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【北海道一周 道央編4】足のけが、しばしの休養【大樹町周辺】

北海道4日目アイキャッチ

『北海道海岸線一周(6) 道央編4 -足のけが、しばしの休養-』

ー前回までのあらすじ(前回は【道央編3】霧のえりも岬、恐怖の黄金道路【えりも→大樹】

えりも町までやってきた3人。

その日は雨に見舞われ、出発するか否かで意見が割れます。

話し合いの結果、私と道の駅スタンプラリーの方は出発することになり、オーストラリア人の旅人とはここでお別れ。海岸線を行くとのことなのでまた会えたら。

えりも岬は雨と霧の影響もあり幻想的な雰囲気をかもしていました。

その後、北上を開始し5kmクラスのトンネルを含む黄金道路と呼ばれる一帯を無事に攻略。

北上の途中、地元の方に声をかけられ「よかったら泊りにおいで」というありがたいお言葉に甘え、海岸線を反れやや内陸の大樹町を目指したのでした――。

北海道3日目夜…無事家に辿りついた

北海道3日目 (積算距離:260.41km) / 全行程5日目(388.44km)

何とか教えてもらった住所に到着しました。

しかし、もう体の冷えが限界でした。1日中雨にうたれていたので寒くて寒くて。笑おうとしても顔の筋肉が動かず引きつる始末。

家の中に入れてもらって、少しだけ体が解凍されていく感じがしました。

北海道は夏でもストーブが稼働する

夏ですがストーブが置いてあってその日も炊いてくれました。

寒い寒い言っていた私の感覚もあながちおおげさではないでしょう?

 

途中にあったスーパーで夕食を買っていたのですが、「ジンギスカン食べさせてあげたくて買ってきたぞーー」と、とても嬉しいご提案がありました。優しい。。

少しずつ体が動けるようになってきたので、みんなで野菜を切ったりして準備を始めます。

そんなこんなしているうちに近所の方が何人もいらっしゃって宴会状態に。

ジンギスカンを頂く

ジンギスカンって美味しいですねえ。

子供の頃に北海道旅行で一度だけ食べたことがあるのですが、当時の味はまったく覚えておらず、ほぼほぼ初めましての状態でした。

文章で食感とか表すの難しいな。。美味しいものは美味しいということで写真で感じてもらえないでしょうか(^^;)

それともう少し食べ物について根本的な話をすると、暖かい食べ物を食べるありがたみを生まれてはじめて知った気がします。体で覚えました。

ヒトは恒温動物で、一度体温を下げるとその回復は遅いと頭では分かっていたつもりですが、これほどしんどいとは思ってもみませんでした。

今後の旅において、体を冷やすことはご法度ですね。基本は一人旅ですから気をつけたいと思います。

さて、食事中に風呂あるから入りなーと言ってくれました。食べ物を食べても体の冷えが抜けなかったので先に入れさせてもらうことにしました。

しかし、風呂が見当たらない…?

場所を聞くと「外に五右衛門風呂があるぞー!」と

生まれてはじめて五右衛門風呂に入ったのですが、遠赤外線効果で体が冷めにくいというのが素晴らしいですね。勝手が分からず苦戦しましたが。笑

部屋に戻ると宴会の続きです。話は尽きなかったのですがそのなかで

「何日かいたら?」

そんな言葉をかけて頂いたことが嬉しかったです。

4日目…まさかの

北海道4日目 (積算距離:260.41km) / 全行程6日目(388.44km)

