に到着しました。

合宿の地、村山駅に到着

JR村山駅(山形県)に到着した

村山駅に到着しました。時刻は17時過ぎであたりは暗くなり始めていました。座っているだけとはいえ、3時間近い移動はなかなかしんどかった…。

山形までクロスカブで来る選択肢もあったのですが、知らない土地を身一つでやりきってやろうという思いがあったので、今回は置いてきました。

では早速教習生活開始…といきたいところですが、教習所から指定された集合時刻は翌日昼の12時10分です。実は今回、前乗りしています。

今回、初めて山形(村山)にきた良い機会だったので、時間を作ってのんびり歩いてみようかなと考えました。

村山駅横にある村山西口ホテルに前泊した

そんな訳もあって、到着初日は村山駅の真横にある村山西口ホテルに前泊しました。駅近なので明日の集合も楽々です。

このホテルは大浴場があるのが嬉しいところ。私は大きなお風呂が大好きなので、宿泊する際は少し高くても大浴場を備える旅館やホテルを選ぶことが多いです。

村山西口ホテルのシングルルームに宿泊した

予約した部屋はシングルで、中に入ると一般的なタイプのものでした。ただ、コンセントの位置が微妙だったので、延長コードを持ってくればよかったなと少し後悔。

延長コードの類は自転車やオートバイ旅では必ず所持しているのですが、今回はすべて宿泊先が決まっていたので、大丈夫だろうと置いてきてきてしまったんですよね。

村山西口ホテルで加湿器を借りた

そういえば、加湿器が無料貸し出しサービスとしてあったので借りてみました。ホテルによってはサービスとしてあることは知っていたのですが、実際に経験するのは初めてです。

ホテルの中はわりと乾燥しますから、これは嬉しいですね。部屋に持ち帰って早速起動…と思いきや使い方がよく分からない。汗

水入れてスイッチ入れるだけだろと思っていたのですが、細かいところを検索する羽目になりました。思わぬところで良い勉強となりました。

村山駅周辺を散歩した

さて、せっかく前乗りしたので、今日はのんびり美味しいものでも食べよう!ってことで町に繰り出しました。ホテルの人にガイドを貰って、いくつか目星をつけたのですが、実際に向かうとどこも閉まっていました。涙

いや、言葉は悪いのですが、村山駅に降りた時からどこか閑散としてる感じはして、お店とか開いてるのかな…とは思ったんですよね。しかし、ここまできて魚民はなあ…。笑

これにくわえて、途中から雨が降ってきたんですよ。まだ10月の頭ですが、東北は結構冷えます。もう踏んだり蹴ったりで、暗い夜道をとぼとぼと歩きました。

西口の郊外から線路を挟んで東口の方へ進み、最終的に駅の近くまで戻ってくると、開いているお店があったので何も考えずエイや!と入りました。

村山駅近くのご飯屋で食事をした

中には常連と思われるお客さんと、店主の方。方言が飛び交っていて直感で地元スペシャルのお店だと察しましたが、もう疲れたので後は野となれ山となれ。

ご飯のメニューを貰って、お刺身定食にしました。これがすごく美味しかった。方言は分からなくても、ご飯が美味しいのは分かります。

美味しいお店に辿りつけて良かったですよ。このお店を見つけるまでもしかして今晩コンビニ弁当かも…って過っていましたからね。コンビニ弁当も美味しいですが、これじゃあ普段の自転車旅と変わらないじゃん!(笑)って気持ちもありまして。

お会計をして、帰りにお酒とつまみを買ってホテルに帰りました。ホテルの大浴場を堪能しつつ、部屋でお酒を飲んで就寝しました。

合宿免許なんて初めての経験、明日からどんな生活になるんだろうなあ。

まとめ

以上、大型自動二輪(MT)免許習得記(1)合宿免許に出発でした。

今回の経緯は本文に書いた通りなのですが、前向きに行動を続けているとあるときグっ!と加速して動き出す瞬間があるように思います。

北海道の海岸線を自転車で回ったあの時から大事にしている感覚です。現地の美味しいものを食べようという気持ちもその時学びました。

人生というのは色々とありますが、少しずつ良い方向に向かっているような気はしています。それとまた何かしようという気持ちになれたことを素直に喜びたいですね。

さて、明日からが本番です。まずは集合時間に遅れないこと、そして入校手続きと教習、合宿の宿泊所に向かうことなど盛り沢山ではありますが1つずつ確実にこなしていきたいと思います。

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