サイクリング

【北海道一周 道北編9】トンネルを抜ければ広大な石狩平野【留萌→石狩】

北海道26日目終了

『北海道海岸線一周(26) 道北編9 -トンネルを抜ければ広大な石狩平野-』

ー前回までのあらすじ(前回は【道北編8】ああ、黄金岬は美しく夕日に染まって【留萌】

「今日は天気がいいから磯遊びでもしよう」

とうとう前に進むことを放棄して磯遊びを始める一行。気がつけば夕方。笑いの絶えない楽しく充実一日――。

26日目…石狩へ向かう

ここでお別れ

起床、朝食とともに残念なお知らせが1つ。

私は海岸線、スタンプラリーの方と日本縦断の方は内陸寄り。今日で彼らとはお別れです。

思えばクッチャロ湖からここまでほとんどずっと一緒でした。楽しかったなあ。

個人的に彼らとの出会い・共にした行動には少し思うところがあって、1人で走り続ける孤独感を強く感じたからこそ、複数人でいる楽しさのありがたみも分かったのだと思います。

だから気持ちを新たに再度孤独に耐える環境に身を置いてみようと思いました。きっと違ったものがみえてくることでしょう。

そんなわけでお二方にお別れをします。今までありがとうございましたー!

増毛

昨日カレーを食べに行った増毛手前までは、まったく同じ道を進みます。カレー屋(喫茶POLKU)を通過して少しいったところに増毛の町がありました。

増毛小学校

開校133年の看板が立っていました。見るからに歴史がありそうな建物ですね。

現在は改修中なのか、あちらこちらで工事をしているようでした。

増毛から見えた日本海

増毛の町から見た日本海です。

深さによって青の色が変わるのがなんとも美しいです。ちゃんとしたカメラ持っていたら…と思いますが、無いものは仕方ないですね(^^;)

国道231号線

国道231号線をひたすら進みます。

写真の通りで、海岸線の横を走るイメージになります。天気が良かったのでのんびり走ることができました。

 

ところで国道231号線はトンネルが非常に多いです。

大小様々ですが、浜益トンネル(4.2km)と新送毛トンネル(約3km)はクレイジーな長さなので、車にひかれないように注意して走行します。

白銀の滝

途中、国道231号線の横に白銀の滝と呼ばれる滝がありました。

手前の自転車と比べても分かる通りで、結構大きな滝です。天気が良かったこともあって光り輝いていましたね。

人もほとんどいないのでゆっくりと見ることができました。

白銀の滝-まむしに注意

が、しかし…まむしが出るらしいのでご注意下さい。

この看板見た30秒後にはそっと自転車に乗って白銀の滝をあとにしました。

 

白銀の滝をあとにすると浜益トンネルが現れます。次から次へと…(T-T)

送毛峠 or 新送毛トンネル

南下を続けると、送毛峠か新送毛トンネルを選択することになります。海岸線ルール的には送毛峠なのですが、ツーリングマップル 北海道によると1.3㎞ほどダート道があるとのことで回避することにしました。

山奥で無理して自転車壊しては先が思いやられますからね…(^^;)

新送毛トンネル

そんなわけでやってきました約3kmの新送毛トンネル。うまくいえませんが、同レベル帯のAコースを回避してBコースにきただけというか…。ちなみに私はトンネルが一番嫌いです。

新送毛トンネル-内部

中に休憩ポイントがあったので写真を撮ってみました。

まあ…側道が多少用意されているだけマシですかね。自転車通す気なんて微塵も感じさせない鬼のようなトンネルもありますからね。汗

厚田付近

厚田付近まで南下するとトンネル地獄から解放されます。続いて始まるのは逆光地獄です。笑

日の光と海の照り返しのダブルパンチで襲われるので、海岸線を走るときはサングラス所持していた方がいいですよ!