朝起きてみると天気は回復していました。しかし…。

右ひざを痛めた

朝起きてみると右ひざに違和感が…。

今思い返すと北海道1日目~2日目に道央を南下した際に無理をしすぎたかなと思います。

道中、大荷物を載せて慣れない道を走りました。1日目は初っ端から130km、次の日も雨のなかで90km。想像以上に体に堪えたのでしょう。

それと人と一緒に走るということは力をもらえるのですが、それと同時に自分のリズムを作りきれないことも理解しないといけない点でした。

走行ペースの調整や休憩のタイミングは人と走っているとなかなか難しいものです。

私自身元々ひざが故障しやすい自覚はあったのですが、早々にやらかしてしまった感があります。状態としては足のしびれが酷くて自転車に乗ることが辛い状況です。

サーファーの方に相談をしたら「いいよー休んでいきなー」と言って下さったので甘えることに。。

スタンプラリーの方と別れ

私は体を休めるために停滞となりましたが、行きのフェリーで出会ったスタンプラリーの方は長い長い道の駅スタンプラリーの旅に出られます。

「またどこかで会えますかね~。あーでも自分は内陸も行くし、北海道広いからなあー」

事実上、ここでお別れでしょう。少し雑談をしつつお見送りをしました。

自転車旅に慣れている方(実は自転車で日本一周を達成されています)だったので、私に自転車旅の基本をたくさん教えて下さいました。本当に感謝しています。

やることがなくなってしまった

さて、自転車に乗れないので休む以外にやることがありません。

するとサーファーの方が寄ってきて…。

「海岸線しか走らないって言ってたよな。じゃあ車貸してやるから内陸見てこいよ」

 

…30分後、私は車に乗って帯広を目指していました(^^;)

北海道の車道はのどかで走りやすい

本当にありがたい話です。

北海道で自動車に乗るとは思ってもいませんでした。地理がよく分かりませんが、近くの大きな街は帯広だと聞かされていたので、ナビを頼りに向かうことにしました。

周り一面、畑が広がっているのどかな景色を進みます。途中、トラクターに遭遇しました。道路でトラクターを抜く経験がなかったので、タイミングをはかることが難しかったです。

途中、高速道路(帯広広尾自動車道)があるのですが、忠類大樹ICから芽室帯広ICまでの区間が、なんと驚きの無料区間ということで利用してみることに。ありがたや。

正確に計測しているわけではないですが、全部で60㎞くらいでしょうか。車だと60kmは一瞬ですね。笑

帯広に到着して街をくるくる回っていたのですが、関東でも見慣れた栄えた街って感じでした。観光はいいかな?と思い、コンビニで休憩してすぐに引き返しました。

帰り道も帯広広尾自動車道を利用したのですが、夕暮れどきだったこともあって景色が綺麗でしたね。

下りるICを間違えた

うろ覚えなのですが、1つか2つ手前の中札内ICで降りた気がします。行きに乗ったICの名前を覚えていなくて、降りた後しばらく走ってICを間違えたと気がつきました。

既に日は落ち、傾斜のある細い道を進むのですが知らない道なのでやたら怖い。

ついでに霧がたちこめてきて、えりも岬の恐怖再び…。

対向車はほとんど見当たらないので、ハイビームで先を確認しながら進んでいたのですが、全然見えない。車の中にいるのでクマにこそ襲われませんが、道がとにかく見えにくくて怖かったですね。

夜道はまっくら

こんな暗さでした。ナビで示す方向に進んでも永遠とこの風景ですし、周りの畑の作物の上に霧が立ち込めてこちらに迫ってくるし不安を煽られます。

それでもなんとか無事に帰宅しました。霧は怖いですね。

お仲間の方と飲まれていた

車をしまって家に戻ると、サーファー仲間の方で飲み会をされていました。私も風呂などを済ませて混ぜてもらうことに。

サーフィンしている人の体つきって大きくてたくましいなあって感じます。

たくましい体の人がサーフィンをしているのか、サーフィンをしていてたくましくなったのか分かりませんが、がっちりした体つきはちょっと憧れますね。

自分も北海道一周が終わる頃に少しでもたくましくなっていたらいいななんて思いながらお酒を頂くのでした。

北海道4日目 0km走行(積算距離:260.41km) / 全行程6日目(388.44km)

5日目…自転車の修理をする

北海道5日目 (積算距離:260.41km) / 全行程7日目(388.44km)

痛みがひかない

5日目になりました。右ひざはなかなか改善の兆しがみえません。

履くタイプの簡易的なサポーターは所持していたのですが、締め付けが緩めでがっちり固定されず痛みの緩和にはあまり効果があるような感じがしませんでした。

この日も自転車の走行が辛かったのでお休みとなりました。そこで道央を進むときに気になっていた自転車のシフター周りの不調箇所を修理をすることに。

自転車の調子をゆっくり見られるのは、関東の自宅を出てからはじめてのことです。それまでは前に進むことに必死で余裕がなかったんですよね。

自転車の修理に精を出す

修理はリアディレイラーとフロントディレイラーの調整を行いました。

リアディレイラーはアジャスターを回すことで簡単に直ったのですが、フロント3段がややこしいですね。

そもそも私の自転車(プレシジョントレッキング)は元々シングルギア構成でした。そこにやれフロントギア多段化だ、やれドロップハンドルだ、STIレバーだとめちゃくちゃやっています。

こういう改良の副産物的なものとして動きがもさもさしている可能性もあるのですよね。

細かい部品を付ければ付けるほど、原因の特定が面倒になります。

こうやって慣れない環境で自転車を触っていると、つくづく旅用自転車はシンプルかつ破損部品が入手しやすいことが一番だなって思います。

フロントディレイラーの可動域を再調整してケーブルを張り直したら、それっぽくはなったのでとりあえずOKとしました。

ここまでの旅路でインナーとミドルにチェーンがかかれば旅に支障はなかったので、今後も不調が出るようならばアウターは捨ててしまおうと思いました。

北海道ののどかな風景

家の周りで試走をしてみます。のどかで良いところですねえ。永遠とこの風景が続くんですよ。

キキョウの花

道の途中にキキョウが咲いていました。背が高いので切り花用でしょうか。

キキョウ合弁花6枚   キキョウ”ダブル”

花弁5枚咲きが基本なのに対して”6枚”だったり”ダブル”だったりいろんなタイプが混じっていて興味深かったです。

また飲み会に混ぜてもらった

夜、また飲み会に混ぜてもらいました。サーファー仲間の方が主なようで出会った人全員に

「お前とりあえずサーフィンやれよ、人生変わるぞ!!」

って勧められたのが強く印象に残っています。これだけ楽しそうに話されると興味持っちゃいますよね。

バーベキューをご馳走になる

お店を経営されているという方が美味しいお肉を食べさせてくれたのですが、柔らかさ、味、今まで食べたことのない衝撃的な美味しさでした。ありがとうございます。

何かに精通しているって憧れます。

北海道5日目 9.55km走行(積算距離:269.96km) / 全行程7日目(397.99km)

6日目…最後の休息

北海道6日目 (積算距離:269.96km) / 全行程8日目(397.99km)

多少痛みが引いてきた。

少しずつ足が良くなっているかな、という感じがします。大事をとって今日1日休んで明日出発することになりました。

その日は家の掃除の手伝いなどをしました。夕方から五右衛門風呂のたき方を教わったのですが、薪に火をつけるのが難しくて苦戦。

五右衛門風呂の火

何とか着火。火を見ていると落ち着きませんか?しばらく眺めていました。

この後、火と水の加減を間違えて強烈な熱湯風呂を作り上げてしまうという。汗

ちなみに最後の日はサーファーの方と二人でした。

実はこの方、若いころに世界中を自転車で回っていた過去があります。私の自転車を細かいところまでみて下さいました。着眼点が鋭くて驚かされます。

私の自転車(プレトレ)のことをよく出来ていると褒めて下さったことが嬉しくて今でも忘れません。プレトレも報われました。

まさかの改良

自転車のことで嬉しい話があります。

以前、STIレバーを取り付けるためにカゴの一部を切ったのですが、切り口が少し甘くてとげとげしていました。レジ袋をひっかけると破れます。

プレトレのカゴを切る

それを見るやいなや工具を持ち出して綺麗に切断して下さいました。やすりがけもしっかりとしたので、レジ袋などがひっかかることはなくなりそうです。

 

最後の夜は静かに過ぎる

最後の夜です。この日、私ははじめて私自身のこと、自転車のことをサーファーの方にいろいろと話したのでした。

世界自転車旅の話も話してもらったのですが、刺激が強い話でした。自分はなんて小さい世界で生きてきたのだろうと思い知らされますね。

次の日朝会えるか分からなかったので、お世話になったお礼をいって就寝しました。

まとめ

北海道4-6日目終了

北海道6日目 0km走行(積算距離:269.96km) / 全行程8日目(397.99km)

今回は足の怪我もあり、沈没話が中心でした。

しかし、非常に密度の濃く有意義な数日間だったと思います。今回のサーファーの方との出会いは自分の人生観を大きく変えるきっかけとなったことは間違いありません。

私は勢いで家を飛び出して、何となく北海道に降り立ち海岸線を走りだしていた状況でしたが、何がなんでも海岸線一周してやるという気持ちになりました。

人は成功体験を積み重ねていくことでしか、大きなことを成すことはできません。

北海道の海岸線を一周して苫小牧港に帰ってくる。

これだけは自分の心に誓ったのでした。

非日常の世界へ…