サングラスアイキャッチ
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正利冠川を渡り右折

正利冠川という川を越えたところで231号線とは別に海岸線に向かう道を発見したのでそちらに反れます。たぶん名前のない道です。

日の照り返し-モーセの十戒

名もなき道の坂道をのぼり終えると…、こ、これはモーセの十戒…?汗

名もなき道から石狩平野へ

石狩付近の海岸線ルート-01

名もなき道はこんな道、トンボが飛び交いすっかり秋模様です。北海道に上陸したときは初夏だったのになあ…。

奥の方は緩急のない平地が続いています。見えますか??

石狩付近の海岸線ルート-02

ほら、近づいてみると分かりやすいでしょう。この名もなき道路からは、これから走る石狩の台地の端っこが一望できます。この道選んで正解だったなあ。

山とか丘がなくなってぶわーっと平べったい大地が姿を現したときは、「こりゃすげーな…」って言ってしまいました。

平地に降り、しばらく進むと231号線に合流できます。そのまま石狩川を渡ると石狩の町に辿りつきます。

ライダーハウスKAZE

石狩の町の端っこ、海水浴場の近くにライダーハウスKAZEがあります。先着順で料金は無料というありがたい施設です。

建物は2棟ありますが、女性がいる場合はピンクの建物が女性優先になるようです。

この日は夏も過ぎていたせいか私とバイク乗りの方2人だけでした。とても面白い方で終始会話が弾みます。

ライダーハウスKAZE-内観01

内観はこんな感じです。

荷物を寄せると3,4人くらい泊まれるかな…?この日は誰も来ないので2人で大きく使ってしまいましたが。笑

ライダーハウスKAZE-内観02

コンセントも備え付けられています。本当にありがたいですね。

見ての通りコンセントは2つでやや上部にあるので、テーブルタップを所持していると取り合いになりませんし好きなところで充電できますね。

自転車旅の充電事情アイキャッチ画像
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石狩-はまなすの丘公園付近の夕日

ライダーハウスKAZEの近くにはまなすの丘公園という場所があります。

海岸線なぞってるし、せっかくだから行ってみるか―と荷物を解いて向かいますとちょうど夕暮れ時、砂浜で座っていると綺麗な夕日がみられました。

日本海側の夕日はどこで見ても美しいですね~。

石狩温泉番屋の湯

お風呂はライダーハウスKAZEの近くに石狩温泉番屋の湯があります。バイク乗りの方に教えてもらいました。

料金は大人650円,シルバー(65歳以上)600円,子供(4~12歳)350円です。

お風呂、休憩スペースともに広いことと、営業時間が24時までやっているので、長時間ダラダラしていることができます。温泉施設で時間を潰すことができるようになったのは大きな成長です。笑

>>石狩温泉番屋の湯(*1)

26日目まとめ

北海道26日目終了

北海道26日目 120.14km走行(積算距離:1824.48km) / 全行程28日目(1952.52km)

石狩まで到達しました。久々に1人で走りました。

そういえば3人で走ったり遊んでいる間に痛めたひざも復調したようです。気付けば120㎞も走ることができました。筋力も上がっているんでしょうね。

国道231号線はトンネルや山道が多くて大変でした。でもそういう道の日の方がアドレナリンが出るのか、結構な距離を記録している気がします。笑

石狩まできたので道北編完結です~。次回よりラスト道南編!!

続きは【道南編1】小樽の街を完全スルーする失態【石狩→余市】

参考にしたサイトや文献

*1 石狩温泉番屋の湯 | 石狩温泉番屋の湯

 

 

いざ、非日常の世界へ…
北海道自転車の旅~海岸線一周3000km物語~

>>北海道自転車の旅 ~海岸線一周3000km物語~<<

元値25,000円ほどの街乗り自転車(プレシジョントレッキング)とともに北海道へ。ただ道路の果てを知りたくて、ひたすら海岸線を進み続けた日々のお話。

プレシジョントレッキング(プレトレ)の改良遍歴
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